トルコ一周とカッパドキアの旅
 <2010.10.18(月)~10.30(土)・ワールド航空サービス社>


    ~旅行4日目・10月21日(木) 晴れ時々曇り~





                                  No.13


 ◆ 
カッパドキア観光7(鳩の谷カイマクル地下都市


mugiko
 鳩の谷が「ギョレメパノラマとウチヒサルの間」にあるといわれても、まったく理解できないわ。
 などといっても仕方がないわね。
 ということで、ビジョンバレーといわれる
「鳩の谷」には、3人姉妹の岩から15分くらいで到着しました。
 この鳩の谷を見下ろす平らな丘?を何と呼ぶのか知らないけれど、鳩の谷には、岩場にたくさんの穴が開いていて、穴に鳩の糞を集めて、周辺のブドウ畑の肥料にしていたようね。

mugio
 肥えた土地ではないから鳩の糞を利用することを考え出したと思うけれど、先人の知恵は大したものだね。
 ところで、この谷の先(左方向)には、ウチヒサルの奇岩群と密集した住宅が見えているネ。
 また、鳩の谷の岩場にも窓や出入れ口と思われる穴が開いているので、「ウチヒサルと同様に昔、ここで生活していたのだろうか?」とか「ここにも地下空間(都市)があるのだろうか?」などという他愛のない疑問が頭をよぎったよ。




   <鳩の谷を見学する丘にて> 

   <ウチヒサルが見える鳩の谷> 


mugiko
 あなたの話は、面白いけれど、右上の写真ではウチヒサルも鳩の谷の岩場も分かりにくいわ。
mugio
 そうだね!少しボケているけれど、正面から見た鳩の谷とウチヒサルを掲載するよ。



  <緑の鳩の谷>

   <鳩の谷からのウチヒサル> 


mugiko
 岩場に住宅がある光景は、南イタリアのマテーラでも見たけれど、規模が違う感じがするわ。
 ウチヒサルとは、「尖った砦」という意味らしいけれど、この大きな岩に上ってギョレメの絶景を見学したかったわね!

mugio
 さーて、次はこの台地にあったトルコのお土産を見ていただこうか。



    <青い目玉のような土産>

  <土産の陶器がぶら下がっている!>

mugiko
 鳩の谷を見学する丘には、お土産屋がズラリと並んでいて、トルコの土産として定番になっているという青い目玉のようなものも木にぶら下げてあったわ。
mugio
 この青い目玉のようなものは、魔よけのお守りで「ナザール・ポンジュー」というらしいね。 プラスチック製で、友達へのお土産として手軽に差し上げられるといって、君もたくさん仕入れてきたよね。
mugiko
 鳩の谷を早々に引き上げて、次は「カイマクル地下都市」に向かうそうよ。
mugio
 カッパドキアには数多く(約300)の地下都市が点在するが、カイマクルとデリンクユという地下都市が規模が大きく、どちらかを見ればいい、という話だね。
 私たちはカイマクル地下都市を訪れて、10時30分くらいに到着したけれど、内部はアリの巣のように迷路そのものだというから迷子にならないよう注意しないとね!



   <ここにもお土産や!>

   <カイマクル地下都市の入口>


mugiko
 カイマクル地下都市は、キリスト教徒がイスラム教徒の迫害から逃れるためにつくったもので、深さ55m、地下8層、各層の収容200人という大規模なものだそうね。製作時期は、はっきりしないけれど、大部分は9~10世紀につくられたという話ね。



   <大きな通路に狭い通路が>

   <円盤状の回転扉が> 

   <狭い通路に階段が>

 <大きな空間のさきに小さな通路!>


mugio
 キリスト教とイスラム教の対立は古くからあった、ということの証拠のような地下都市だけれど、どのように掘ったのか?土砂の処分は?などなど疑問はつきないものだったね。
 それにしても、都市というだけあって、教会やホール、台所、墓地、居室などがあり、ワインづくりまでやっていて、これらを狭い通路や階段で結んでいた、というのだから驚いちゃうよね。

mugiko
 そうね!とはいっても、私は、お日様の光を浴びる生活が好きだから、このようなモグラみたいな生活スタイルは御免こうむりたいところね。
mugio
 その通りだけれども、身を守るためにはやむを得なったのじゃないか!
 快適な生活をするために垂直に伸びる通気口まであり、また、右上の写真のような岩でできた厚い円盤状の回転扉で敵が迫ったときには、これを転がして通路をふさいだ、という話だから、それだけ戦いが厳しかったのだと思うよ。

mugiko
 ところで、私たちの後ろにいた二人の日本人を案内していた現地ガイドの人と親しげに話していたけれど、まさか!知り合いではないわよね?
mugio
 そうではないけれど、案内していたトルコ人が人懐っこい方で、どういうわけか?僕と会話が弾んだのさ。
 彼からは、「日本のどこからきたのか?」とか「埼玉は東京の隣でたいへんよいところ。」などという話があり、僕からは、「僕らのガイド(フセインさん)より日本語がうまく、まるで日本人のように滑らかに話すが、何処で勉強したのか?」と聞いたら、「日本に5年間滞在した。」とか「こちらで学ぶより日本で会話する方がうまくなる。」などと答えてくれたのさ。

mugiko

 そうなの!あなたは、英語が話せないのに外国の人と親しくなることがあるから、またまた・・・と思ったの。
 さぁ、約1時間でカイマクル地下都市の見学が終了したので、次はキャラバンサライ(隊商宿)があるスルタン・ハヌや、今夜の宿泊地コンヤの方向にあるアクサライ(Aksaray)という地名のレストランOrhan Agacliで昼食よ!








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