私達が見学する予定のプチ・トリアノンは、グラン・トリアノンの手前を右に曲がったところにあったが、入口の両側は、樹木が一直線に並んで植えてあり、その突き当たりがプチ・トリアノンとなっている。
トリアノン周辺は、よく手入れが行き届いた緑の樹木が配置され、静寂の世界に包まれている、といった感じである。
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正面がプチ・トリアノン |
プチ・トリアノンは、ルイ15世が奥さん(ポーランドの王女)ではなく、愛妾(ポンパドゥール公爵夫人)のために建てたもので、ルイ16世がマリー・アントワネットのために建てたものではない。
さて、ここでクイズである。
問1 ルイ16世は、ルイ15世の子供である?
答は、NOのようである。(ポーランド王女が生んだ男子の子、つまり孫が正解)
問2 ルイ15世の子供は、なぜ即位しなかったのか?
答は、ルイ15世が王位にある間に没してしまったようである。
<詳しくは、世界遺産を見て下さい。>
という息抜きは、これくらいにして、この城は大きいものではなく「端正で瀟洒なつくり」とされているが、ベルサイユ宮殿の豪華な造りを見てからここに来ると、洒落ているというより「静かな寂しさ」が伝わって来るような気がするのである。
ところで、建物の周りや中の様子が気になるところであるが、相変わらず、例のガイドが訳知り顔に説明しており、小生も人間が小さいせいで反発心がメラメラと起こり、聞き逃してしまった。
と言っても、調度品や肖像画などの写真は、ちゃんと撮ってありますので、次のページで紹介しましょう。