こうして、絵画鑑賞をしたのであるが、この後は、次の目的である買い物のため、オペラ座周辺に向かったのである。
その交通機関は、観光客専用の二階建てバスの「カールージュ」である。
この日は、日差しが強く、水を買っている間に特徴である赤いバスが二台続けて来たのであるが、停車位置を探していうるうちに発射してしまった。
その後も、オルセー美術館の反対側の歩道を行ったり来たりしながら、停車場を探したのであるが、なかなか正確な位置が分からず、黄色のバスにも逃げられてしまうが、これは、カー・ルージュではないらしい。
やっと、停車位置が確認できて、そこで待っていると、後から来た日本人の中年夫婦とともに、バスに乗ることができた。
バスの二階(屋根がついていない。)に上がり、大きなパノラマでパリの街を楽しんだのであるが、この時、小生は、「このバスに乗ってパリの名所を見ておくべきだった」と後悔したものである。
私達が乗ったバスは、オルセー美術館からしばらく直進し、次の信号くらいを右折してセーヌ川を渡り、コンコルド広場にさしかかったのであるが、ここで小生がまたまた「ちょんぼ」したのである。
二人は、二階の前方の席に座ったのであるが、乗客は欧米人が多く、普段おしゃべりな小生も静かにしておりました。
そして、小生は帽子を被っていたのであります。
もうお分かりですね!
そうです。二階は窓がありませんから、帽子があっという間に後ろへ吹き飛ばされたのであります。
これには、慌てましたが、良くしたもので真後ろに飛んだものですから、無事、欧米人の方がゲットしてくれました。(日本語で「有り難う」英語で「サンキュー」フランス語で「メルシー」ですね!)
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