花のベネルクス物語15日間の旅行記
 <2012. 4.11(水)~ 4.25(水) (株)ユーラシア旅行社>

          ~4月15日(日)旅行5日目  くもり~ 
 
 





                                No.10


 アルデンヌの森を抜けると、私達が最初に訪問したモダーヴ城やヴェーヴ城、ブレイール城、ラヴォー・サン・タンヌ城などロマンティックな古城が点在していますが、私達が訪問できたのは、このうちのモダーヴ城とヴェーヴ城でした。ほかのお城も見たかったな!

 本日の見どころの中でも最も楽しみにしていた
「中世のおとぎ話そのままのヴェーヴ城」には、14時50分前に到着しました。

 ヴェーヴ城は、8世紀に砦として建てられ、15世紀以降、居城として改築されたそうです。
 5つの尖塔があり、それを見ますと「童話の国のようだ!」と思ってしまいます。
 小生が到着した時の感想は、周りに何もないものですから「こんなところにお城がある!」という驚きでした。


    <中世のおとぎ話そのままのヴェーヴ城>

 また、お城の内部は17~18世紀に徹底的な改造が施され、大広間のみが15世紀の様式で、その他はルイ15世様式とルイ16世様式が中心となっているそうです。(ベルギー観光局公式サイト)

 とはいっても、それがどんなものなのか写真で確認出来れば良いのですが・・・。
 大広間の写真があるのですが、かみさんの顔が大きく写っており掲載できません。
 また、ほかの写真も適切なものが少ないものですから、困っています。中庭のようなところからの建物の様子と絵画、調度品など4枚ほどご覧ください。


  <中庭がありました>

   <歴代城主?> 

  <当時の調度品> 

   <ヴェーヴ城を描いた絵>
   左の写真がどなたなのか知りませんが、恐らくこの城を所有・管理してきたリードケルク・ボーフォール伯家のご夫妻ではないでしょうか?
 Tさんのメモによれば「建造主はカール大帝のひいおじいさん、ピビン・ド・ヘルスタイル。その後、13世紀からは、リードケルク・ボーフォール家によって所有され、現在に至ります。」となっているからです。
 なお、この城が美しい姿を現在も保っているのは、伯の細やかな配慮による修繕等によるものだそうです。(ベルギー観光局公式サイト)

 さて、ヴェーヴ城を15時40分頃出発して、画家達を魅了したという町「ディナン」に向かいました。
 ディナンは、ムーズ川沿いの断崖に築かれた城砦(11世紀初頭)の麓に広がった小さな城下町です。
 中心部に大きなノートルダム教会がありますが、中世には日用品や教会用の祭具に用いられた銅細工によって非常に栄えた町です。
 中世の町並みと景観は、絵画のように美しいもので、多くの画家を魅了したそうです。


  <橋の右方向の景色>

   
<ムーズ川に架かる橋>  

 特に、橋を渡った先から眺める「ノートルダム大寺院」「城砦」の景色は、まるで絵画のようでした。
 左上の写真はその絵画のような光景の右側の光景です。この日は風が強く吹いていて、お天気が悪かったのです。
 橋を渡った先からの光景と天気は関係ない?
 その通りですで、早速、その光景を大きな画像でご覧いただきましょう。
 私達は、ディナンに16時過ぎに到着しましたが、橋を渡った先からの光景に「なるほど絵になる町だな!」とその美しさに見とれてしまいました。


    <城砦をバックに絵のような光景が広がるディナンの街並>

 私達は、この美しい光景を見るために橋を渡ったのですが、この後は、ふたたび橋を渡ってノートル大寺院と城砦に向かいました。
 そして、城砦の光景と城砦からの街並みを見学しました。
 さらに、その帰り際には、ノートルダム大寺院の中を見ることが出来ました。
 まず、城砦から見えた街並みご覧ください。


   <城砦の左方向の街並>

    <真下にノートルダム大寺院と橋>

 次に、城砦の様子ですが、見張り台の場所のように何もありませんでしたね。でも、かみさんが撮影したものがありますので、ご覧ください。


  <城砦にある大砲>

   <城砦の案内図>

 この城砦のことをベルギー観光局では、次にのように説明しています。
 
「1050年に城が築かれましたが、現在の姿は19世紀以来のものです。山の高さは100メートルあり、ロープウェイか、16世紀につくられた石段で登ります。眺望はすばらしく、2キロ川下のブーヴィーニュにあるクレヴクール城なども見渡せます。」

 ところで、右写真の時計は進むのが速いのでしょうか?小生のカメラが記録した時刻では、この時刻(16時40分過ぎ)に小生はノートルダム大寺院にいました。

   <教会のステンドグラス>  この教会は、12世紀の創設で、16世紀バロック式の鐘楼は今世紀初頭に復元されたものです。独特の形の尖塔と背後にそびえる断崖の上の城砦の組み合わせが不思議な雰囲気を醸しだし、ディナンを代表する景色となっています。(ベルギー観光局) 
 と説明していますが、先ほど掲載した橋の向こうからの光景がこの言葉を如実にあらわしています。

 教会をでますと、少し、町を散策しました。
 蜂蜜と小麦粉のみのシンプルなお菓子、ディナン名物のクック・ド・ディナンという堅焼きクッキーを購入するため!ではなく、この町の出身でサックスの発明者アドルフ・サックスの生家を見るためです。


  <アドルフ・サックスの像>

   <サックスのモニュメント>

 この像がある通りの名前も「アドルフ・サックス通り」といい、特産の真鍮細工を売る店が軒を並べています。
 右の写真は、真鍮細工でつくられた巨大なサックスフォンのモニュメントです。
 また、4年に一度、秋に国際サックス・コンクールがディナンで開かれています。

 
 それにしても、「いたずら好きのお前がサックス像の横に座っていないのはおかしい!」という声が聞こえそうですネ!
 皆さんにご覧頂けるような顔ではないものですから掲載を遠慮しただけで、ちゃんと撮影してありますからご心配無用です。(-^〇^-)


 さて、ここからは、今夜の宿泊地ナミュールに向かいました。
 ホテル(ハンプトンズ)到着が18時ちょうどぐらいでしたが、静かな緑豊かな郊外の雰囲気で、ホテルの裏には川が流れ、川の向かい側には瀟洒な宮殿風の建物がありました。 
 こういう建物が近くのあるのですから、ベルギーは本当に美しい国だ!と再認識しました。

 まず、ホテル近郊の景色とホテルの正面をご覧いただきましょう!


  <ホテル近郊の景色>

  <ハンプトンズホテル> 

 次に、ホテルの部屋(323号室)から外に出て見えたベルギーらしい水と緑に調和するお城のような建物などをご覧いただきましょう!


   <ホテルの裏側>

   <謎の宮殿風建物>

 ホテルの裏側は、ご覧のように植え込みがありましたが、簡単に部屋の外に出ることができました。。それにしても部屋番号が323なのに一階なのですから面白い配置です。
 ホテル到着が18時、部屋に入ったのが18時30分ぐらいだったでしょうか?お陰様で夕食(19時)までの時間を有意義に過ごすことができました。謎の宮殿風建物の正体?分かりませんが、ホテルでしょうか?
 このように美しいところがあるナミュールですが、このホテルに宿泊するのみで観光の予定はありません。
 ナミュールは、「ミューズ川の真珠!」と呼ばれる町で
シタデル(城塞)と渓谷の景観が見どころとなっているという話です。
 特に、シタデルは、「ヨーロッパで最も重要とされた城塞」だそうですから、是非、見学したかったものです。

 さて、楽しみな夕食ですが、ホテルの2階のレストランでいただきました。しかし、小生のメモには「赤ワインを2杯飲んだため、忘れた!」とあり、また、Tさんメモには「鮭料理」とありましたが、味の方は全く記憶がありません。
 ところで、ツアーメンバーが、ここで自己紹介をしました。


  <前菜?>

  <鮭料理>

  <デザート>

 ツアーメンバーにどのような方がおられるのか興味津々ですが、私どもは、いつも親しくさせていただく方々ができて、より旅が充実したものになっています。本当に有り難いことだ!と感謝しています。
 ところで、親しくなりますと、名前と住所などの個人情報が欲しくなるのが人情です。
 でも、こうした個人情報を旅行社は提供しないことが一般的で、ユーラシア旅行社もそういう取り扱いをしています。
 ところが、ワールド航空サービス社では、個人の了解がとれた方のみですが、名前と住所を書いたメモを提供しています。

 さて、明日(16日)は、午前中、オルヴァル修道院、午後からルクセンブルクに向かいます。

次のページ(No.11) 前のページ(No.9) トップページ(No.1)