ところが、バスは、ホテルに直行しないでJTBと提携している「免税店」に行くというので、小生は、「あっあー、またか!」と思ったものである。
 しかし、これが良かったのである。
 この店に行く途中に「コンコルド広場」「オルセー美術館」「ルーブル美術館」などがあったことから、その位置が実感として確認できたからである。
 さらに、免税店がある通りの正面には、「オペラ座(店から歩いて10分くらい)」が見えており、もっと良いことは、オプショナルツアーの集合場所である「マイバス社」が、目と鼻の先にあったことである。
 また、この一帯には、日本人が経営していると思われる中華料理店、うどん・そば店などが集まっていたのである。

正面の建物がオペラ座

 パリの街を散策するなどのため、この免税店でバスを降りた家族もあったが、私達は、バスでホテルに帰ることにした。
 「ホテルは、ここから近いのでは?」と考えていたのであるが、これが大間違いであった。
 しかし、これがまた幸いし、12年前のパリ見学の苦い失敗(夜のパリを楽しもうと歩いてホテルに向かっていたが、方向が分からなくなり、もう少しで迷い人になるところであった。)を思い出したのであるから、面白いものである。
 というのは、バスの向かっている方向がセーヌ川沿いで、「エッフェル塔」の姿や、12年前に宿泊したホテルを見たことによって鮮やかに記憶が蘇ってきたからである。
 私達が今回宿泊したホテルは、12年前のホテルよりさらに郊外に行ったところにあったが、近代的な高いビルのホテルであった。(ソフィテル パリ ド セーブル)


パリの象徴エッフェル塔


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