花のベネルクス物語15日間の旅行記
 <2012. 4.11(水)~ 4.25(水) (株)ユーラシア旅行社>

          ~4月12日(木)旅行2日目  曇り時々晴れ~ 
 
 






                                 No.3


 ということで、昨夜は「うつらうつら」状態でしたが、6時ぐらいに朝ぶろに入って心身とも「シャッキ!」としたいところです。
 でも、疲れが原因か、機内食があたったのか?「食あたり」のような症状がでました。

 ところで、この旅で初めて宿泊する
ブルージュのホテル「パーク」ですが、場所は、駅から徒歩で15分ぐらいの距離にある旧城壁内にあるホテルだそうです。でも、土地勘がありませんので、「チンプンカンプン」です。
 建物の正面には公園(ザンド広場Zand)があり、雰囲気としては、とても良い感じです。
 部屋の様子は、面積が「まあまあ」で、水回りは、お湯が豊富で全体に悪くはありませんでしたが、湯船は間仕切りがないので水が飛び散りやすく、また、トイレが小さいのも気になりました。
 なお、私達の部屋は、窓から外が見えない裏側だったようです。


 さて、この日は、ブルージュ市内観光ですが、朝、気になるのは、やはり食事ですね。まず、コーヒーなどをいただきながら「ゆったり」したいものです。

 とても軽い感じの朝食でしょう!コーヒーにパン、ハム、ボイルドエッグといったところです。疲れている身体には、ちょうど良いメニューだと思いました。
 が、味は「パン、ハムは普通、卵、ソーセージは塩分が強すぎ!コーヒーは美味しい!」とのこと。うるさいおじさんだね!

 さて、、食事が終わりますと、、散歩をしたくなるのが人情です。
 ホテルの正面にある広場などを散策してみました。
 私達と同じ思いだったのでしょうね!ここで、Mさんご夫妻にお会いしました。


 <ホテルが正面に!>
 
  <広場のモニュメント>

 この後、ホテルのロビー集合が8時50分で、いよいよブルージュ市内観光です。

 ブルージュは、運河が多いことから「水の都」の異名を持ち、運河の景観の美しさから「屋根のない美術館」と絶賛され、運河に囲まれた歴史地区が世界遺産に登録されています。また、世界遺産となっている「フランドル地方のベギン会修道院」の一つがブルージュにあり、この街は世界遺産の街であると言っても過言ではないといわれています。

 市内観光は、最古のゴシック建築である
市庁舎と鐘楼、聖血礼拝堂、ミケランジェロの聖母子像がある聖母教会などなど見どころが多く、本当に楽しみですが、小生には教会の建物が皆同じように見えてしまうかも知れませんね。
 でも、この街は、運河が縦横に走っていて、船に乗って絵のように美しい街並を見学するといいますから、このクルーズが楽しめれば建物の歴史や建築様式などが分からなくとも十分かも知れませんね。

 ホテルを9時に徒歩で出発しますと、街の中心にあるホテルですから、直ぐに美しい街並が見えてきました。


 街並の写真の前に、今日の観光の案内をしてくれるアントワープ在住の日本人ガイドWさんが紹介します。
 この方は、「いつも、とてもユニークなファッションで私達旅人を驚かす」そうですが、髪の長い痩身の男性でした。
 確かに、日本人らしくない服装ですが、ユーラシア旅行社のTさんが言うには
「いつもより控えめなファッション」ということでした。
 でも、言葉が「はきはき」していて、ベルギーに関する知識も豊富でしたからガイドとして申し分ない方だと感じました。

 
 <Tさんと談笑するWさん(左)>
 
  <ホテル近くのブルージュの街角>

 さて、ホテルを出発して、見どころとして最初にみえてきたところは、「救世主大聖堂」でした。
 本来ならば、ブルージュ中心部の地図を掲載したいところですが、適当なものが見当たりませんので、「わがまま歩き32 オランダ ベルギー ルクセンブルク(実業之日本社)P210」などを参照してください。
 救世主大聖堂は、私達が宿泊したパークホテルからザンド広場とザイドザンド通り(Zuidzand Straat)を歩いて5~6分の距離にありました。


   <救世主大聖堂の前>

   <救世主大聖堂の外観>

 この大聖堂は、外から建物を見学しましたが、中には入りませんでした。左上の写真は、大聖堂前にあった彫刻でしょうか?また、大聖堂は、茶色系のがっしりした建物で、写真の右側に見える高い棟が印象的です。

 大聖堂の内容については「わがまま歩き」を引用します。

 
「いわゆる大聖堂のイメージはなく、巨大なロボットのようながっしりとした外観。それもそのはず、12世紀に建てられた当時はごく小さな教区教会だったのに、フランスによって街の主要な教会が壊されたので、その代わりとなった。フランスからの独立後の・・・・。」

 その後、大聖堂から鐘楼や聖血礼拝堂、市庁舎などブルージュの主要な見どころとなっているマルクト広場とブルグ広場に向かいました。その間、右方向には「聖母教会」と思われる塔が遠くに見えていました。
 聖母教会の塔は、救世主大聖堂の塔に似ていますが、救世主の方が四角であるのに対して、聖母の方は、細長く丸いトンガリ帽!という感じです。でも、同じようでよく分からないな!


  <聖母教会の塔>

  <救世主大聖堂の塔>

 左の写真は、遠くに霞んだように見える聖母教会ですが、後ほど、「ピンぼけ」していない写真を掲載したいと思います。また、右写真は、振り向きながら救世主大聖堂を撮影したものですが、朝日に照らされた塔の色が黒っぽく見えますね。

 この後は、鐘楼(ベルフォート)や、市庁舎などブルージュを代表するような建物が並ぶ「マルクト」と「ブルグ広場」に向かいました。
 ユーラシア旅行社の「旅のしおり」では、ブルージュの市内観光として「市庁舎、鐘楼、聖血礼拝堂、聖母教会、ベギン会修道院、愛の湖公園にご案内します。」となっていて、このうち、市庁舎、鐘楼、聖血礼拝堂がこの二つの広場にあります。


 なお、広場に着く前に添乗員のTさんのメモでは、「ステーン通りのスーパーなどをご案内しつつ大きな救世主大聖堂をご覧いただき、左右のギルドハウスにもご案内。皮革製品ギルドや靴ギルドなど、昔のブルージュが伺えます。」とありますが、もしかしたら、このメモのギルドハウスは、下の写真の建物でしょうか?
 これもギルドハウスかも知れませんが、ビデオを見ていましたら、小生が喋っていました。
 「一番立派な建物は大工さんのギルドだ!」と。
 これをなんと!
mugifumi日誌の記事では「ブランド品を扱っている店」などと説明したのですから、誠にお恥ずかしい限りです。
 話と写真が合わない?大工さんギルドハウスの赤茶けた立派な建物の写真は、mugifumi日誌を見てください。


  <ステーン通り>

   <ギルドハウス>

 ギルドハウスといえば、マルクト広場のなギルドハウスが思い浮かぶのですが、小生には、マルクト広場のギルドハウスの記憶も写真も一枚もないのですから不思議なものです。

 話を広場の光景に戻していただいて・・・綺麗に撮れていませんが、マルクト広場に面する「鐘楼」をご覧にいただます

      <大きく高い鐘楼>
   <ブルグ広場から>
 逆光でちょっと暗く写っていますが、ご覧のように鐘楼は、大きな建物です。
 中世に建てられた鐘楼は、権力の象徴ですからより高く建てられるものですが、ブルージュのものは、ご覧のようにケーキのように八角形をしています。
 13世紀から建設され、15世紀に完成したもので、366段の螺旋階段を登ったところからの眺望は、「まるで箱庭のようだ!」といわれています。

 「その箱庭のような街並をお前も見たのか?」という質問を受けそうですが、午後の自由行動の時間に「はぁはぁ!」と息を弾ませながら何とか階段を登ることができましたので、後ほどご覧くださいませ。

 さて、鐘楼に続いて同じマルクト広場に面している一際、目立つ建物
「西フランドル州庁舎」と周辺の建物をご覧いただきましょう!


  <西フランドル州庁舎>

   <マルクト広場の建物群>

 左上の写真は、屋根にトンガリ帽がたくさ見える西フランドル州庁舎で、建物の右側の赤茶けた部分は、郵便局だそうです。
 でも、この建物の手前の広場には車が止まっていて、何かの準備をしていました(歩いている人々の左側)。そこに日本の夜店のようなものが設置されるのかも知れません。
 右上の写真は、その反対方向、つまり、
「階段状の切り妻屋根が美しい!といわれるギルドハウス」がある方向のさらに左側の光景だと思いますが、ギルドハウスの影も形もこの写真には写っていません。
 本当に残念ですが、肝心な「ギルドハウス」の写真を撮らなかったのです。







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