この公園を後にして、いよいよ大聖堂に到着であるが、こんな小さな街に、なぜ、このような大きく高い教会を建てたのか不思議である。
 もしかしたら、小さな街ではないのかもしれないが、教会の入口近くには、ヨーロッパらしい家々と草花が旅行者を静かに優しく迎えているようでした。

  <道路脇の花壇>    <大聖堂の近くの街並み>

 大聖堂に到着すると、中年のインド人女性が英語で説明し、それを添乗員のKさんが通訳したものを聞きながら見学したのである。
 この大聖堂は、国王が、キリストの聖母マリアが身につけていた衣をこの聖堂に寄進したことがきっかけとなって建設され、そのため、大きな聖堂となったようである。
 従って、大聖堂の中にあるステンドグラスには、マリアが美しいブルーの衣をつけて、キリストを抱いているものがあり、人々は、心からマリアを愛し、キリスト教を信仰していたのではないかと思う。
 敬虔な祈り、というシーンは、見ることができなかったが、キリスト教のお話が絵に描いてある極彩色のステンドグラスは、人々の心のよりどころなのだろう、と、勝手な解釈をしている小生であった。

  <大聖堂の入口にある彫刻>  <キリストを抱きかかえているマリア様>



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