海外旅行の懐かしい思い出



 小生の海外旅行は、全てツアーに参加するという形をとっています。
 個人旅行をしたいのであるが、一番のネックは外国語が話せないことです。
 これまでの経験で、「あぁ、英語が話せたらな!」と何度思ったことでしょう。
 ツアー旅行でも自由時間があり、パリやウィーンで地下鉄、バスなどに乗っ
目的地に行ったりしたことがあるのですが、色々ありました。
 まず、パリでのセーヌ川クルーズでのこと。
 クルーズが終わったら歩いてホテルに帰るということになっていました。
 初めてのパリであり、夜でしたから多少の不安はあったのですが、セーヌ川沿いにエッヘル塔を目印にして歩いてくればホテルに着くという添乗員さんの説明でした。
 しかし、駄目な夫婦で、エッヘル塔が見えてきたらそちらに引っ張られるようにセーヌ川沿いの道から外れてしまったのです。
 そして、元に戻ろうとしたのですが、土地勘がないものですから自分たちがどこにいるのか見当もつきません。
 近くの人に聞けばよいのですが、何しろ言葉が通じません。
 パリでは英語もあまり通じないようですが、人間、あわてると地が出るというか、気が焦って冷静に対処できないのです。
 最後は開き直って道路を適当に歩いていましたら、幸いにツアーメンバーの方にお会いして、地下鉄に乗って無事、ホテルに帰ることができたのですが、もう少しで迷い子になるところでした。
 

<写真:オルセー美術館>

 でも、女性はいざとなると度胸がありますね。
 ホームページでも紹介しましたが、二度の目のパリでオルセー美術館に地下鉄で行ったときのことです。
 事前に乗換駅や下車駅、地下鉄の行き先などを十分調べて出発したのです。
 しかし、駅の名前は忘れましたが、乗換駅でハプニングが待っていました。
 どうしても、自分たちが行きたい路線のホームが見つからないのです。
 やっと見つけて、ホームへ出てみると、地下鉄の電車というより遠方へ行く列車という感じです。
 さぁーて、どうするか?ホームには男女の駅員がいたと思いますが、ここでも言葉が通じません。
 仕方なく、この駅で降りて歩いてオルセー美術館にいくことにしましたが、もし、あの列車に乗ったらどこに連れていかれたのでしょう?
 この話と女性の度胸と何の関係があるのか?と思われるでしょうが、度胸の話はこの後にあるのです。
 駅の出口を探すのも大変でしたが、地下から緩やかな坂になって明かりが差している出口を見つけて、道なりに歩いたのです。
 そして、方向が分からず、地図を出して確認したりして歩いたのですが、遠方にコンコルド広場のような景色が見えてきました。
 そこからセーヌ川沿いの道路に曲がってまっすぐ行けば目的地のオルセー美術館に着くはずです。
 女性の度胸は、ここで発揮されたのです。
 なんと、我が愛妻は、バス停留所のいすに腰掛けているパリの女性に道を尋ねているのです。
 たいしたことではない!そうかもしれませんが、家内の性格を知っている小生にとっては、一寸した驚きだったのです。
 パリジェンヌの返事ですか?片言の英語で質問したと思いますが、「この道路沿いで良い」というような返事があったそうです。
 小生などは、JTBさん指定の二階がオープンになっている赤いバスに乗ったときに風で帽子が後ろに飛んで、それをキャッチしてくれた白人女性に「メルシー」というくらいが精一杯でした。




<写真:ハワイ、オワフ島>

 さて、次はハワイのオワフ島でのことです。
 ハワイには、亡き母の希望で行ったのですが、ほとんどが自由行動でした。
 オプショナルツアーにも参加しましたが、3人で買い物や食事などをする時間が多く、ここでも片言の英語で何とか用事を済ませていました。
 まず、入国審査で面白いことがありました。ハワイは、入国審査を家族単位で行っていましたが、私たちは、足が不自由な母がいるため最後になってしまいました。その時の入国審査官とのやりとりが忘れられません。
 入国目的は「観光ですか?」と日本語で聞くのです。
 その時の小生の答えが「サイト・シーイング」と思わず出てしまったものですから大笑いしてしまいました。アメリカ人が日本語で質問して、答える日本人の小生が英語ですから、そのおかしさと言ったら・・・
 入国してからは二階部分がオープンになっていたバスだと思うのですが、それに乗ってワイキキやアラモナ?のショッピングセンターに行ったり来たりしたのです。
 ハワイは、時差がきついことから年寄りには身体がきついと思いますが、それでもハワイ独特の雰囲気をニコニコしながら満喫したものでした。
 ワイキキ浜辺は、水着を着た男女が寝そべっている写真で見たとおりの光景が広がっており、私たちは、その光景を木陰があるベンチで眺めておりました。
 その時に、私たちの脇に白人の中年女性二人が座って何か一生懸命に喋っていますが、どうやら英語ではなくドイツ語のようでした。
 その意味が理解できたら、どんなに面白いのに!と思ったものです。
 そして、私たちがびっくりする出来事が待っていました。
 それは、ハワイを楽しんだバスが通っている道路の歩道でのことでした。
 アメリカの老夫婦と思われる二人が反対側から歩いてきます。
 私たちは、3人で手をつないで歩いていました。
 そして、近づいてきたと思ったら、老夫婦が声をかけてきたのです。「ユアーマザー」か?と聞くのです。
 勿論、答えは「イエス」ですが、5人で歩道に輪になって話したことと、老夫婦の驚いたような、そして、寂しそうな眼差しが忘れられません。
 その時間は、ほんの一瞬だったかもしれませんが、小生には、5人の心が静かに交わって得も言われぬ「至福の時」だったように感じられました。
 人種、言葉、文化など生きてきた環境が大きく違うのに、心で感じることができたのですから驚きと言うほかありません。
 
 でも、言葉が分かれば、相手が何を言いたいのか理解できてもっと楽しいはずです。
 小さなモールという感じの2階にあった洋服屋さんでは、香港からきたという女性経営者と一寸したジョークを交えながら、楽しい英会話を楽しんだり、母から「買った木彫りの人形を別のものに取り換えてきて!」と言われて、頭の中で日本語を英語に訳しながら交渉して交換できたことなど、片言の英会話しかできなくとも、なんとかなったのですが・・・
 



<写真:ローマ>

 その次のエピソードは、イタリアでした。場所は、忘れてしまいましたが、休憩のためにホテルの喫茶店(レストラン?)でコーヒーを飲んでいました。
 ツァーのメンバー全員がいたと思いますが、周りは白人の外国人が目立ちました。
 それぞれ談笑していたのですが、勿論、何を行っているのか理解できませんでした。
 その中で、やけに小生と目が合う紳士がいましたが、次の予定の時間がきましたので、椅子から立ち上がったときです。
 何が起こったと思いますか?
 かの紳士が小生に「英語が話せるか?」と怒ったような表情で早口に尋ねるのです。
 その部分だけは分かったのですが、それ以外は何を行っているのか分かりません。
 仕方なく添乗員さんに来てもらい、話を聞いたのですが、その内容が驚きでした。
 要約すれば「どうしてこの人は婦人にコートを着せてやらないのか?」ということだそうです。
 文化の違いに驚きましたが、日本では、逆に夫がサービスを受けている場合が多いのではないでしょうか?
 でも、英語ができなくて良かったと思います。
 どんなふうに説明して良いのか日本語で考えても難しいと思うからです。




<写真:ライン川クルーズ>
 
 次は、ドイツ、ライン下りの船の中の出来事です。
 その内容は、すでにブログで紹介しましたが、簡単におさらいをしますと、次のようなことがありました。
 小生は、サングラスをかけて船の中を右に左に、また、前後左右に歩き回っていたと思います。
 それは、両側に広がる中世の建物の荘厳さや自然景観の美しさに感動していたからですが、その時、突然、小生に英語で質問してきた中年の白人女性がいました。
 何を聞かれたかと言いますと、「夫を捜しているが見つからない、ユーは知らないか?」というような内容でした。
 勿論、知っているはずはないので、たぶん「アイ・ドント・ノー」と答えたと思います。
 でも、東洋人に変な質問する外人ですね。
 皆さんには、おまえの理解が間違っているのだ!といわれそうですね。
 ちゃんとした英会話ができれば、なぜ小生に尋ねるのか、また、旦那の年齢や顔かたち、身長などを聞くことができたのだと思います。
 




 次は、韓国です。
 韓国には何度か行っていますが、それは、2回目のソウル訪問の時に起きたことだったでしょうか?免税店に案内されたのですが、前回にも同じ店に来たことを思い出しましたので、小生は、建物の外へ出てタバコを吸っていました。
 通りの向こうには、薬屋があり、前回、来たときにはそこの店員が盛んに小生を手招きしていたことを思い出して感慨に浸っていました

 <写真:韓国チャングムの撮影所>
 
 道路のどこかに腰をかけていたと思うのですが、突然、後ろから大きな声で声をかけてきた女性が現れたのです。
 そして、小生と顔があった瞬間、狼狽したように何かいいながら足早に去っていきました。
 たぶん、女性の知っている男性と間違ったのだと思いますが、何がなんだかわからない小生は、ただただ「唖然」としたものでした。
 最近、韓流ブームが下火になっているように感じられますが、それでもBS放送では毎日のように韓国ドラマを流していますので、根強い人気があるのだと思います。
 小生が知っている韓国語ですか?
 「アンニョンハセヨ(こんにちは)」「カムサハムニダ(ありがとう)」ぐらいですね。
最近は、毎日、かみさんにイ・サンなどの韓流ドラマや日本文化との関係を特集したNHKの番組などを見せられて少々、困惑しています。
でも、きっと、単なる流行ではなく、韓国の家庭生活や王朝歴史を扱った番組が多く、しかも、韓国の人々のまじめさが日本のファンを増やしているように思います。
その意味で、相互理解を深める時代に入っているだと感じています。





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