そんなことをしているうちに、時間がドンドン過ぎてしまい、2時間くらい寝たであろうか?
 4時きっかりにモーニング・コールがなり、慌ただしくバンコクのホテルに「さようなら」を告げたのである。
 タイからバンコクに行くのであるから、近くとも国際線に乗ることになるため、出国手続き(航空券の手配、出国審査など)が必要であり、4時に起こされたのは、やむを得ないことであったが、もう少し早い時刻にバンコクに到着するように手配できないのか、という思いが心に残る旅であった。

<12月30日(木)シェムリアップにてアンコール遺跡群観光>
 バンコクから乗った飛行機は、プロペラ機であったと思うが、予定通り7時20分にバンコクを飛び立ち、カンボジアのシェリムアップ空港に8時10分に到着したのである。
 飛行機を降りると、歩いて空港の建物に入り、入国の審査を受けたのであるが、ここで、事件がありました。
 空港の建物は、平屋で中に入ると、左側に人の列ができているのである。
 「ああー、ここでまた時間がかかるのか!」と諦めて並ぼうとしたのであるが、よく見ると、ビザの申請らしいのである。
 私たちは、ビザを日本で取っていたので、ここを飛ばして駅の改札口のような入国審査窓口に言ったのであるが、審査官の服装を見ると軍人のようです。
 質問はありませんが、押し黙ってパスポートと出入国カードを見ている雰囲気が硬くて、なんとなくイヤーな感じでした。
 それでも、私達は、無事、ここを通過して税関に申告書を手渡して、出口で迎えている現地添乗員と合流することができました。
 そして、日本の片田舎の駅前のような雰囲気の広場で他のメンバーを待っていました。
 しばらくすると、岩手県から参加したという女性二人と東京と、山梨県から参加した二組のご夫婦は、程なく集まってきましたが、もう一組の東京都から参加した老夫婦が空港の建物から出てきません。
 「何かあったのかな?」と思っていましたら、やっと出てきました。
 バスの中で事情を聞くと、飛行機の中で出入国カードが書けずに審査窓口で時間がかかったようですが、一悶着あったようです。
 細かい事情は分かりませんが、係官から5ドルを要求され、払ったらスムーズに通してくれたそうです。
 このご夫婦は、旅慣れているようで他でもこういう経験があったそうです。
 それにしても、これは、正真正銘の賄賂ではないか!
 などと話していたら、バスは、シェムリアップの市街地に向かって走っていたのである。


 <バンコクでの乗車風景>

  

  <シェムリアップの風景>




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