<平成16年7月17日(土) 出発からパリのホテル>

 
今日、パリに向けて出発する予定であるが、朝食は成田で食べることにし
ていたので、時間の余裕があると思っていたら、わが妻、相変わらず、時間
ぎりぎりまで家の中を「うろうろ、がさがさ」している。
 お陰で、駅に急いでいく羽目になり、途中、切符を買うために、走ること
になった。
 ああー、またもや波瀾万丈の旅の始まりである。
 それでも、日暮里駅で予定のスカイライナーに乗ることができ、8時30
分くらいに成田空港(空港第2ターミナル駅)に到着することができた。
 さて、朝食をいただくかと、考えていたら、目の前に「そば、うどん」の
店があり、わが妻、一目散に店に突進する。
 そして、いただいたものは忘れたが、よく見ると、この店は、セルフサー
ビスで、いわゆる立ち食いそば屋と似た感じである。
 朝からがっかりしながら、空港に入り、指定のDカウンターで受付を済ま
せるが、説明をしてくれた女性がツアーの添乗員らしい。
 この人、年の頃は、30代半ばから40くらいの見えるが、線が細く、頼
りない感じである。
 その後、AカウンターのANAにスーツケースを預けに行くが、空港は、
ひどい混みようである。
 途中、5万円を「ユーロ」に両替するが、ここも空港内と同様に長蛇の列
で、時間がかかる。
 このため、すぐに出国審査をすませて、搭乗口へ急ぐことになる。
 一息ついて、さて、時間が来たので飛行機に乗ろうかと思ったら、ここで
、またもやハプニング発生!
 何か異様な雰囲気に、ファーストクラスの搭乗口を見ていたら、どこかで
見た顔がいるのである。
 誰だったかな?と考えていたら、横でわが愛妻が耳打ちする。「小沢征爾
よ!」
 前回の旅行の「ウィーン」で小沢征爾の話を聞いていただけに驚きである。
 そうこうしているうちに、NH205便は、無事、成田
を出発し、シベリ
アを経由して12時間弱でパリに到着したのである。


  空港からのバスで見えた光景



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