<とっておき南イタリア・シチリア島の旅>
 ~旅行5日目~12月31日(水)~

  シチリア島タオルミーナのギリシャ劇場


                               No.13


 ということで、街の中心、ヴィットリオ・エマヌエル広場から「ゆっくり」歩いてこの街の象徴ギリシャ劇場に向かいました。劇場は小高い丘の上にあるようで、入り口の隣には洒落たホテルがありました。
 入り口はフリーではありませんので、そこでしばらく待ちましたが、その間にギリシャ劇場通り沿いの美しい街並みを振り向いたり、劇場の説明を受けたりしました。
 「おっと!」その前にヴィットリオ・エマヌエル広場にある古代ローマ・ギリシャ音楽堂の
「オデオン」を見たので写真をご覧頂きましょう。

   ヴィットリオ・エマヌエル広場にある聖カテリーナ教会の裏側にあるオデオン。
 
元々はギリシャ神殿があったところに紀元前3~4世紀頃に神殿の上にローマ時代のオデオンが建てられたといいます。
 紀元前の時代に人々は、どんな音楽をここで楽しんでいたのでしょうか?
 メルヘンですね。
 

  お待たせしました!ここからがギリシャ劇場です。
 このギリシャ劇場は、名前の通りギリシャ人によって紀元前3世紀頃建設され、その後、古代ローマ時代にローマ人によって闘技場に改築されたいいます。劇場は、観劇の他、善悪、宗教などの教育の場として使われていたというのですから驚きです。
 小生などは、ここがタオルミーナの一番の見所という観光面にスポットが当たっているのではないかと思うのですが、現在でも、コンサートやオペラが行われる場所として有名だそうです。
 でも、紀元前に建てられた劇場に「びっくりする!」のと同じくらい驚くことがあります。
 それは、段々状になっているギリシャ劇場の客席を登っていきますと、頂上の左側付近から緑と街の赤い屋根が見事に調和した
美しいイオニア海が見えることです。
 まず、ギリシャ劇場の入り口付近の写真をご覧頂きましょう。

 
 <テアトロ グレコという文字>
 
   <ギリシャ劇場の入り口>

 上部にサボテンが見える左上写真の文字の意味は、残念ながら分かりませんが、「TEATRO GRECO」というのは個人の家で名前でしょうか?
 右上の写真の右側には、入り口にある二つの鉢が印象的なホテルがありました。


   この写真のホテル、「隠れ家風」で面白そうな雰囲気が感じられました。 

 ホテルなど見たくない!?ごもっともです。
 中に進みますと、まず、茶色の大きな岩のようなものが見えてきますので「これは何だろう?」と驚いてしまいます。
 そして、門のような所を潜りますと、左側に段々状・半円形の見物席、右側に舞台のようなものが見えます。
「いやー、もうびっくり!」ですね。左側の舞台の先には、崩れかけてはいますが、ギリシャ神殿にあるような大きな柱が建っていました。

 
  <舞台のような右側の光景>
 
  <左側の段々状の客席>
 
 劇場全体の感じがつかめない!?その通りですから、階段を上がって高い位置から撮影した写真をご覧頂きましょう。

    これでギリシャ劇場がどんなところか、よく分かりますよね。
 写真中央左寄りが入り口です。

 さて、このギリシャ劇場から眺めたイオニア海の景色が最も大きな見所ですが、次ページ(No.14)をご覧ください。







 次のページ(No.14)  前のページ(No.12)