ルーマニア・ブルガリア大周遊17日間の旅行記
 <2012.10.16(火)~11.1(木) (株)ワールド航空サービス>

       ~旅行6日目・10月21日(日) 久しぶりに曇り~ 




                                    No.11


 マダラの騎士像をあとにした時刻が11時30分くらいで、昼食会場である民家に到着したのが11時40分くらいでした。
 民家の周りは、ブルガリアの農村を感じさせる雰囲気で、農道のような道路にバスを止めて歩き始めましたが、古い故障したような農機具がありました。
 その左側には、長い壁があり、その先の入口では、ここの主人、ヤネヴさんをはじめご家族の皆様が待っていてくれました。


  古い農機具

 入口で歓待されるツアーメンバー

 左の写真1枚からもブルガリアの素朴で暖かい農村風景が感じられると思います。
 また、右の写真では娘さん?が、大きな手作りのパンと香辛料?を持っていて、私達に食べるようにして促しています。
 右側にはアコーディオンを奏でているヤネヴさんがいて、私達人一人に微笑んでいました。

  中に入りますと、赤いサルビアの花とたわわに実ったぶどう棚があり、その美しい光景に見入ってしまいました。
 その先には、来客用でしょうか?テーブルと椅子が用意されていました。
 このような美しい光景は、日本でも見たことがないものですから、食事の前に敷地というか庭を拝見することになりました。
 まず、左方向に行きますと、小さな小屋風の建物があり、網で囲まれた中に鶏などの動物が飼われていました。
 ちなみに、右側にはヤネヴさんの家が建っています。


  ヤネヴさんの美しい庭

    動物小屋

   動物小屋にどんな動物が飼われていたのか?残念ながら記憶が曖昧です。(キジやウサギなどでしたネ。)
 右上の写真の反対側には、人懐こい「わんちゃん」が尻尾を大きく振って私達を歓待してくれました。
 

 いかがですか?素朴で美しい光景ですね。
10月中下旬ですから、気温が下がってきているはずですが、草花が咲き乱れていました。
 それよりも、肝心な食事の内容が知りたい?
 食事は、お世辞抜きで美味しかったのですが、それ以上に感激したことがありました。
 その内容?40°の地酒(ワイン?)の試飲と料理(
パイの生地づくり)そして生演奏によるダンス(私達も参加)ですが、後ほどゆっくりご覧ください。
 

 まずは食事をご覧いただきましょう。
 最初に出てきた料理が
「ジョブスサラダ」という野菜サラダです。大盛りで「こんなに食べられるのかな?」と思ったのですが、美味しい!ので全部いただいてしまいました。
 写真では見ずらいのですが、トマトやキュウリなどの野菜にチーズが振り掛けてありました。 評価は、もちろん
「美味!」ですね。
 右下の写真が、メインの
「ポークと野菜のシチュー」ですが、小生のメモには「牛肉の煮込み」とあり、これも結構な味(美味)でした。

 
   ジョブスサラダ

   ポークと野菜のシチュー

 さて、次がデザートですが、このデザートのことをワールド航空サービス社のMENUでは「伝統的なミルクを使ったパイ料理」と案内していました。
 小生は、このデザートを「甘みを抑えた小麦粉の菓子」と勝手にネーミングしましたが、これもとても
「美味」でした。
 この美味しいパイ料理の「生地の作り方」をヤネヴさんの奥さんが実演し、私達ツアーメンバーの中からも奥さんの指導の下に男女1名ずつが生地を作る真似事をさせていただきました。
 女性の方は、広島のTさんがこういう作業に慣れているのか積極的に参加されましたが、男性陣からは候補者がなかなか現れませんでした。
 小生は、この時、Tさんの作業をビデオや写真に撮影しようとして前の方にいました。
 これが良くなかったのですね。
女性陣から「mugifumiさんがやってちょうだい!」という大きな声がかかってしまったのです。
 調理が好きな小生としては、それほど困惑するような出来事ではなかったのですが、粉をこねることに慣れていないので、「パイの皮が破れはしないか?」と「おっかなびっくり」でした。


  伝統的なミルクを使ったパイ料理

 パイ生地をつくる作業

 その後は、たわわに実った甘い香りの葡萄をいただくことになったのですが、葡萄棚からぶら下がっている房をもぎ取る役も「若い!ので身が軽い」ということでしょうか?小生でした。(証拠写真は残っていません。)
 これが終わりますと、ヤネヴさんのご家族との楽しいダンスタイムが待っていました。小生は根が大人しい性格でダンスなんて向いていないと思ったのですが、引き込まれてしまいました。

 
 皆で楽しいダンス!

 ヤネヴさんご家族との記念撮影

 楽しい時間は「あっ!」という間に過ぎてしまうものです。
 13時35分にここを離れましたが、本当に名残惜しいものです。次の訪問地のヴェリコ・タルノボまでは、地図で計測しますと200㎞以上ありそうですから早めに出発するのはやむを得ないということでしょうね。

 
 別れ際に撮影したヤネヴさんの家
 
 ヴェリコ・タルノボに向かうところ

 バスの車窓から見える景色などを楽しみながらヴェリコ・タルノボに向かうことにしたいものです。
 ところで、ヴェリコ・タルノボといえば、
大関の琴欧州の故郷だそうですが、どんなところなのでしょうか?とても楽しみです。

 バスからは、特に「これ!」といった景色などは見られなかったのですが、16時にはヴェリコ・タルノボのホテル(MERIDIAN HOTEL BOLYARSKI・メリディアンホテル・ボリヤルスキー)に到着しました。

 16時からホテルのレストランで夕食です。ホテルの場所は、ヴェリコ・タルノボの旧市街(繁華街)の中心地のようなところで、町の散策にはもってこいの場所でした。
 私達夫婦の部屋は、-4階の606号室ですが、マイナスという階があるのは、川(ヤントラ川)に切り立った崖に市街地があり、道路に面しているホテルの入口が1階になっているからでしょうか?日本の温泉地などでもよく見かける川を見下ろすホテルと同じですね。

 それより、本日の夕食ですが、ワールド航空サービス社のメニューでは、「ヨーグルトのサラダ」、「チキンの煮込み料理」、「
リンゴのデザート」となっています。
 このうち、メインの「チキンの煮込み料理」は、煮込みというより「焼き鳥!」といった感じでした。

 
   ヨーグルトのサラダ 

 チキンの煮込み料理  

 リンゴのデザート

 味は、ヨーグルトサラダが「まぁまぁ」と評価しましたが、評価が低いのは、食べつけないことが原因でしょうか?
 チキンの煮込み料理は、「久しぶりの日本料理に近い味!」というコメントが残っていますが、同じ「
まぁまぁ」という評価です。デザートのリンゴのデザートも同様でした。

 夕食が終わりますと、部屋に戻るのですが、この時、メンバー全員にTさんから
「町を散策しないか?」と誘われました。
 ところが、我が家は「疲れた!」という理由で参加しなかったのですが、参加した皆さんから「本当に楽しかった!」などという話を聞いたものですから、大いに後悔したものです。
 何をみたのか?それとも何か面白いことがあったのか?よく分からないのですが、皆さんの話の断片をつなぎ合わせますと、どうやら「飲みに行った」ようですね!
 「あぁぁ、旅の良い思い出が出来たのに残念!」です。






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