花のベネルクス物語15日間の旅行記
 <2012. 4.11(水)~ 4.25(水) (株)ユーラシア旅行社>

          ~4月15日(日)旅行5日目  くもり~ 
 




                                 No.9
 昨日はブリュッセルを中心に忙しい日程でしたが、本日はこれまた楽しみにしていました古城巡りがあります。
 ホテル周辺の光景やホテルのグレードなどを記事にした「○○の朝」は、昨日と同じブリュッセルのホテルメトロポールですから特に申し上げることはありませんが、13日の記事で掲載したホテルの写真以外に近隣の様子を撮影したものがありましたので、ご覧ください。


  <ホテル周辺の光景>
 ところで、今日はホテル出発が8時00分と早めですから忙しい朝になりそうです。
 モーニングコールと朝食(0Fレストラン)が6時30分、バゲージ(スーツケース)7時30分部屋の外側に置くことになっていますので、「のんびり夫婦」の私達も気合いを入れないと!

 さて、本日の予定ですが、8時にホテルを出発して可愛らしい古城が点在するアルデンヌ地方に向かいます。
 中世のおとぎ話のイメージそのままの
「ヴェーヴ城」、断崖の上にある「モダーヴ城」、ムーズ川沿いの絵のような町「ディナン」に立ち寄ることになっています。
 そして、石畳の道に石造りの家々が並ぶ小さな箱庭のような町
「デュルビュイ」を訪れることになっています。
 また、昼食は「美食の町デュルビュイ」でいただくことになっていました。
 それにしても、「中世のおとぎ話!」という言葉は良い響きですね!子供のように気持ちが弾んでしまいます。

 ということで、バスは予定通り8時にホテルを出発しました。
 まず、9時30分頃にバスから撮影したアルデンヌ地方でしょうか?その牧歌的な光景をご覧いただきましょう!

 ここから20分強でモダーヴ城に到着しました。
 ところで、アルデンヌ地方とはTさんのメモによれば「リユージュ州、ナミュール州、リュクサンブール州」となっていました。
 でも、「わがまま歩き」では「ワロン地方」という言葉も出てきます。
 そんなことより、おとぎ話に出てくるようなモダーヴ城が見たい?

  <アルデンヌ地方の風景>

<モダーヴ城の勉強>

  モダーヴ城は、13世紀の軍事的な要塞としての城塞でしたが、これをマルシャン伯爵が1652年から1673年にかけて修復したランス様式の美しいお城です。エントランスホール天井の紋章による家系図やヘラクレスにまつわる浮き彫り、白色の寝室など見ごたえがあるといいます。


 まず、到着時の入口と全体像をご覧ください。


  <モダーヴ城の入口>

   <これがモダーヴ城!> 

 ベルギーには3000を超える古城があるそうです。中でもアルデンヌ地方には保存状態が良い美しい城が集まっていますが、このモダーヴ城もご覧のように美しいですね!
 もちろん、お城の中を見学しましたので、「ご案内いたします!」といいたいところですが・・・
「日本語のオーディオガイドで自由見学」となっていることもあり、また、小生の記憶が曖昧で室内の絵画や装飾などの説明がうまくできないようです。

 その前にお城の周りの景色をご覧いただきます。

 お城の周囲は、写真のように芝生や樹木、噴水など緑溢れる環境になっていました。
 そして、帰り際には、入口の右側の建物や美しい樹木の小道などが撮影できましたので、後ほど掲載したいと思います。。
 それよりも早くお城の中を見たい?お城に保存されている絵画や調度品などの4枚をご覧ください。


  <これがエントランスホール>

  <絵画や装飾品など>

   <まるで使っているみたい>

   <礼拝堂ですね> 

 贅の限りを尽くしている!という感じではありませんが、当時のお城の様子がお分かり頂けると思います。
 ここモダーヴ城を約1時間見学して、次の観光地
「デュルビュイ」に向けて11時10分頃出発しました。


   <入口の右側の光景>

  <どこかで見たような樹林>

 上の写真は、帰り際に撮影した光景ですが、とても美しい!ものでした。「石造りの箱庭のような町」といわれる「デュルビュイ」には11時40分ぐらいに到着しましたので、モダーヴ城からは意外と近いようです。
 まず、私達を歓迎するように建っていた
ウルセル伯爵城の美しい姿をご覧ください。


  <ウルト川の上流にそびえ立つデュルビュイの象徴ウルセル伯爵城>

 このお城は、1078年に建てられ、17世紀までは要塞として機能していて、1880年代からウルセル君主によって修復されてものだそうです。

<ここでデュルビュイの勉強・・「わがまま歩き」を引用>
 
アルデンヌ地方の鬱蒼とした森の奥に現れる渓谷の町。起源は不詳だが、11世紀に初めて歴史上に登場する。1331年にジャック・ド・ポエムによって「街」と称されるようになり、ギネスブックで「世界一小さな街」と認定された。石畳の残る街に散歩しにやってくる人、ウルト川でカヤックを楽しむ人、ロッククライミングに挑戦する人など、中世そのままの楽しい景観とともに野性味溢れる面を併せ持つ魅力的な街だ。2007年に、卓越した欧州の旅行先に贈られるEDNE賞を受賞した。

 さて、ウルト川の橋を通過しますと、小さな広場(フォワール広場)に出ました。ここから左方向の道を歩いて昼食のレストランに向かいましたが、その模様をご覧ください。


    <橋を渡りきったところ>

   <フォワール広場>

 さぁ、次は「美食の街」ともいわれるデュルビュイのレストランでの昼食です。どんな美味しいものが頂けるのでしょうか?本当に楽しみです。

 
  <売り物でしょうか?多くの人形が!>

  <レストラン前:牛が私達を歓迎>


 食事の写真を載せる前に、あまりにも可愛らしいものですからレストランの入口付近の光景を見ていただきました。箱庭のような街に相応しい光景ですよね!

 さて、肝心な昼食のメニューですが、ウルド川で捕れる鱒とアヒルのグリル、そしてデザートにバニラクリームのムースが出るそうです。


  <鱒のグリル> 

  <アヒルのグリル>

 <バニラクリームムース> 

 肝心な味ですが、「鱒は食べやすく日本人向き、アヒルは淡泊、不味くはないが、美味とは言えない。」というコメントが残っていました。
 食事は13時過ぎに終了しましたが、その後は自由散策です。
 10分もあれば全部見られるという小さな街ですが、高台から全景が見られるという話でした、まず、息を弾ませながら山道を登ってみました。

 
  <この建物は民家?>

  <高台からの街並を望む>

 左上の写真は高台に建っていた茶色の建物ですが、民家だと思います。
 また、右側の写真は、デュルビュイの市街地を撮影したものですが、早春の樹木が邪魔をしていたこともあり良く写りませんでした。(お前のカメラの腕が悪い?)
 印象としては、「なーんだ!大したことはないな。」という感じでした。
 そこで、街中に戻って可愛らしい街の面白そうな光景を見て歩くことにしました。もちろん、二人では不安ですから、この旅で親しくなったDさんご夫妻などと一緒の行動です。

   
   

 こうして楽しい時間を過ごして次の訪問地に向かいました。次のの訪問地は、これまた有名なお城「ヴェーヴ城」です。
 その模様は次ページをご覧ください。







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