花のベネルクス物語15日間の旅行記
 <2012. 4.11(水)~ 4.25(水) (株)ユーラシア旅行社>

        ~4月21日(土)旅行11日目  薄暗いくもり~ 






                                No.22

 ということで、トイレの恨みは怖いですよ!話は変わりますが、天気が何とか持って本当に幸いでした。強い雨が降ったという記憶がないのですが、Tさんのメモでは「終わる頃にはすごい雨が。」となっていました。

 花パレードの会場からユトレヒトまでどのくらいの距離なのか分かりませんが、12時30分頃にレストランに到着しました。
 「昼食にエルデンスープ(エンドウ豆スープ)をお召し上がりください。」と案内されていますので、本当に楽しみです。



 小生があれこれ説明するよりTさんの説明が的確です。
 「レストラン”Loffen”にてあったか~いエルデンスープを。寒い日にピッタリの料理。作り方も、エンドウ豆ペーストと具を煮込んだだけのシンプル料理!!豚肉のステーキと、特大アップルパイ!」
 でも、味の方は、小生の独断と偏見に基づき申し上げたいと思います。
 スープは、色は良くないが「まあまあ」という感じ。メインのステーキは、肉厚だが、脂気がないヒレ肉のよう、同じく「まあまあ」。小生がアップルパイが好きになったのは、この時の味の良さが印象に残っているからか?


 <Loffen> 

<エルデンスープ> 

 <豚肉のステーキ>

 <アップルパイ>

 このレストランで、なぜ「ゆっくり」したのか分かりませんが、14時過ぎまで食事を楽しんで、次に向かったのは、ユトレヒトで生まれた”うさこちゃん”ことミッフィーの作品が展示されている「ディック・ブルーナ・ハウス」でした。

 Lof(fは一個が正解のようです)enは、ドム塔のすぐ側にあるカフェ・レストランで、ランゲ・ニーウ通りを南に約800㍍歩きますと、
「ディック・ブルーナ・ハウス」に着くことができます。
 まず、その道筋で見かけた街の様子をご覧ください。


  <レストラン付近の街並>

  <どこかの教会?> 

 左の写真は、撮影時刻が14時11分ですから、レストランを出発して間もないところの光景です。
 また、右の写真は、ディック・ブルーナ・ハウスの黄色の看板が見えてきた時の撮影時刻14時30分の1分前に撮影した建物です。
 一見した感じは、教会のようですが、この付近には教会はないようです。
 では、どのような建物だろうか?もしかしたら、ディック・ブルーナ・ハウスの近くにあるというユトレヒト中央博物館かな?と考えたのですが、そうではないようです。

 さて、肝心なディック・ブルーナ・ハウス(ユトレヒト在住の作者ディック・ブルーナ氏)ですが、2006年から中央博物館から独立して作品が展示されているウサギのキャラクターで人気の美術館です。日本では「ミッフィー」と呼ばれていますが、地元では「ナインチェ・プラウス」といわれています。「ナインチェ」とは「子ウサギ」、「プラウス」とは「ふわふわ」という意味だそうです。



  <黄色の看板が目印>

   <ミッフィーグッズの数々> 

 入口を入りますと、右写真のような子ウサギのグッズを販売するショップがあり、また、通路を真っ直ぐ進むと、黄金のウサギ(ナインチェ)が私達を出迎えるように輝いていました。


 <黄金色に輝くミッフィー> 

  <ミッフィーの絵本の数々> 

  <読書室で遊ぶ子供達> 

  <可愛らしいミッフィー・ショップにて>

 黄金のウサギ(ナインチェ)の奥には「ウサギ(ナインチェ)」の絵本を読んだりすることができる「読書室」や「オーディオルーム」があると聞きましたが、小生の関心は、出口付近のショップにある写真のような可愛らしいミッフィーそのものに移ってしまいました。

 こうして、ディック・ブルーナ・ハウスで童心に返って、その後、15時ちょうどぐらいの時刻にドム教会方面に戻って、ユトレヒト大学本部やドム教会などを見学しました。


  <遠方にドム塔が!> 

   <ユトレヒト大学本部>

 ところで、ユトレヒトのことを説明していませんでした。
 ユトレヒトを表す言葉として「わがまま歩き」では、「中世の香りを漂わせ知的刺激に満ちあふれる大学都市」と表現しています。
 ちょっと細かく説明しますと、次の通りです。
 ユトレヒトは、オランダ第4の都市でオランダのほぼ中央に位置しています。そのため、オランダ全土から日帰りが可能で、交通の要衝になっています。首都のアムステルダムからも電車や車で約30分ほどの距離となっています。
 16世紀後半の独立戦争では、オランダ独立の中心地となり、また、スペインの弾圧に対して北部7州がユトレヒト同盟を結ぶなどユトレヒトが独立のシンボルとなっていました。


 ユトレヒトの見どころとしては、ディック・ブルーナ・ハウスのほか、古い運河、ドム教会、ドム塔、ユトレヒト大学、中央博物館、カタライネ修道院博物館などです。

 このうち、左上写真の遠方に見えるドム塔は、ドム広場の西側に1321~1382年にかけて建設されたゴシック様式の建物です。二つのチャペルは、高さが112mありますので、ユトレヒトのどこからでも見ることができます。465の階段を登って頂上に行きますと、ユトレヒトの町が見渡せるということですが、私達は塔の中には入りませんでした。

 また、写真右のユトレヒト大学は、ドム教会の南側にあります。大学は1636年創立ですが、中には1409年に造られた教会の参事会室があり、ドム教会の牧師の会合に使われたといいますから、このいわば牧師教育が大学設置の基だったのかもしれませんね。
 なお、銅像は、オラニエ公ウィレム1世の弟でオランダ王家の父祖とされるヤン・ファン・ナッソウ(Jan Van Nassau)ですが、先ほど申し上げたユトレヒト同盟(1579年)は、彼らによりここで結ばれたそうです。



 <春の息吹が感じられるドム教会>

  <教会近くの花市場>

 <遊び心一杯のミッフィー信号>
 ドム教会は、ドム広場に面して建つゴシック建築としてはオランダ最古の教会。1254年から建設が始まり、1517年に司教区の聖堂となった。壮麗な建物は100年の歳月をかけた修復を終えたばかり。(「わがまま歩き」から)
 という説明ですが、ご覧のように美しい教会ですので、もっと近寄ってみれば良かった!と思いが残りました。

 この後、少し歩くと市庁舎(写真なし)などがありましたが、中心部には左下写真のようにミッフィーが信号機に使われていて遊び心一杯の町に「びっくり!」しました。中央に赤い信号機が見えていますが、・・・小さくて見えない?

 こうしてユトレヒトを見学して16時ぐらいにバスに乗って宿泊地の
「ヒールサム」に向かいました。
 などと気取っていますが、ヒールサムという地名が見つからないのです。
 明日訪れる
デ・ホーヘ・フェルェ国立公園(通称“ゴッホの森”)が「わがまま歩き」では「アーネム近郊」となっていますので、その近くかもしれませんネ。
 粘り強くネットの地図で調べましたら、アーネムという町がユトレヒトから東方向に60㎞弱の位置にあり、ヒールサム(Heelsum)は、その手前の町のようです。

 なぜ、位置などに拘るのか?それは、このホテルの環境が偉く気に入ってしまったからですが、バスに揺られて見えた風景と緑溢れるヒールサムのホテルをご覧ください。。



  <ユトレヒト近郊で見えた風景>

  <ヒールサムのホテル正面> 

 左の写真は、19時10分に撮影したものですから、「ユトレヒト近郊」と勝手に表現しましたが、場所は不明です。運河、緑の土手、茶色の建物が調和して美しいものです。

 右の写真は、ヒールサムのホテル、クライン・スイッツァランドですが、緑豊かな森に囲まれ高級な別荘地の雰囲気が漂っていました。日本でいうと「軽井沢」という感じです。

 今日の夕食は19時からホテルB階(1階)のレストランでいただくことになっています。
 どんなものがでてくるのか本当に楽しみです!(お前も雰囲気に飲まれやすいタイプだね?!)
 白いお皿に料理が載っていて洒落ていますので、「これはうまい!」と言いたいところですが、肝心な味の記録がないので何ともいえません。
 

<レストランの灯り> 

 <サラダ>

 <魚のソテー>

<チョコレートプリン>

 「鳥のさえずりで目覚める朝なんて最高!」などという言葉が頭をよぎったのですが、実際にホテルの朝を散歩で楽しみましたので、次のページでご覧ください。





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