花のベネルクス物語15日間の旅行記 <2012. 4.11(水)~ 4.25(水) (株)ユーラシア旅行社> ~4月19日(木)旅行9日目 くもり~ |
|
No.17
デルフトのボイマイス・ファン・ベーニンゲン美術館をでてから30分足らずでデン・ハーグのレストランBASTILLEに到着しました。
レストランのことよりも近くの美しい水辺の写真が残っていましたので、ご覧ください。
<“デルフトの眺望”を偲ばせる東門> |
などと気取っていましたら、この写真と同じ場所が「わがまま歩き」に書いてあるデルフトの説明として大きく掲載されていましたので、驚いてしまいました。 わがまま歩きでは、この場所を「フェルメールの“デルフトの眺望”を偲ばせる東門」とコメントしていますが、その意味が小生には理解できませんでした。 |
“デルフトの眺望”を偲ばせる東門とは、どのような意味なのでしょうか?「偲ばせる」とは、昔の人物や物事を懐かしく思い出すことですから、東門という場所がフェルメールが描いたデルフトの眺望の場所を思い出す、あるいはそこから発展させて「連想させる」という意味になってしまいます。
などと屁理屈をいってますが、東門が眺望に描かれた景色とよく似ているということのようです。
さて、昼食の話がいつの間にかデルフトの眺望の話になってしまいました。
レストランは、東門から歩いて10分くらいの距離ですから、東門近くと表現しても良いと思います。食事内容ですが、Tさんメモでは「予定を変更し、ここで白アスパラガスをお召し上がりいただきました。」となっています。白アスパラガスは、23日にアムステルダムで頂く予定になっていました。 オランダ名物ともいえる白アスパラガスですから、味のコメントをしたいところですが・・・小生の舌は物忘れが激しく、また、メモも残っていませんでした。 |
||
食事が14時ころ終わりますと、レストランから歩いてデルフト市内観光に向かいました。
まず、向かったのが先ほど申し上げたフェルメールが「デルフトの眺望」を描いたという場所です。
ところで、この絵を展示している「マウリッツハイス美術館」が拡張工事で休館のため、「真珠の耳飾りの少女」などとともに「デン・ハーグ市立美術館」に移動して展示しているという情報をユーラシア旅行社からいただいていました。
ところが、11日出発のツアーでは、デン・ハーグ市立美術館を見学する予定がなかったものですから、誠に残念ですが、「デルフトの眺望」を見学することができませんでした。(4/19と5/9出発のツアーでは予定に入っています。)
そうなると、絵に描かれている光景と案内していただいた場所の光景が似ているのか?の比較ができないものですから、公開されている「デルフトの眺望」を参考に掲載したいと思います。
<フェルメールのデルフトの眺望> |
<眺望が描かれた場所の光景> |
両方を見て似ていると感じますか?手前の運河の形は似ていると思いますが、奥に見えるデルフトの街並は、絵の中央に描かれている尖塔が右の写真には見当たりませんし、写真の新教会の右に写っている二本の尖塔が絵にはないようです。
<「デルフトの眺望」の勉強>
わがまま歩きなどフェルメールのこの絵を解説しているものを見つけましたので、参考になると思います。
わがまま歩きでは、「「デルフトの眺望」(1668年)は、ラインスキー運河の東門あたりを描いたとされる。」と記述しています。
また、ネットで見かけた情報では、「この絵が描かれた場所は、デルフトの中心部の南、コルク運河と呼ばれるあたりといわれる。ここにはロッテルダム門とシーダム門という二つの市壁の門があり、これがデルフトの眺望に描かれている。左のシーダム門には・・・」とあり、さらに、「残念ながら「眺望」に描かれた2つの門は19世紀に撤去されてしまい、今の眺望(写真)とは似ても似つかない・・・」というものがありました。
ラインスキー運河の東門は、まさに東門のことだと思いますので、わがまま歩きの記述には疑問を感じてしまいますが、東門にある2本の尖塔は、絵の右側に描かれているロッテルダム門の尖塔と似ていますので、そのようにいいたくなったのでしょうか?
絵の勉強はこのくらいにしまして、眺望の場面を2枚ほどご覧いただきましょう!
<左方向の景色> |
<正面に新教会> |
眺望の場所の見学が終わりますと、少し傾いている旧教会や新教会がある旧市街に歩いて行きました。
デルフトの見どころとしては、マルクト広場を中心とした市庁舎や新教会などですが、デルフトブルーと呼ばれる陶器も有名です。
まず、細い運河や木々の緑と調和した家々と新旧の教会が描く「しっとり」した街並をご覧ください。
<少し傾いている旧教会> |
<運河に浮かぶ小舟> |
<マルクト広場前の新教会> |
<市場がありました> |
さらに、この付近には、フェルメールが少年時代を過ごした建物「メーヘレン亭跡」が残っています。父親は、ここで居酒屋を兼ねた宿屋を営んでいたそうですが、今はデルフトブルーなどという表示がある店になっていますので、陶器などを売っているのでしょうか?
ここからデルフト焼工房に向かうバスに乗るため数分間、歩きましたが、その途中にあったブルーの風船のような奇妙な物体がありましたので、メーヘレン亭跡とともにご覧ください。
<メーヘレン亭跡> |
<ブルーの物体は?> |
デルフト焼工房には15時20分頃に到着したのですが、大変な人混みで「デルフトブルー」といわれる鮮やかな色合いが特徴のデルフト焼きを「じっくり」見学することができませんでした。
<王立ポーセレン・フレス社?> |
<展示品の数々> |
<デルフトブルーの陶器> |
<レンブラントの夜景を模した陶器?> |
また、私達を案内した日本語ガイドも早足で工房をまわってしまい、「ええ!これで終わり!?」という感じでした。この後の自由時間にデルフト焼きを購入した方もいたようですが、小生は「つまらない!、トイレ休憩」というメモが残っていました。
ここには16時まで滞在し、その後、今夜の宿泊地であるデンハーグ(日本ではハーグといってます)に向かいました。
デルフトからデンハーグまでは10㎞ぐらいでしょうか?小生は、この時、ちょっと早いけれども、ホテルに直接向かうものと考えていたのですが、嬉しく且つ驚き!の見学が待っていました。
何と!マウリッツハイス美術館からハーグ市立美術館に移動して展示されていたフェルメールの「真珠の耳飾りの少女」を鑑賞できるというのです。
では、私達は、ハーグ市立美術館に向かったのか?といいますと、そうではなく、この時だけプリンス・ウィリアム・ギャラリーに特別展示さていたのです。
この建物は、入口が小さい細長いもので、二階の展示場に行くまでにしばらく待たされましたが、意外と見学者が少なく、「じっくり」と「間近で」この名画を鑑賞できたのですから感激も一入です。
この名画を鑑賞できるように配慮いただいたTさんに心から感謝申し上げです。
<ギャラリー周辺の光景> |
<プリンス・ウィリアム・ギャラリー> |
ギャラリーの入口は、右上写真の窓がない茶色の建物の中央ですが、そんなことよりも2012年の5月下旬から日本で展示されるという絵を見たくなるのが人情ですネ!
お前がギャラリーで撮影したものか? もちろん、撮影禁止でしたから公開されているものを掲載したのですが、「青いターバンの少女」という別名があるように頭に巻いているターバンの青が本当に美しい色彩を放っています。 ウィキペディアによれば、制作されたのは、フェルメールが33歳から34歳の頃で画家として安定した技量を発揮しつあった1665年もしくは1666年にかけてであろうと推定されています。 これには、異論もあるようですが、そんなことよりも「北のモナリザ」と称されるほどの名画に描かれている少女はいったい誰なのでしょうか? この絵には、そのほかに唇、真珠の耳飾り、ターバン、姿勢、贋作など興味が尽きない事項がありますが、興味のある方は、Wikipedeiaの「真珠の耳飾りの少女」を参照してください。、 |
さて、プリンス・ウィリアム・ギャラリーの周辺を撮影した時刻が17:05となっていますが、、この絵を鑑賞後、自由時間を過ごしました。
とはいっても、デンハーグの街の右も左も分からないものですから、何処を見学したのかトンと分かりませんが、Tさんの案内で平和宮(国際司法裁判所)を見ることができました。
そして、明日訪れるキューケンホフ公園の昼食をゲットするためにスーパーマーケットに向かいました。
<平和宮(国際司法裁判所)> |
太陽がまぶしくて、建物を肉眼で見ることが難しいところでしたが、写真は、何度撮り直しても建物が黒く写ってしまいました。撮影技術が未熟なのだと思います。 ところで、日本と韓国の領土問題(竹島)でも、この国際司法裁判所が話題になりました。 スーパーマーケットの写真が見たい?残念ながら、撮影していませんでした。 |
スーパーから今夜のホテル「ベル・エアー」が近いのか、遠いのか分からないのですが、仲良くなったDさん達と一緒の行動でしたから、迷い子になる心配はありませんでした。
これでホテルに帰って夕食をいただきますと、今日という一日が終わりになります。
ホテルの様子は明日の朝食とともに記事にしたいと思います。
明日は小生が最も楽しみにしていた「キューケンホフ公園」見学がありますので、今夜は十分に栄養をとって・・・。
メニューはTさんメモでは「牛のカルパッチョ」、「鮭のグリル」、「デザートビッフェ」となっています。 小生の表現は、鮭のむしたもの(グリルではない)にジャガイモ、コーヒーや紅茶など飲み物とケーキ類が無料(バイキング方式)となっていて、牛のカルパッチョはありませんでした。 上の写真は緑と白の練り製品のような感じで「牛のカルパッチョ」とは似ても似つかない!ものですネ。 下の写真は、鮭を何かで包んだものと、右側のどんぶりに入っているジャガイモです。 味は、昨日のホテルより劣るが「うまい」といえるかな?というものです。 |
|
次のページ(No.18) | 前のページ(No.16) | トップページ(No.1) |