最後は、マクドナルドに行こうとなったのですが、言い出しっぺの小生が、これはいやだと言い出す始末。ここでまたもや夫婦喧嘩。
 お互いに疲れていて、夕食はホテルの近くの韓国人が経営している日本食で、と考えてタクシーで帰ることに。

 ところが、我が愛妻、タクシーに乗るのを躊躇しているではないか?運転手が不気味で、いやがったのではないかと思う。

 無事、ホテルに到着し、近所にパン屋があり、めでたく夕食をゲットした。
 そして、ホテルで部屋のキーを貰おうとルームナンバーを告げたら、何か、ただならぬ様子で、添乗員のHさんのメモを渡された。

 訳が分からず、メモを読んでみると、なんと水道管(下水道かな?)が壊れて、部屋が水浸しなので、部屋を変わってほしい、その賠償?に果物を差し上げると書いてあるではないか。

 細かい事情を聞こうと頭の中で英語を探していたら、Hさんが慌てふためいて、駆けつけてきた。
 本当に、添乗員は大変だよね。

 事情を聞いて、前の部屋に荷物を取りに行こうとしたら、すでに新しい部屋に移してあるという。
 ただし、パスポートと現金が入った金庫はあけていないとのことである。
 総支配人を信用して、暗証番号を告げて、新しい部屋(ここも鍵がいうことを聞いてくれない)の前で待っていると、無事、パスポートと財布が帰ってくる。

 この部屋は、本館にあり、前の部屋より少し狭いが、豪華であり、ベッドのクッションが柔らかで誠に結構である。
 だが、よく考えると、日本人をバカにしているのではないか、と勘ぐってしまう。

 部屋に入ってみると、なるほど、果物が置いてある。
 後で聞いたが、配管が壊れて私たちのツアーが入っていた北側の部屋が使えなくなったらしい。
 そのため、ツアーのメンバーの大部分の人たちが移動となったようである。

 この後、私たちは、ミニコンサートにHさんの案内で行くことになっていたのであるが、この事件で、パスポートがなくなるというような話(無事、見つかったようです。)になって、コンサート会場への足が車から徒歩になるなどの混乱があったらしい。

                        

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