そして、バスは、いよいよモンサンミッシェルに近づいてきました。
 高速道路は、ほぼ、まっすぐに伸びていますが、一般道は、日本と同様に右に左にと曲がったりします。
 そして、進行方向の右側を見ますと、リンゴの木や麦畑の先にモンサンミッシェルの姿が見えています。
 ホテルは、モンサンミッシェルの中にもありますが、私達が宿泊したホテルは、2キロくらい離れたところにありました。
 ここは、モンサンミッシェル観光のためにつくられたような小さい街で、複数のホテルとレストランなどがあり、多くの観光客で賑わっています。
 私達が到着したのは、夕方でしたが、フランスのこの時期は、午後10時くらいまで明るいこともあり、運転手さんの好意でホテルを通り越して、モンサンミッシェルが撮影できるところまで案内してくれました。


   <あこがれのモンサンミッシェル>

 道路の左側に川があり、その流れがモンサンミッシェル付近で海に注いでいます。
 モンサンミッシェルは、この道路の終点になっていて、陸続きのように見えますが、本当は、潮が満ちてくると、海に浮かぶ孤島になるようです。
 しかし、現在は、道路が造成されていて、右側と左側の海は繋がっていません。
 将来、道路を改造して繋げる計画があるそうです。
 世界遺産の写真でみると、なんとすごい神々しい海に浮かぶ島か!と感嘆したのですが、モンサンミッシェルを包む大きい川や、海の大パノラマの中で身を縮めているように小さく見えました。


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