<4日目、ウィーン市内観光と自由行動>

 今日は、いよいよウィーン市内観光である。昨夜の事件で多少お尻が痛むが、そんなことは言っていられない。
 ウィーン市内は、都電のような路面電車が街を一周しており、とても分かりやすい。

 まず、ホテルの近くにあるシェーンブルン城見学である。
 生憎、どんよりと曇っているが、雨は降っていない。


  <シェーンブルン宮殿(正面)>

   <宮殿の横面から>

 このシェーンブルン宮殿は、ヨーロッパを支配したハプスブルグ家のマリア・テレジアにより別荘ではなく、王宮として改築されたもので、その外壁は金色(黄色)に統一されている。

 建物にはいると、
森進一みたいな顔と声をした現地の日本人ガイドが皮肉を交えながら部屋の由来や、調度品、装飾品などの説明をしてくれた。

 それにしても、
すばらしい!
 たいてい、こういうお城の中というのは、中国の紫禁城や日本のお城のように、何にもないのが普通であるが、ここは違いますよ。
 じっくり見て、説明を聞いて、おのが知識と見聞を広げる良い機会だと思ったね。

 それにしても、日本の漆を塗った壁板がある丸い中国の間もあり、ハプスブルグ家の栄華が想像できるが、我々凡人がこんなところに住んだら、息が詰まるし、部屋の数が多すぎて、奥さんがどこにいるのか分からない、なんてことになるよネ。



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