この間、多くの人が時差ボケと疲れでお休みであるが、小生は興奮しているのか、ビデオカメラを回しながら首を右に、左にと、大忙しである。
 そうこうしているうちに、シャイ村に到着である。1台も車が置いていない駐車場でバスを降りて、古い時計台のような建物とその周辺を見学したのである。


   


 人はいないし、いったい、ここでミレーは何を感じていたのか、小生のような凡人には理解できないが、落ち穂拾いにでてくる彼が愛した「フランスの田舎の雰囲気」を理解しろ、と言うことかと思いながら地名を確認しようと、「ここはどこか?」と例の彼女に聞いたら、何を聞いているのかと言わんばかりのふてくされた態度で、
 彼女 「シャイよ」
 小生 「はー?どこですか?」
 彼女 「シャイ」
 小生 大声で「シャイ!」
という会話になったのであるが、その後がありました。
 バスに乗るや、彼女は、マイクを取って「皆さん、日程表があるはずだから、事前によく確認してください」だって!
 小学生の修学旅行じゃあるまいし、ここで小生、またもカチンときた次第である。
 しかも、日程表を見ると載ってないじゃないか!!
 まあまあ、興奮しなさんな、旦那さん。

 ここから、バスに揺られてしばらく行くと、ミレーが愛したという「バルビゾン村」に到着したのである。
 ここは、溢れるような緑の中に別荘地が並び、日本で言うと、軽井沢といった雰囲気である。


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