ここを右に進んでいくと、あの有名な観音菩薩像が幾重にも重なっている場所に出る。
 菩薩像群があるところは、通路のような平面の空間があり、その両側に特大の観音菩薩道が掘られているのである。
 その意味で、ここは、遺跡の内容や意義について興味がない方でも、十分楽しめる空間となっているのである。
 思わず「掘られている」と表現してしまったが、この遺跡を造ったとされるクメール人は、石畳、通路、塀(壁)そして、観音菩薩像などの膨大な岩石をどのように細工し、組み立て、そして運んできたのであろうか?
 アンコール・トムの中でも、ここバイヨン寺院は、遺跡を造った人々の苦労と偉大さが実感できる場所なのである。


 <バイヨン寺院の観音菩薩像群>

  

  <菩薩像群の足下>

 暑さと眠気でボォーとしていたが、ここでの自由時間が終ると、次は昼食であった。
 昼食の後は、ホテルへチェック・インして、しばしの休憩である。
 そして、休憩後、アンコール・ワットに行くことになっているのであるが、疲れますね!
 さて、この日の昼食は、朝食を食べなかったせいか、「久しぶりの食事」という気がする。
 食事の内容は「カンボジア風ココナッツカレー・アモック」と「カボチャプリン」などのクメール料理である。
 場所は、シェリムアップ市内で、平屋の建物であったが、私達が案内されたところは、周りを南国の植物が囲んでいる開放感溢れるところであった。
 ところで、肝心の味であるが、野菜が豊富で、日本人にも十分楽しめる味であった。

 
     <ごちそうさまでした!ビールも美味しい!>



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