連泊で巡るポルトガルの美しい町や村12日間の旅
 <2013.3.5(火)~3.16(木)・ユーラシア旅行社>

    ~3月6日(水)旅行2日目  くもり時々晴れ間~ 






                                  No.3


 ◆ リスボンの朝


 皆さん!おはようございます。
 早速、「リスボンの朝」からをお伝えします。
 昨夜宿泊したホテルは、「サナ・パーク・メトロポリタン」というホテルで、「街中の近代的
な大型ホテル」といった印象です。


  <サナ・パーク・メトロポリタン>

   <美味しそうな朝食> 

 しかし、部屋の大きさは十分とはいえず、また、コンセントが少ないことから、評価としては
、「普通の上」といったところでしょうか?(ツアーの部屋だから狭い?)
 そんなことはないと思うが、朝食の評価が聞きたい?
 実をいうと、ロビー階(日本でいうと、1階)にあるレストランは、雰囲気もよく、パン、ハ
ム、野菜、果物、飲み物など種類が豊富で、味の方も「まぁ、いける!」という感じでしたから
、ホテルの評価を「優秀」に上げる必要がありそうですネ。

 ◆ 本日の日程

 8時30分にホテルを出発して、バスでモンサラーシュに向かいます。その間、アレンテージ
ョ地方
のパッチワークのような平原、コルクの木々、オリーブの木立などを車窓から楽しむこと
になっています。
 そして、エボラで昼食、その後、ディアナ神殿など
エボラ市内観光をして、エボラのホテルに
向かいます。



 ◆ 車窓から見えるアレンテージョ地方の景色

 リスボンを出発して間もなくすると、近代的な建物群や、大きな水管橋のような施設が目に飛
び込んできました。「道路を横切っている橋のようなもの、これはいったい何だろうか?」とい
うのが素朴な疑問です。



  <高速道から望む建物群>

  <水道管の橋?>

 後で調べてみますと、
 この水道管は、18世紀建造のアグアス・リブレスという橋で世界で最も高い石造りのアーチ
だそうです。
 この橋は、19世紀に70人以上を殺した犯人がこの水道橋から死体を投げ落としたという恐
ろしい殺人事件の舞台になったようです。
 ところで、この橋周辺に鉄道が走っており、高速道路と橋と鉄道が撮影できましたので、それ
らをご覧ください。



 <車の先に鉄道が!>

  <高速道路と水道管の橋>

 上の写真のところから約30分走りますと、これがアレンテージョ地方のパッチワークのよう
な平原なのか分かりませんが、コルクの樹だという説明があった樹林が見えてきました。



  <アレンテージョ地方?>

  <コルクの樹林>

 左上の写真が「パッチワークのような平原」といわれるものなのか分かりませんが、青い空が
覗いて美しい光景が広がっていましたね。
 また、右上の写真は、松の木のようにも見えますが、これがコルクの樹のようです。
 コルクの樹がどのようなものなのか分からないので、トイレ休憩を兼ねてバスから降りて見学
させていただきました。



  <コルクの樹>

  <皮をはがされたコルクの樹> 

 なぜ、コルクの樹を見学するのか?それは、ワインの蓋などになるコルクがポルトガルの名物
というか大きな産業になっているからです。
 全世界のコルク製品の生産量の55%がポルトガル製だということです。
 私たちが頭に浮かぶのは、ワインの蓋ですが、断熱材として床材などにも使われているそうで
す。
 ところで、コルクは、コルク樫という樹木のようで、ポルトガル、スペイン、フランスなどの
地中海沿岸7か国にだけ群生するそうです。
 右上の写真のようにコルクは、樹皮の表面を剥ぎ取って使っていますが、樹木ごとに9年に一
度だけ実施するそうです。


 ◆ モンサラーシュ村見学

 コルクの樹木のところを10時15分頃出発して、約1時間走りますと、目的地のモンサラー
シュの村に近づいてきたようです。
 ここにも、先ほどと同じようにパッチワークのような平原が広がっていましたが、なぜか?こ
こで添乗員のHさんからテキーラの原料になり、良質な繊維がとれるという「リュウゼツラン」
の説明がありました。


  <パッチワークのような平原>

 <monsarazを示す赤い標識>

 やがて、雨上がりの美しい城壁のような光景が広がるモンサラーシュ村に到着です。


  <モンサラーシュ村に到着>

  <村の入口にて>


<ここで、ポルトガル「ちょっこっとガイド」>
 正式名称「ポルトガル共和国」、面積 日本の約4分の1の約9万1,985K㎡、人口 約
1064万人、
首都 リスボン、政体 共和制 EUに加盟、民族構成 ポルトガル人(先住イ
ベリア人、ケルト人、ゲルマン人、フェニキア人、ベルネル人などの混血)、
宗教 カトリック
 97%、
言語 ポルトガル語、気候 1年を通じて温暖な気候、6月9月までが乾季、秋から
春にかけて晴れたり雨が降ったりと不安定な天気。
となっている。
 
地形は、北から「ポルトと北部地方」、その南の「コインブラと中部地方」、その南の「エス
テレマドゥーラとリハテージョ」、その南東部の「アレンテージョ」と「リスボンとコスタ・デ
・リスボア」、最も南の「アルカルブェ」と「マディラ島」に分類しているようです。



 なぜ、ここで「ちょっこっとガイド」を入れたのか?
 それは、ポルトガルがどのような国なのか?そして、このページで取り上げているモンサラー
シュ村が「アレンテージョ地方」に属し、その東方向のスペイン国境近くにあるのを説明する為
です。


 などといわれても、理解できませんよね。
 モンサラーシュ(Monsaraz)村に話を戻しましょう!モンサラーシュ村は、エヴォラ
から52㎞のポルトガルで最も美しい村に数えられています。
 その歴史は、1167年、アフォンソ・エンリケスがこの地をムーア人より奪還、現在、この
村の闘牛場として利用される城は、13世紀にディニス王によって再建されたものだそうです。

 城壁の入口をくぐり、最初の小路を左に曲がると・・・などと「地球の歩き方」では説明して
いるが、私たちには、まず、石畳沿いに白い壁の家々が並んでいる光景が目に飛び込んできまし
た。


 <石畳に白い壁の家が並ぶ>

 <ここは広場だろうか?> 

 右上写真の右側に茶色に白の柱のような建物が見えていますが、ここは、教会のようで、見えている部分は、その鐘楼でしょうか?


 <教会の鐘楼>
  モンサラーシュは、小さな村だから30分もあ
れば一周できるけれど、「どうしても夕陽と朝日
を見てみたい」衝動にかられる、といいます。
 それはなぜか?普通はそれほど日に照らし出さ
れる光景が美しい!と想像しますが、美しいので
すが、ここでは、それだけではないようです。
 この村では、「
日暮れ時とやや遅めの朝に沈黙
の音がする。
」からだそうです。
 「沈黙の音」とは何でしょうか?想像するしか
ないようです。
 また、夕日と朝日を見たい理由に「この村で生
まれ、この村を出ることなく死んでいく人もいる
。」からだという説明もあるようです。

 何だか静けさの中に人の一生があるようで、切
ない気持ちになってしまいました。

 

 <壁が白く輝く街並み>

  <門の右に白い鐘楼が> 

 白い壁と鐘楼ばかりで何か面白いものはなかったのか?と思いますよね。
 YES!といえば、それで話が終わってしまいますが、先ほど言いかけた地球の歩き方に書い
てある「
城壁の門を潜り、最初の道を左に曲がると、ここの織物に魅せられこの村に住む着いた
オランダ人ミゼッテさんの
がある。」はずなのだが?・・・。
 また、この村の楽しみは、「大パノラマの中の日の入りと日の出を見ること、郷土料理の汁気の覆いマトンのシチューや炒めた豚肉のうまみをパンに吸わせた料理を味わうことだ。」というから
ホテルやレストラン、カフェなどもありそうだ。
 そして、この村にも生活があるはずである。



 <お土産用の雑貨店>

 <店のディスプレイ>

 <同じく店の入口にて>

  <店の販売用品>

 この店がオランダ人のミゼッテさんの店なのか分からないが、この通りの反対側の奥にはカフェもあり、また、樹木が印象的なホテルもこの通りに面していたようです。盛り上がったような面白い小道があったので、併せてご覧ください。


  <ハイポーズ!ホテル前にて> 

  <盛り上がった小路と門> 

 これで、村を一回り?ではないようです。
 村の老婆が洗濯している生活があり、さらに、カフェの先にはこの村の象徴とでもいうべき城がありました。


  <洗濯をする地元の婦人> 

 <左奥の建物がカフェ、レストラン> 

 そして、城から見える赤い屋根などの村の風景や、眼下に広がるグアディアナ川の流れと平原
などの雄大で美しい光景があったのです!



 <小さな闘牛場>

 <眼下に広がるグアディアナ川など> 

 <現在、闘牛場になっている城> 

  <村の建物が集まる方向には>

 ところで、この村の観光は、12時15分出発予定にして「自由散策」という形でしたが、頼りない二人でも、迷子になることはありませんでしたネ。
 さぁ、次は
エヴォラで昼食をいただいて、市内見学です。







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  このページ(No.3)は、アレンテージ地方のモンサラーシュ村などを掲載しています。