この後、ノートルダム寺院を見学して、この日の予定は、終了ということになり、バスでホテルへ戻りました。
 しかし、この日の夕食は、「お好きにどうぞ」となっていたものですから、大変勉強になりました。
 その顛末をお話ししましょう!
 二人とも、パリの右も左も分からないので、ホテルの近くで見えたレストランで食事をしようということにしたのですが、ここで、パリのサンドイッチの恐ろしさを体験したのです。
 地下鉄の駅の近くに、シャンゼリゼ通りのように店先に机とイスを並べているレストランが2軒あったのですが、雰囲気がよい方に入りました。
 客は、まばらでしたが、マスター?が笑顔で応対してくれ、ビールとソーセージ入りのサンドイッチを注文したのです。
 ビールを飲みながら、問題のサンドイッチを待っていると、キュウリの酢漬けとともにでてきました。
 何が問題かって?写真を見てください。

 鉄のようなサンドイッチ?

 堅い!堅い!フランスパンを横長にさいてマヨネーズかマーガリンを下地に塗って、その上に薄く堅いサラミ?が挟まっています。
 これがサンドイッチ?
 イヤー、驚きました。
 その堅いこと、かぶりついて必死に歯で千切ろうとしますが、まさに歯が立ちません。
 イギリスの元首相のサッチャーさんのようです。(鉄の女)
 ようやくの思いで、その半分をのどに押し込んで、雨も降ってきたので、帰ろうとしましたが、マスターが何か言っている。


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