花のベネルクス物語15日間の旅行記
 <2012. 4.11(水)~ 4.25(水) (株)ユーラシア旅行社>

          ~4月14日(土)旅行4日目  くもり後晴れ~ 





                                 No.7

 今日は4月14日、旅行4日目でこちらの時間に慣れてきました。
 本日の予定は、朝食後、ブリュッセル郊外の
「ブルーベルの森(ハルの森)」を見て、その後、学校の歴史(世界史)で名前だけは聞いたことがある「ワーテルローの古戦場」に行き、午後からグラン・プラスや小便小僧の像などを見学する「ブリュッセル市内観光」です。
 「あれも!これも!」見たい小生には、誠に有り難い日程になっていますが、年を取ると「ゆっくり」の方が良いなどと思うかも知れませんね。

 さて、その観光をスムーズに運ぶための朝の行動ですが・・・
 朝食が6時30分から0階のレストラン、モーニングコール7時00分、バゲージの搬出はなし!(2連泊ですから、今夜もホテルメトロポールです。独り言・・・ずっと連泊が良いな!)集合時刻(出発)8時30分です。

 いつもですと、ここでホテルの評価(独断と偏見です)や格好良くいえば「ブリュッセルの朝」について申し上げたいところですが、前のページで論評しましたので、ここでは、朝食の様子をご覧ください。


 私達は7時30分ごろお世話になりました。
 ご覧のように彩りは良いのですが、問題は野菜が全くないことです。卵(スクランブルエッグ)やハムなどが見えますが、タンパク質の取りすぎ?
 飲み物はコーヒー、また、ヨーグルトの箱も見えています。
 肝心な味ですが、残念ながら「平凡!」という評価でした。
 

 さて、朝食が終わりますと、部屋に戻って今日の!というよりこの旅行で最も楽しみにしていたブルーベルの森のことを考えて気持ちが「ワクワク」、そして「花が咲いているのか?」と心配していました。
 バスは、予定通り8時30分にホテルを出発して、森には9時20分ぐらいに着いたでしょうか?
 そして、首都の郊外にこんなに静かで可憐なブルーベルが咲き乱れる森があることに驚き、また、私達が訪ねたこの日に花が咲いていたことに静かな歓声を上げてしまいました。
 まず、いくつか写真をご覧いただいて、別なページに「ハルの森の写真集」を掲載したいと思います。



  <森の妖精が出てきそうな雰囲気> 

   <白いブルーベル?>

    <ブルーが鮮やか!>

 先ほども申し上げたように行く時期が早すぎたのではないか?などと心配したのですが、ご覧のような光景が広がっていて、皆さん!顔が綻んでいました。
 また、お天気も、私達に配慮したように薄い霧が出ている「曇り」で、僅かに木漏れ日もあったようです。
 この森は、「地元の人が楽しむ癒やしの空間」という話ですが、森の小道を歩いて行きますと小鳥がさえずり、小道の左右の林にご覧のような光景が広がっているのですから、ここを見学できただけで「ベルギーにきて本当に良かった!」と思ったものです。


 ところで、このブルーベルは、どんな植物なのでしょうか?「野生のヒヤシンスで、名前の通り青色のベルの形をした花」と案内している旅行記もあるようですが、小生が調べた限りでは、同じユリ科でも正式名称は、「シラー・ヒスパニカ」で、別名「ツリガネズイセン(釣り鐘水仙)」または「スパニッシュ・ブルーベル」というそうで、ヒヤシンスというよりツリガネソウと理解した方が良いと思います。す。
 また、色は青のほか白や淡い紅紫などがあるそうです。
 でも、ハルの森に咲いていた白い花は、ブルーベルではないかも知れません。花と葉の形が違うように見えたからです。


 ハルの森は、ブリュッセルの南西30㎞、次の訪問地ワーテルローから西に7㎞だそうですが、4月のみに見られる花で、バスなど公共交通がないようですから自前の足を確保しないと行くことができない場所です。


    <古木が倒れた側に青のブルーベルと白の草花の絨毯が!>

 ハルの森を10時10分頃出発しましたので、約40分間ですが、森の花の絨毯と森林浴を楽しんだことになります。次の訪問先は、ハルの森から西に7㎞にあるナポレオンとイギリス軍が戦ったという「ワーテルローの古戦場」です。

 ワーテルローの古戦場がある緑地は、牧草のような緑が溢れる静かな環境でしたから、ここで1815年にナポレオン軍とプロシア・イギリス軍との間で激しい戦闘が繰り広げられたとは、とても想像できませんでした。
 しかし、1812年の極寒のロシア遠征での撤退と、この地での連合軍との戦いに大敗したことから、ナポレオンがヨーロッパを支配していた時代が終わったという意味で「ヨーロッパ史上最も重要な場所」であるとまでいわれているようです。
 まず、古戦場の駐車場など周りの景色と案内板をご覧ください。



 <ワーテルローの古戦場の駐車場>

  <入口とパノラマ館> 
 遠方に「ライオンの丘」が見える左上の写真は、観光地となっているので大きな駐車場が整備されていました。
 この後、足腰を鍛えていない小生には、「ちょっぴり」きつかった225段の階段を登ってライオン像がある「ライオンの丘Butte du Lion」から牧草地のようになっている強者どもの戦いの場を見学しました。
 右写真の言葉?RELIVE THE BATLL,ON THE BATTLEFIELD ITSELF!です。

  <戦闘場面を眺める観光客> 

 下からから見えたライオンの丘と案内板、そして、麓の円形のパノラマ館も見てください


  <ライオンの丘への階段!>

  <ライオンの丘の案内板> 

  <丘の上から見えたパノラマ館>

   <近隣の緑の牧草地?の様子>

 ライオンの丘を降りますと、長さ110m、高さ12mの巨大なキャンパスに戦闘場面が詳しく描かれたパノラマ館に入りました。


<巨大なキャンパスに描かれた戦闘場面>

  <遠方に煙が見えています> 

 ワーテルローの古戦場を11時50分ぐらいに出発してブリュッセルに戻りました。
 ブリュッセル市内には12時20分ぐらいに到着しましたが、中央駅のバス駐車場から少し歩いて
レストラン「The Magik Lubens」で腹ごしらえです。
 メニューは、チーズコロッケ、カルボナード(牛肉のビール煮)、リンゴタルトだそうですが

 どんな味でしょうか?(帰国してからネットで調べると、味だけの評価ではありませんが、このレストランは、2065件中1621位という評価でした。)
 ということは、小生も「美味しくない?!」と評価した!と言いたいところですが、味に関するメモが残っていませんでした。また、小生の好い加減な舌も覚えていませんでしたので、論評なしです。
 でも、写真を見た感じは美味しそうですネ。


<美味しそうなビール>

 <チーズコロッケ>

 <牛肉のビール煮>

 <リンゴタルト>

 この後は、
ピンクのシャツにのパンタロン姿のWさんと合流して、レストラン近くのヨーロッパ一古いといわれるガラス張りのショッピングアーケード「ギャルリー・サン・デュベール」でチョコレート店や鞄屋などを見学しました。


  <チョコレート店のノイハウス>
 左の写真は、アーケード内にあるノイハウス(neu haus)という有名なチョコレート店ですが、この写真の前に本来であれば、アーケード自体を掲載したいところです。
 ところが、ツアーメンバーの顔が大きく写っているのものですから誠に残念ですが、掲載できませんでした。
 その代わりということではありませんが、
マリーというチョコレート店やベルギーのバッグといえば「デルヴォー」といわれる店をご覧いただきたいと思います。

  <チョコレート店のマリー>

 <バッグの店デルヴォー(Delvaux)

 このアーケードをでますと、近くのシャンネケ・ビス(Jeanneke Pis)といわれる小便少女の像を見学しました。
 この像のことを「わがまま歩き」では、1967年に
ガン・エイズ撲滅運動を目的に建てられたと説明していますが、Tさんのメモでは「全くもって由緒のないこの少女の像は、レストランが客寄せのために作りました。しかし、その甲斐もなくレストランはつぶれてしまい、今ではカギがかけられています。」と説明しています。
 あまりの説明の違いに驚いてしましいますが、どちらが本当なのでしょうか。


 <アーケードを出たところ>

 <レモンと貝類の店>

  <シャンネケ・ビス(小便少女)>

  <日本食の店?>

 アーケードを出たところは、有名なシェ・レオンなどレストラン街になっていて、右上の写真のように貝類の店までありました。

 問題の小便少女の像は、レストラン街の奥端のような場所にありましたが、どうしてカギがかかっているのでしょうか?
 近所に日本語の提灯が下がっている店がありましたが、この像と何か関係があるのでしょうか?

 さて、ここからは目と鼻の先にある「グラン・プラス」に向かいました。
 その模様は、次ページをご覧ください。






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