ルーマニア・ブルガリア大周遊17日間の旅行記
 <2012.10.16(火)~11.1(木) (株)ワールド航空サービス>

       ~10月16日(火) 日本晴れ?~
 


                                    No.2


  朝、目覚ましに起こされることもなく5時30分に起床!ごはんと味噌汁の朝食(残り飯と焼き餅で味はイマイチ!)をしっかりいただいて、最寄りの駅で8時18分発の特急に乗車、日暮里発9時26分発のスカイラナー13号に乗車、成田空港には予定通り10時5分に到着する。
 集合場所の第一ターミナルビル4F南ウイングK9番カウンターに向かうが、集合時間が10時40分であるので、少々早めの到着となる。

 空港は、もしかしたら混雑しているのかと思いきや?人がまばらで
「がらがら」状態である。
 指定のカウンターに行くが、JTBなどの大手の旅行社の文字ばかりでワールド航空サービスの看板が見当たらない。
 
 なんとか見つけて添乗員の
Tさんに面会する。
 Tさんの第一印象?そんなこと言えませんよ!「目のくりっと優しそうな若い女性です!」 
 ところで、受付に品の良い白髪の老夫婦の姿があり、かみさんが言うには「奥さんの身体の具合が悪く、中止にするか迷っている。」という。これで、参加者が2名減で22名と思ったら、このご夫妻は行くことになったという。後に判明するが、このご夫妻がKさんである。
 
 その後、Tさんから書類と搭乗券を受け取り、説明(ルフトハンザのカウンター名、搭乗券、(航空券ではありません。)、海外旅行の保険証、イヤホン、参加者の名簿、食事のメニューなど)を受けて、いただいた搭乗券をもってルフトハンザLH715便の窓口Dカウンターにスーツケースを搬入する。
 スーツケースは、ワールド航空サービスの指定する運送業者(JALエービーシー宅配センターに電話予約・福山運送)に前々日に渡してあるが、すでにルフトハンザのカウンター近くにおいてありました(気の弱そうな男性社員が管理)。
 
23㎏をオーバーしないか不安?そんなことありません、家の体重計で二人とも20㎏以内となっていました。
 お前の体重にしては軽い?機内への持ち込み制限の一つなのでしょうね。ルフトハンザでは、エコノミークラスの場合、手荷物ではない荷物は、「23㎏のものを二つまで」となっているそうです。ビジネスクラス?縁がないので不明ですが、32㎏?二つまでだったでしょうか。
 同時にANAのマイレージカードも提出する。これも嬉しいことですね。どこの旅行社だったのか忘れてしまいましたが、ツアー客は「マイル」の対象にならない!といわれたことがあります。
 
 ところで、ルフトハンザの窓口に出すものは、
搭乗券とパスポート、それにANAのマイレージカードです。
 他の旅行社の場合には、A4くらい大きさのの航空券(以前はみどり色の細長い用紙)を持っていって、自分で搭乗券をもらい、スーツケースを搬入する場合が多いので、ワールド航空サービスは、名前の通り「サービス」満点ですね。
 このDカウンターにはJTB旅物語などのタグをつけた客が多かったのですが、10時35分に受付が終了しましたので、「空いていた!」ということです。

 その後はどうしたのか?その前に肝心な参加人員ですが、
男7名、女16名、計23名でした。名簿では24名になっていますが、女性1名が体調が優れず、キャンセルしたとのことです。
 参加者の年齢や性格?そんなこと分かるはずがありません。
 「ワールド航空サービスのツアーのことを何と呼んでいるのか知っていますか?」
 
「空飛ぶ何とか!」です。

 肝心なその後の行動ですが、大手の旅行社のように参加者全員が集まって添乗員の説明を受けることもありませんので、まず、ユーロに両替しました。
 日本ではルーマニアとブルガリアの通貨には両替できませんので、現地で再両替する必要があります。(ルーマニア通貨
1レウ(複数はレイ)は約25円、ブルガリア通貨1レフ(複数はレヴァ)は約50円と覚えました。)

 次に、搭乗口は45番で飛行機への入場開始時刻は12時10分(出発時刻12時40分)ですから時間は「たっぷり」あるのですが、朝食を食べてきたこともあり、早めに出国手続きをすることにしました。
 
 まず、パスポートと搭乗券を提示してボディチェックを受けます。時計、バンド、上着を外して手荷物(小生の場合はカメラ、ビデオ、書類など)とともに籠に入れます。
 人間のチェックがありますが、日本は緩い規制のようで、アメリカ?などでは、下着などが丸見えになる!という話を聞きました。それでは、裸にされているのと同じですね!
 また、スーツケースも「怪しい場合」だと思いますが、鍵を壊して中をチェックすると聞きました。小生がハワイに行ったときは、もっと緩やかでしたが、きつくなったものです。
 
 次に出国審査に行きます。もうだいぶ前になりますが、日本人でも出入国カードが必要だった時代がありましたが、現在はパスポートに搭乗券を添えて窓口に出せば、パスポートに出国のスタンプを押してもらって搭乗口に入ることが出来ます。
 
 その後は、免税店で本を買ったり、ハワイ旅行のアンケートに答えたりしながら45番ゲートに向かいました。(11時40分頃45番ゲートの待合に到着)
 ところで、液体は手荷物では一定のもの以外は持ち込み禁止ですが、乗り継ぎの場合、注意すべきは、
免税店で買った飲み水(酒類も)です。今回はありませんでしたが、開けていないペットボトルを捨てることになった経験があります。
 免税店で買っていますので、危ない液体などありえないのですが、やむを得ないと言うことでしょうか。

 さて、色んなことを申し上げましたが、飛行機は定刻(12時40分)どおり出発しました。
 ミュンヘンまで12時間強ですが、本当に長いですね!この長い飛行時間が「いや!」でヨーロッパには行きたくない!という話を良く聞きます。ミュンヘンとは時差が7時間(サマータイム)ですから、現地到着時間は17時45分前後ということになります。

 機内の様子?狭いエコノミークラスの椅子、我が夫婦は後ろから3.4列目の席で2人掛けでした。(ラッキー!長い飛行時間の場合、
窓際は禁物です。通路側に第3者が座っているとトイレに行くたびに寝ているのをおこしたりして頭を下げなければなりませんので、座席の配慮をしてくれない旅行社の場合は、予め申し入れておくべきです。)

 さて、次が
機内食ですね!12時間も何もすることがないのですから、食事は唯一の楽しみといっても過言ではないと思います。
 日本からヨーロッパへ行く場合には、通常2回の食事が出ますが、ルフトハンザの場合には2回目の前に「おにぎり」が配られましたので、これを含めると3回ということになります。
 
 まずは、飲み物がでます。飛行機が安定飛行になると配られますが、小生はビール(ハイネケン)で、かみさんは白ワインでした。同時にスナック菓子のおつまみが出てきますが、美味しくいただきました。
 
 次が1回目の食事で、日本時間の15時頃に2種類のメニューから選ぶことになっています。
 牛肉又は鶏肉ですが、小生は鶏肉を、かみさんは牛肉を選んだのですが、アルミホイルにくるまれた小さな弁当のような器に肉などが入っていて、小さなめん(そば)と丸いパン、野菜サラダなどが入っています。
 肝心な味ですが、ルフトハンザばかりではなくエコノミークラスの食事が美味しくないのは常識?でしょうね。
 でも、ベネルクス物語(ユーラシア旅行社2012年4月参加)で利用したスカンジナビア航空、2011年のスロバキア周遊(ワールド航空サービス)で利用したフィンランド航空での機内食は「まあまあ」でしたから、味に差があるのは確かです。

 次が「おにぎり」で小生は鮭だったと思います。味?「まあまあ」ではないでしょうか。
 そして、2回目はミュンヘン到着2時間くらい前に鮭弁かソーセージ弁を選びます。小生は鮭弁を選び、かみさんはソーセージ弁を選んだのですが、鮭弁の方は「まあまあ」、ソーセージの方は「美味しい」ということでした。

 こうして、飛行機はほぼ予定通り17時45分頃ミュンヘンに到着しました。ここからブルガリアのソフィアに向かうため、ルルフトハンザLH1706便に乗り換えます。ミュンヘン発が19時15分ですから、計算では1時間半くらい時間があるはずなのですが、飛行機から空港へ降りる時間(いつものことですが、飛行機が到着しても、エコノミークラスは最後に降りるので時間がかかる。)と乗り継ぎの搭乗口H38番には18時50分集合ですから、それほど余裕はありません。
 ミュンヘンの空港は、乗り継ぎの通路が階段と曲がり角が多い造りで免税店も少なく人影もまばらでした。

 
<ミュンヘン空港>
 
  
<免税店>
 
 <
38番ゲート>


 
まず、ソフィア行きに乗るために、ボディチェックと手荷物検査がありました。
 ここで、小生は初めての経験をしました。手順は成田と同じで、時計や上着を脱いでベルトも外してボディチェックを受けます。
 もちろん、何もないのですが、係官が声をかけてきて、
「手荷物のファスナーを開けろ!」というのです。カメラやビデオなどが入っているだけで何らやましいことはないのですが、あまり良い気持ちはしません。そして「ビデオカメラにバッテリ(電池)が付いていないのはなぜか?」と質問するのです。
 バッテリはスーツケースに入っているのですが、そんなことを英語で即答できませんので、
口を「ぱくぱく」していたら「OK!」だそうです。
 手荷物を開けろ!などという経験は初めてで驚いたのですが、この時には「係官が個人的にカメラ類に興味があったから開けさせたではないか?」と思ったのです。ところが、帰国時のルーマニアでも同じ指示がありましたので、持ち込み手荷物の検査が厳しくなっている!ということだと思います。
 でも、帰りの乗り換え時には、ボディチェックと手荷物検査自体がなっかたのですから、好い加減ではないでしょうか?
 同じルフトハンザでヨーロッパの空港だから安心!ということでしょうか?そもそも検査を実施している職員は、ヨーロッパの場合、公務員なのでしょうか?また、日本は?
 疑問が湧く良い経験をさせていただきました。

 こうして、18時50分にH38番搭乗口に向かうことにしたのですが、それまでに時間的には30分くらい余裕がありました。
 その30分間で大腸の整理をしたかったのですが、「乗り遅れないようにしなければ!」ということで、整理をしないで38番ゲートに向かいました。
 
38番ゲートでは、人がおらず、機械でチェックインです。そこを進んでいくと大型バスのような乗り物に乗って飛行機のそばまで行きます。そして、タラップというのでしょうか?飛行機の階段を登っていきました。(席は28AとB、窓際にはヨーロッパの若い女性が座っていました。)
 飛行機では飲み物と軽食(ソーセージ、じゃが芋サラダ、パン)が出ましたが、「もう良いか!?」という気持ちになります。
 こうして、ほぼ予定通りの
時刻(22時10分)にソフィアに到着(時差6時間)しました。まず、スーツケースを拾って空港の両替所でユーロからブルガリアの通貨に両替しました。この時は珍しいことに我が家が先頭で、添乗員のTさんの助言で二人で100ユーロ(約5,00円)を両替しましたが、こんな少ない額で良いのでしょうか?
 
 その後、バスに乗り込んで、ソフィアのホテルに向かいます。
 
アネルホテル到着時間が23時(日本時間翌日の5時)くらいでしたから、家を出てから21時間を超えていることになります。
 ホテルアネルの様子?外の様子は、暗くて分かりませんが、ロービーの置物がユニークで「太っている人」をブルガリアでは賛美しているのでしょうか?詳しくは次のページ(翌17日)で申し上げます。

 
  <ソフィア空港>
 
 <ホテルの入口>
 
<ホテルロビーの彫刻>  



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