「やはり、ヨーロッパは遠いな」と実感するが、この日は、現地時間で18時(日本時間午前2時)頃、空港をでてホテル(メルキュール パリ ベルシー)にチェックインするのみである。
 このホテル、パリの中心部から離れた財務省の近くにあるが、非常に部屋が狭く、スーツケースを置くスペースを確保するのに苦労するほどである。
 ここに2泊する予定であるが、今後のホテルのグレードが「どんどん」あがってくれることを願うばかりである。


  <ホテルからの光景> 

 <ホテルの狭い部屋に大きなベッド!>

 ここでの苦労話は、二つである。
 一つ目は、セイフティボックスの操作を誤り、金庫のドアの鍵がかかった状態で閉まらなくなるという訳が分からない話である。
 とは言っても、そう難しい話ではない。小生がボックスの暗証番号を入力し、財布などを入れてクローズしたのであるが、念をのために暗証番号を押し、オープンしようとしたら、開かないのである。
 普通は、ここで従業員を呼ぶなどして話が終わるのであるが、何回か試しているうちにドアが開いてくれたのである。
 ああー、よかったと、胸をなで下ろして、再度、同じ番号を入力し、中に何も入れないで、ドアを開けたままクローズのスイッチを押してしまったのである。
 なぜ、そうしたのか、指が勝手に動いたとしか言いようがないが、その状態は、ドアに着いている二本の金具が左側に伸びてきて、ドアの鍵がかかった状態でドアが閉まらないと言う誠に訳の分からない状態になったのである。

 二つ目もドアに関係する事件である。
 翌日、と言っても、暗いし、時間を現地時間(サマータイムなので、7時間の時差)にあわせていないので、何時なのか分からないが、たばこを吸いながら外の様子を見ようとホテルの周辺を散策したのである。
 ところが、ここで、またもや事件が発生するのである。
 素行の良くないフランス人に襲われた!?違います。
 ホテルに戻り、中へ入ろうとしたら、自動ドアが開かないのである。
 「これは参ったな、しょうがない、夜が明けるまで待つか。」と腹を固めたら、中からホテルの従業員が駆けつけてきて開けてくれました。
 片言の英語で、ドアが開かない理由を聞いたら「セキュリティ」と言っていたので、不審者が入らないようにするためでしょうね。






次のページ(15-4)   前のページ(15-2)