花のベネルクス物語15日間の旅行記
 <2012. 4.11(水)~ 4.25(水) (株)ユーラシア旅行社>

          ~4月13日(金)旅行3日目  くもり~ 




                                 No.6

 ということで、逆になった日程であったが、ゲントを後にして、フランダースの犬で有名なアントワープに向かいました。
 まず、レストラン
「HED STADS CAFE」で昼食です。
 メニューは、前ページで申し上げたようにワーテルゾーイ(鶏のクリームシチュー)ですが、どんな味なでしょうか!?



 <水色のパンタロン>

 <ワーテルゾーイ>
 左上の写真は、レストラン付近で信号待ちしているところです。(どなたが?)
 右上の写真がワーテルゾーイです。小生のメモには「12時40分に到着、ルケレグ川のそば!」とありますが、肝心な味のコメントがありませんでした。
 左のメニューは、前菜の野菜サラダとチョコレートムースです。
 「不味い!」というメモがありませんので、食いしん坊の小生がどのように感じたのか?

  <野菜サラダ>

 <チョコレートムース>

 さて、レストランに約1時間滞在してから、アントワープの市内観光です。
 まず、まるでディズニーのような
「ステーン城」や、旧市街の木造、砂岩建築などを見ながら市庁舎に向かいました。


    <ステーン城>
 
  <ステーン城の正面?>
 右の建物が木造建築ではありませんよね。
 小生は、サービス精神が旺盛なのは良いのですが、時々間違った説明をすることがありますので、気をつけてください。
 上の文章「旧市街の木造、砂岩建築」という説明は、Tさんのメモに書いてあったものですが、これに該当する建物がどれなのか不明です。
 不明ですが、Wさんが説明している写真もあり、また、時間帯から推測してこの建物が砂岩建築ではないかと考えたのです。
 

    <砂岩建築の旧証券取引所>   

 <砂岩建築に関する編集後の情報>
 ネットで調べて分かったことですが、この建物は、16世紀の初頭に建てられた
「旧証券取引所」で、確かに「伝統的な煉瓦と砂岩を組み合わせた造り」になっています。しかし、「三方を後期ゴシック様式のアーケードに囲まれている」というように建築資材が特徴!というより「アントワープのゴシック建築」という面が強調されているようです。なお、写真は旧証券取引所の中庭です。

 さて、グローテマルクトに面する市庁舎には、旧証券取引所から約5分で到着しました。
 市庁舎は、
1561年~64年にかけて建てられたベルギー最大のルネサンス建築で、あまりの華麗さに見とれてしまう(わがまま歩き)そうですが、いかがでしょうか?


       <ルネサンス様式の優雅な建物と評判の市庁舎> 

 ヨーロッパでは公的機関が入る建物に旗を掲げて光景をよく見ますが、どうしてこのように多くの旗(国旗?)を出しているのでしょうか?

 グローテマルクトに面する市庁舎の周りには、多くのビルが囲んでいました。
 また、市庁舎の前には、ブラボウの像がありますが、その像をよく見ますと、ブラボウが手を投げようとしています。そして、この手が巨人アンティゴンの大きな手だといいます。
 この「手(ant)を投げた(werpen)」ことがアントワープ(antwerpen)という名前の由縁になっている、というのですから面白いものですネ。


   <ブラボウ像による噴水>
  <高さを競い合うような建物群>

   <建物群の拡大写真>

 次は、市庁舎の隣にあるノートルダム大聖堂に向かいましたが、大聖堂の前には日本人が大好きな「フランダースの犬」の石碑がありました。

 
  <英語とオランダ語の案内?>

   <日本語の石碑>

 英語で何と書いてあるのか?また、石碑の日本語は何と書いてあるのか?
 英語は、三角形の上の線のところに1行で次のように書かれています。
 Visit also the statue of Nello & Patrasche in Hoboken
 そして、その下の数行の言葉ですが、これは英語ではないようです。でも、ジャパンとかサトウという言葉が入っています。最後に大きな文字で
「GIFT VAN TOYOTA」とありますので、トヨタ自動車が寄贈したということのようです。
 右の石碑に刻まれた日本語は、
 「フランダースの犬 
 この物語は悲しみの奥底から見出す事の出来る本当の希望と友情であり、永遠に語り継がれる私達の宝物なのです。」
 という文字です。
 でも、こういうものに興味があるのは日本人の観光客だけなのでしょうか?

 次は、高さ123mというネールランド最大のゴシック建築である
「ノートルダム大聖堂」の見学です。
 まず、建物の外観の写真2枚をご覧ください。


   <ノートルダム大聖堂>

  <ノートルダム大聖堂の入口>

 次は、聖母の優しい表情と周りを囲むように動く天使達が描かれているルーベンスの
「聖母被昇天」をご覧ください。


  <壁際にある彫刻の数々>

   <ルーベンスの聖母被昇天>

 そして、ルーベンスの4大傑作とされる聖母被昇天と「キリスト磔刑図」、「キリスト降架」、「キリスト昇架」をご覧ください!といいたいところですが、このうち、「キリスト磔刑図」は撮影しませんでしたので、「キリスト復活」ともいわれる昇架と降架を掲載します。


   <キリスト昇架>

   <キリスト降架> 

 いずれも1600年代にルーベンスが描いた傑作ですから「それにしても美しい、まるで動きだしそうだ!」などといいたいところですが、今回の旅は、「花」と「絵画」がテーマになっていて、この後も多くの絵画を見たためか記憶が曖昧になってきました。情けない話ですネ!

 この大聖堂の中を15時10分ごろまで見学して、その後、大聖堂をバックにしたルーベンスの像がある美しい「グルン広場」を散策しました。
 そして、ルーベンスが1616年から亡くなる1640年まで住まい兼アトリエとして使っていた
「ルーベンスの家」に向かいました。
 まず、グルン広場とルーベンスの家に着くまでの街の気になった光景2枚をご覧ください。



 <ルーベンスの像とノートルダム大聖堂>

    <何かのお祭りでピアノ演奏?>
    <チョコレート屋さん?>

 グルン広場からルーベンスの家までは、普通に歩けば15分ぐらいの距離ですが、「キョロキョロ」と眺めて歩いたためか?到着した時刻は、15時30分前後でしたから約20分ぐらいかかってしまいました。
 「わがまま歩き」によれば、
 
ルーベンスの家は、8年間のイタリア滞在を終えて帰国したルーベンスが、16世紀から続く家を買ってルネサンス・バロック様式の改装したもので、彼の死後、家は何度か売られ、相当痛んでいたものをアントワープ市が購入して、1680年代の彼のスケッチに基づいて修復して、美術館にしたそうです。

 場所は、メール通りに面するWapper通りに少し入った左側という案内がありますが、茶色と白の壁が続く建物でした。(バロック風の大邸宅!)


    <ルーベンスの家>

    <ルーベンスの家の表札>

 右の写真の文字は、「Rubenshuis Am Musea Antwerpen」となっていました。
 と、ここまでは良かったのですが、建物の中が撮影禁止でしたので、ルーベンスの作品や同年代の画家達の作品もカメラに納めることが出来ませんでした。
 仕方がないので、彼が愛したという美しい中庭とそこから見えた建物を見ていただきます。



,  <ルーベンスの家の中庭>

    <屋根に彫刻が!>

 こうして、16時30分には見学を終了して、今夜の宿泊地であるブリュッセルに向かいました。途中、現地ガイドのWさんはバスを降りましたが、明日もお世話になるようです。

 アントワープからブリュッセルまでは、目算で40㎞ぐらいですから、ホテル到着予定の18時00分は余裕があるくらいの時刻でしたが、途中、渋滞に巻き込まれて18時15分ぐらいになってしまいました。

 まず、ブリュッセルの宿泊ホテル「ホテルメトロポール」をご覧ください。



 <到着時のホテルメトロポール>

   <15日朝のホテルの様子>

 到着時の印象は、「赤いネオンサインが2階の部分にあり、また、道路に面してパリのシャンゼリゼのように椅子と机があり、そこで食事をしている人々がいる!」というメモが残っています。
 しかし、赤いネオンサイン云々は、小生の勘違いのようですネ。
 街の中心部にあるようで、外観は、右の写真のように古めかしい建物という印象が強かったためか「凄いホテル!」という感想ですが、部屋の中は、ベッドがシングルで、トイレットペーパーがない!という経験をしてしまいました。

 さて、ホテルの部屋で一息ついて、19時15分に集合して外のレストランで夕食です。レストランの名は「DRUG OPELA」、料理は「ムール貝」、「ワッフル」、「クリーク(サクランボのビール)」となっています。


<DRUG OPELA>

  <ムール貝>
 サクランボのビールは「あまく軽い!」ので飲みやすい、ムール貝は味は「まぁまぁ」ですが、日本のアサリの酒蒸しの方が美味しい!、ワッフルは街中でいただいた方が美味しかった!というコメントが残っていました。

<サクランボのビール>

  <ワッフル>

 食事の後は希望者だけ夜の「グランプラス」を見学することになりました。こういうものには、体調が悪くなければ、参加した方がお得な場合が多いと思います。


  <夜景に輝くグランプラスの建物> 

  <同じくグランプラスの光景> 

 夕食が20時40分過ぎに終わって、徒歩でグランプラスに向かいました。
 さすがに世界遺産だけあってライトアップしたグランプラスは
金色に輝いていました。
 明日の午後、昼のグランプラスを観光する予定になっていますが、どんな光景が待っているのでしょうか?人混みでゆっくり見る余裕がない?



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