雲南省大満喫の旅:麗江・大理・昆明・石林6

  奇観の景勝地:石林

                                                      No.30



 今日(1月2日)は早いもので旅行の最終日みたいな日である。というのも明日は広州から成田へ帰
る飛行機に乗るだけだからである。
 昨日は大理のホテルに泊まっていたので、これから飛行機で昆明に向かうことになっている。お天気
はくもり時々晴れ、気温3℃、8時ちょうどにホテルを出発、大理エアーポートから昆明に向かう飛行機
(MU568)に乗る。

 予定通り10時くらいに昆明空港に到着、その後、バスで石林に向かう。昆明の空港から約90㎞バス
で1時間半くらいの距離である。そして、まず、腹ごしらえである。また、飯!なんだか毎日、「食っち
ゃ寝る」生活の繰り返しのようである。
 昼食の場所は「石林賓館」である。食べたものは「石林ダック・・・石林風味?鴨」「石林パン・・・撤
尼大餅」「山羊のチーズ・・・前乳餅」「人参果」などとなっていますが、写真で紹介します。見たく
ない?まぁ、我慢してご覧くださいませ。漢字を見ると面白い食べ物だと感じませんか?


 

 中国にしては珍しくパンが出てきました。これが石林パン(撤尼大餅)ですね。石林ダックは左から
から2番目かな?
 どんな味?もちろん、覚えておりませんが、この雲南旅行の食べ物は、「皆、美味しかった」という
印象が残っています。中華料理といいますと、脂っこいという印象がありますが、写真のように野菜が
豊富でとても食べやすかったのです

 さて、この大飯店を出ますと、あの奇岩が林立する「石林」はすぐそばでした。
 石林は昆明市の路南石林イ族自治県にあるのですが、日本と違って市の中に県があるようになっているのでしょうか?地形は世界的に有名なカルスト地形だということですが、あの林立する石の柱もそのカルストということなんでしょうね。

 ちなみに、カルスト地形とは、石灰岩など水に溶解しやすい岩石で構成された大地が雨水、地表水、
地下水などによって浸食(主として溶食)されてできた地形(鍾乳洞などの地下地形を含む)である。
化学的には、空気中の二酸化炭素を消費する自然現象である(ウィキペディア)とされています。

 そして、広義には、クロアチアのプリトヴィツェ国立公園や中国の九寨溝、トルコのパムッカレ、ア
メリカのイエローストーン国立公園などの、大量の石灰分を溶解した地下水や温熱水から石灰華が大規
模に再沈殿して作り出される地形もカルスト地形に含まれる。これらの場合、基盤地質が石灰岩である
とは限らず、化学的には空気中に二酸化炭素うぃ放出する、と説明しています。

 とは言っても、よく分かりませんが、主に石灰岩が水に辛勝されてできた地形のようです。でも、石灰岩特有の白い岩石は見えなかったような気がします。

 そんなことより、石林は世界遺産なのか?もちろんです。貴州省のカルスト原生林、重慶市の天然アーチや峡谷、洞窟などを合わせて「中国南方カルスト」として2007年に登録されています。

 石林は、そのカルスト岩石が樹林のように林立しているのですが、石林には大石林、小石林、李子園、石林湖などがあり、遊歩道で結ばれています。
 でも、見所は全部まわったのかな?日程表では外石林をカートに乗って巡ることになっています。

 まず、パンフレットなどでよく写っている石林の赤文字が刻まれている場所を目指します。
 おっと、その前に現地の案内人?ですが、赤色(紫?)の帽子やエプロン上の布、帯などが印象的なサニ族の女性が迎えてくれました。
 石林周辺に暮らしているサニ族は、イ族に属する少数民族で、元々は四川省に住んでいたようです。
 公園内でバスを運転したり、ガイドをする若いサニ族の女性が大勢いますが、帽子を見ると独身か、既婚が分かるそうです。


 サニ族の女性

 大石林の入り口付近
 
 写真の女性は独身かな?帽子にある三角形の角が2本あれ独身だからです。1本だけなら婚約中、角がないのは既婚者だそうです。日本では結婚式に女性は「角隠し」をするのですが・・・。
 などといっているうちに、旅行パンフレットなどによく出てくる「
石林」という赤い文字が刻まれた大きな岩が見えてきました。


次のページ(No.31) 前のページ(1月2日日程表)