この堀を渡りきると、正面に大きな石の建築物があり、真ん中に門、その両側は壁であろうか?
 前ページの写真を見ると屋根まであることが分かるが、ここは、アンコール・ワットという寺院に入る通用門みたいなものであろうか?
 なお、カンボジアの内戦の影響で、この建築物も一部が被災していると聞いたが、誠に残念な話である。
 人々は、この建築物の正面の門(塔門?)に入る階段を登るのであるが、中に入ると、右側に地元の人々が「タ・リーチ」と呼ぶ大きな石像が待っているのである。
 この石像は、ヒンドゥー教のヴシュヌ神の立像であるとされており、その足下には、ご利益を期待してか?食べ物や、線香などが供えられているのである。
 しかし、私達は、こういうものを見ると、仏教の菩薩像に見えてしまうから不思議である。



  <タ・リーチ像>

  

  <タ・リーチ像の足下>
 この門を過ぎて、皆さんが正面に向かって右後ろの壁を覗いているので「何だろう?」と思ったが、「歯を見せて笑うデパダー(女神)」があるというのです。
 これは、面白いと思い、のぞき込みましたが、混んでいて良く確認できませんでした。
 そして、門を通過すると、ここから長い参道(500メートル)があり、その正面には、あのアンコール・ワットが建っていました。
 参道を歩いていくと、ここには欄干があり、欄干は、蛇神「ナーガ」の胴の部分のようです。
 また、蛇の頭の部分もあったと思いますが、見落としてしまったようです。


  <デパダー像?歯を見せている?>
 
  <門の内側の様子(左側)>

  <蛇神ナーガの頭?>

  

   <蛇神ナーガの胴と参道>


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