ルーマニア・ブルガリア大周遊17日間の旅行記
 <2012.10.16(火)~11.1(木) (株)ワールド航空サービス>

       ~旅行6日目・10月21日(日) 久しぶりの曇り~  


                                 No.10

 本日は久しぶりに曇っているが、早くも旅行6日目です
 昨日は、ここシューメンのホテル(ホテルシューメン・HOTEL SHUMEN)に16時30分頃に到着して、ホテルのレストランで18時30分から夕食をいただいたが、シューメンとはどんなところなのだろうか?
 おっと、その前にホテルのグレードなどを書き留めておきたいと思います。
 ホテルシューメンは、共産党時代からのホテルで、現在、改修中であると聞きましたが、分厚いコンクリートに覆われていて、到着時の印象は、そのためか「古い、暗い!」と感じました。
 部屋の造りも、ベッドはセミダブルでしたが、スーツケースを置くスペースが少なく、部屋の面積が狭いと思いました。(430号室)
 また、水回り、特に、トイレの水の出が悪く、トイレットペーパーが流れない状態でした。
 もっとも、トイレの水回りは、ブルガリア全体がこのような状態だと聞きましたので、やむを得ないのかも知れません。
 それでも、部屋からの眺めは、前ページに掲載した写真のように「最高に美しい!」ものでした。

 まるで要塞のような造りのホテル 
  朝食(美味しそう!味のコメントなし)

 さて、シューメンに話を戻します。
 
ブルガリア帝国の建国は西暦681年ですが、シューメンが当時の首都(プラスカとプレスラフ)に近いことから 首都防衛のための要塞都市として町が造られたそうです。
 現在のシューメンは、トルコ人がたくさん住んでいる町で、トルコ語がよく聞こえてくるそうです。タバコや家具、皮革製品の製造が盛んなほか、人気のシューメンスコビールの産地としても有名です。

 
そういえば、昨夜は、二人とも久しぶりにビールをいただいたのですが、この人気のビールだったのでしょうね!ビールの味?良く覚えていませんが、8レヴァでしたから日本円で400円ぐらいでした。

 今日の予定は、9時にロビーに集合して、ホテルから歩いてシューメン散策です。その後、マダラという町に移動してマダラの騎士像を見学することになっています。そして、マダラから次の宿泊地ベリコ・タルノボへ向かいます。
 そのため、スーツケースは、8時15分までに廊下に出しておくことになっています。
 

 まず、ホテルから歩いてのシューメン散策ですが、見学先としては、1981年に建設されたブルガリア建国1300年の記念碑がある「ブルガリア建国年記念碑」やトンブル・ジャーミヤ」、「歴史博物館」などがありますが、私達が見学したのは、時間の関係上だと思いますが、ホテルから近いトンブル・ジャーミヤだけになってしまいました。

   
 
 左の2枚の写真は、トンプル・ジャーミヤに歩いて行く途中の光景、中央の大きな画像がトンブル・ジャーミヤ、右の2枚が帰り道の光景です。観光時間としては、30分間強といったところです。

 トンプル・ジャーミヤは、ブルガリアのイスラム礼拝堂として最大の大きさを誇るもので、1744年にオスマン総督ハリ・パシャにより建てられたといいます。私達が訪問した時には、ご覧のように工事中で中に入ることが出来ませんでした。(左上の写真が正面)
 朝早い時間帯で、町の中心から離れていますので、そのように感じるのかも知れませんが、シューメンという町は、静かな佇まいの美しい落ち着いた町という印象でした。
 時間があれば、町全体が見渡せるという「ブルガリア建国記念碑」にも行きたかったものです。

 さて、散策が終わりますと、ホテルから次の訪問地マダラに向かいます。
 シューメンからは18㎞弱ぐらいですが、少し黒海の方向(東)に戻ることになります。
 バスの中から何か記念になるような面白い光景でも見えれば嬉しい!のですが・・・
 と思ったら、なんと!途中で
スーパーマーケットに立ち寄りました。
 買い物がしたい!というツアーメンバーの希望をTさんが叶えてくれたのです。
 皆さん、旅慣れていて、地元のスーパーでチョコレートなどのお土産を買うことがお得だと考えているのです。
 場所はシューメン、時間は10時10分~10時40分までの30分間です。ブルガリアに相応しい良い土産があると良いですね。


 左側の写真がスーパーの駐車場、赤い建物が印象的です。こういう地元の生活が理解できるような光景が楽しい思い出になります。
 何を買ったのか?分かりません!

 スーパーマーケットからマダラまでは約20分、11時ちょうどくらいに到着しました。
 マダラに何があるのか?
世界遺産になっている通称「マダラの騎士像(マダルスキ・コンニク)」があるのです。
 駐車場に到着しますと、騎士像が刻まれている切り立った断崖に行くため階段を登るのですが、平面になっている見学場所まで結構な段数でしたので「ああぁ!」という声が出そうなくらい疲れてしまいました。もっと足腰を鍛えなければいけませんね!


 

 左写真は、マダラの騎士像へ到着直前に撮影した踏切と白い教会、右写真は、マダラの騎士像への階段の登り口付近です。
 そんなことより早くマダラの騎士像がみたい?


   

 またまた階段?まぁ、そういわずに右側の写真をご覧ください。
 そう、近年、崩落が激しいため95年から修復中で、ご覧のように足場が組まれていました。
 でも、どの部分が騎士像か分からない?自分でいうのも変ですが、実物を見た本人もよく分からなかったのです。
 だから、皆さんもガマンしてください!と言いたいところですが、お助けマンではなく、ウーマンがいました。
 やはり、視力は、写真撮影に必要な力なのですね。


   「猟犬を従え、ライオンに槍を突き刺している騎士像の姿は、軍事的な勝利を象徴している」とされていますが、その様子が分かりますか?
 それにしても、馬の腹の部分に縦の亀裂が出来ていますが、大丈夫なのでしょうか?

 マダラの騎士像は、碑文に第一次ブルガリア帝国歴代皇帝の名前が彫られていることから8世紀頃に制作されたものだそうです。

 ここでの観光が11時30分頃に終了しますと、楽しみにしていたマダラの民家での昼食が待っています。
 さてさて、どんな食事会だったのでしょうか?
 それよりもマダラに騎士像は、世界遺産なのだから、もっと写真が見たい?



 左の写真が「猟犬」で、右側が「ライオン」ですが、分かりますか?




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