さて、美味しい夕食を頂いたはずですが、良く覚えておりません。
 記憶にあるのは、「やはり、本場の日本の味に劣るな!」ということと、馬鹿に値段が高かったことぐらいです。
 などと言いながら、夕飯もここで頂いたのでありますから、芸がありませんネ。

 お昼を食べてからは、いよいよ
「ウィーンの森」見学であります。
 オプショナルツアーで、お値段は、一人56ユーロですから、7,000円くらいでしょうか。
 待合場所は、なんといったかな?オペラ座の反対側にある事務所風の建物でしたネ。

 森といえば、広大な森林を想像しますが、森と言うより、丘陵地帯に人間が開発した建物などが散在しており、鬱蒼とした木々の山林が大きく広がっているというイメージとは、大きく異なっていました。

 もっとも、パンフレットには、ウィーンの森を「深い樹木に覆われた緑の丘陵地帯」と紹介していますから、小生の感性が鈍いのかも知れません。
 ウィーンの森は、北と南があり、マイバスツアーで行く森は、南のようです。


  <リヒテンシュタイン城>

  <地底湖で遊覧>

 この古いお城は、リヒテンシュタイン城であるが、どことなくドイツが誇る世界の名城ノイシュバインシュタイン城に似ていますね。
 また、リヒテンシュタインという小さい国があったと思いますが、そこと繋がりがあるのでしょうか?
 ツアーでは、普通、乗車しながらの観光となるようですが、私達は、下車して、じっくり見ることができました。

 次に訪ねたところが変わっているのであります。
 まるで、洞窟探検のようで、
地底湖で船の遊覧を楽しむとは、思いもしませんでした。
 ここの地下道が長く、段々空気が冷えてくるのが分かります。
 映画のロケ地となったこともあるようで、写真の船着き場には、大勢の子供達がいました。
 それにしても、暗く、ちょっと怖い雰囲気が漂っていました。
 どなたか、ここがどこなのかご教示下さい。

  次に、行ったのがシューベルトが「菩提樹」を作曲したというヘルドリッヒスミュールという所であります。
 ここで、コーヒーを頂きながら曲を聴いた?
 いえいえ、曲の演奏はありませんでした。

                   


 

 左の写真は、1133年にレオポルド3世が設立したシトー派のハイリゲンクロイツ修道院であります。
 ただし、その時の建物は、トルコ軍の侵攻で破壊されたそうですから、見ることができませんが、現在の建物もご覧のように美しいものです。
 ここへ着いたときは、雨が強く降っていて、難儀したと記憶しています。
 モノクロと色鮮やかなステンドグラスが見所のようですが、記憶にございません。

 右の写真は、映画「うたかたの恋い」の舞台となった
マイヤーリングというところにある修道院であります。
 というより、フランツ・ヨーゼフ1世と皇女シシィの息子ルドルフ皇太子(31歳)が1889年1月にこの館でピストル自殺を遂げたことで有名なところであります。

 そして、ルドルフのそばには愛人の男爵令嬢マリー・ヴェッツェラ(17歳)の遺体があったのであります。
 遺書があったことから、
かなわぬ恋の心中事件のように見えますが、真相は謎に包まれているそうです。


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