花のベネルクス物語15日間の旅行記
 <2012. 4.11(水)~ 4.25(水) (株)ユーラシア旅行社>

        ~4月18日(水)旅行8日目  晴れ~ 
 






                                No.15


 ということで、私達は急いで昼食会場であるリラックスゾーンのレストランに向かいました。
 レストランといいましても、急ごしらえの平屋の建物ですが、あまりの人の多さに驚いてしまいました。
 多くの人々は、レストランに入るために並んでいたのですが、
「並ぶ」という習慣は日本人特有の習慣だと思っていた小生は、欧米にも日本の文化が根付いてきたのかと感じたものです。
 「食事できるまでには時間がかかるな!」と思いながら、私達も後方に並んでいたのですが、ユーラシア旅行社さんは予約を入れていなかったのでしょうか?
 でも、そんな不手際はしませんよね!予約はしてあったのですが、前の予約客が遅れていて私達も建物に入ることができなくなってしまったようです。
 こういう予期せぬことはよくあることで待てば良いだけのことですが、しばらく待っていましたら、前に並んでいる人々より私達が先に入れることになりました。
 申し訳ない!という気持ちもありましたが、こうした私達を見た人々から
大ブーイングがおこりましたので、驚いてしまいました。

 さて、昼食の内容ですが、スープがでてきただけでメインディッシュがしばらく出てきませんでした。
 人が多くて慌ただしい食事で、そのせいではないと思いますが、味や料理の名前などは不明です。


 <何?スープ>

   <メインディッシュ> 
 メインディッシュは、ジャガイモと人参(緑の野菜はインゲン?)、鶏肉?に黄色いソース(卵?)がかかったものでしょうか? 

 <デザート>

 食事中、俄にかき曇り大雨が降ってきて「どうなることやら!」と思いましたが、すぐにやんでくれて青空が広がりましたので、一安心です。

 食事の後は、オランダの象徴のような風車が広がる
キンデルダイクに向かいますが、14時45分頃フェンローを出発しました。
 思い出づくりのように出口付近に咲いていた草花を撮影しましたので、ご覧いただきたいと思います。

 
   <青紫のヒヤシンス>

  <ツリガネソウのような花>

 フェンローからキンデルダイクまでは優に100㎞はあり、時間的には2時間近くかかったようで、到着時刻は16時40分頃でした。
 その間、何か面白い光景が見えないかとバスから「きょろきょろ」したのですが、残念ながら何にもありませんでした。

 それでも、キンデルダイクに近づいた16時ちょうどぐらいの時刻にキンデルダイクではないところに水車が見えましたので、ご覧ください。
   

   <さすがはオランダ!> 

 ところで、キンデルダイクの水車は、いずれも低地から水をくみ出す灌漑を目的として18世紀に作られたものです。
 オランダは、ご承知のように国土の4分の1が水面より低く、水車は、古くから水と戦ってきたオランダの歴史を象徴するものとなっています。
 そのオランダにある風車の数ですが、産業革命以前には1万機近い数がありましたが、現在はその10分の1に減ってしまったそうです。
 その中でキンデルダイクの風車の数は
19基で、世界遺産に登録されていて、観光地としても大きな見どころとなっていると感じました。

 風車群に到着しますと、受付のような小さな建物があり、その先にある歩道を歩いて行きますと、満々と水をたたえる運河が走っていました。
 キンデルダイクとは、「子供堤防」という意味だそうですが、青々とした美しい干拓地と運河が織りなす光景は「一幅の絵」のようでした。
 まず、水車が遠方に見える歩き始めたところからの光景をご覧ください。

 天気は、晴れ時々曇りで、少し風が強いかな?と感じたのですが、歩道の両側に広がる水車を見ていますと、美しい光景に気をとられて天気のことなど忘れてしまいました。
 さらに歩道を進んでいきますと、歩道の両側に広がる水車が段々大きくなってきました。

   

 そして、その次には歩道を右折するところにさしかかりました。そこには運河を渡る橋が架かっていて、その先には風を受けてまわっている羽根がある大きな水車がありました。
 ここが曾祖父の代から風車守をしているというヤン・フークさんの風車なのでしょうか?
 「わがまま歩き」では、そのような風車がある、と表現していますが、オランダ政府観光局などの情報では、風車守と家族がどのような生活をしていたかを見学できる「博物館風車」があるといっています。


  <美しい風車の光景を遊ぶ!> 

  <運河に架かる橋からの光景>

  <橋を渡ったところの光景> 

  <博物館風車?>

 上2枚の写真をご覧いただきますと、キンデルダイクの水車群が、運河とともに美しい光景を作りだしていることが分かると思います。
 左下の写真は、右上の橋を渡りきったところ(土手のような)の左側に広がる風車群の様子です。この風景がキンデルダイクの「風車群」として最も相応しい光景なのかも知れません。
 また、右下の写真は、ちょっと見づらいのですが、橋を渡りきったところにある風車で、その手前にはトイレもありました。
 先ほど申し上げたように、この風車がヤン・フークさんの風車なのか、博物館風車なのか、不明ですが、中を見学できるようになっていました。(小生は、下の写真のように人形を置くなど観光用に見えましたので、博物館風車が正しいのではないか!と思っています。)


  <風車の中から見える光景>

   <風車の中にあった人形>

 この博物館風車の前で、女性陣がにっこりと微笑む記念撮影などをして、17時20分頃に水路と風車を楽しみながら帰途につきました。帰り際に見えた小生お気に入りの光景と水際の小鳥たちの様子をご覧ください。


  <絵画のような風景> 

   <鴨でしょうか?> 

 キンデルダイクからは、今夜の宿泊地ロッテルダムに向かいました。
 ホテル到着時刻が18時30分、約40分間のバス旅でしたからキンデルダイクからはそう遠くない距離です。
 
ロッテルダムは、オランダ第2の都市で、中心部に煉瓦の家並みがなく、斬新なデザインのビル、共同住宅、巨大な吊り橋などが目を引く世界最大級の港湾都市といわれています。
 これは、ドイツの空爆で壊滅状態になったことから、復興に新しい街づくりをしたということです。
 そのためか、歴史的な見どころが少ないようで、私達のツアーでは市内観光は予定されていません。
 しからば、何を見るのかとなりますが、ピーター・ブリューゲルやファン・エイク、レンブラントなどオランダの巨匠の名画を収蔵する
「ボイマウス・ファン・ベーニンゲン美術館」に行く予定となっています。
 しかし、この美術館以外の見どころを知っておきたいのが人情ですよね!
 「わがまま歩き」によれば「ドーレン・コンサートホール(エンターテイメントの中心)」、「聖ローレンス教会」、「ロッテルダム海洋博物館」、「キューブハウス(カイククーブス)」などですが、果たしてこれらの中の一つでも見学することができるのでしょうか?


  今夜の夕食は、ロッテルダムのホテル(ビルダーベルク・パーク)です。
 どんな美味しい食事が用意されているのでしょうか!などと期待しない方が無難ですね。
 夕食は、19時30分からですから、部屋に入って一休みできましたので、ほっとする時間が持てました。
 まず、ホテル到着時の様子などをご覧くださいませ!


  <ロッテルダムの近代的な塔>   

  <歴史を感じさせる建物が見えました>

 続いて、ホテル(BILDERBERG PARKHOTEL)の建物と部屋の様子などをご覧ください。


 <ビルダー・ベルクパークホテル>

  <私達の部屋3114号室> 

 夕食がなかなか出てこない?そうでした!なお、左上のホテルの写真は、翌日の朝、撮影したものです。
 ご覧のように外観が大きく、また、部屋が広いホテルですが、その評価は、次のページで申し上げたいと思います。


 <美味しそうなパン>

  <ミックスサラダ>
 見た目も綺麗な料理ですが、メインの豚肉はソティといったら良いのでしょうか、総じて味の評価が辛い小生が「今回の旅で一番美味しい!」と評しています。
 なお、右側のミックスサラダは、香味野菜の包みです。
 このほかにジャガイモが出てきたようです。「マヨネーズをかけていただいた」というメモが残っていました。
 肝心なことを忘れていました。
 久しぶりにビール(ハイネケン・3ユーロ)を頂きました。 

豚肉のシュニッツェル

 <アイスクリーム> 

 さて、明日は先ほど申し上げたように午前中、ロッテルダム市内観光となっていますが、実際は「ボイマウス・ファン・ベーニンゲン美術館」を見学するだけで市内観光はないようです。
 絵の素養がない小生には名画の良さが分からないかも知れませんが、「何でも見て聞いて楽しみたい!」ものです。





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