そして、天国と地獄が描かれている廊下の突き当たりを北へ折れると、壁画の最高傑作といわれる「乳海撹拌」があります。
これは、不老不死の薬をつくるため、神々と悪魔が綱引きをして海をかき混ぜる様子を描いたものです。
ここまで来ると、第一回廊の半分を見たことになるのであるが、寺院の配置がどのようなものか分からないと、理解できない話であると思うので、その略図を記載しましょう。
北 | 南 | |
西 |
この後、第2回廊へ行くのであるが、乳海撹拌の所から左折したのか、正面に戻って十字回廊を通っていったのか記憶が定かではないのである。
たぶん、マハーバーラタ物語の所まで行かずに、十字回廊の先を左折してしまったのではないでしょうか?
光が射して、回廊が明るかった記憶が残っているからです。
そして、十字回廊に向かって左折し、その奥にある「エコー・ルーム」で胸をたたいて反響音を確認したと思われるのである。
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