こういう二つの事件があり、おとなしくしている方がよいと感じたので、部屋に戻り、身体がはみ出しそうな小さなベットに再び横になり、「うつら、うつら」していたら5時近くになっていました。
 「よし、これからパリを楽しむ旅が始まるぞ!」と、気合いを入れるために、シャワーを浴びることにしたのである。
 浴槽は、深めで使いやすいが、ここで危うくウィーンの二の舞になるところであった。
 そう、湯船に沈めた体を起こそうとして、またもや、足が滑ったのである。
 幸い、尻が湯船のそこに当たった程度ですんだのであるが、己の重い身体と、不注意に苦笑したものである。
 ところで、翌日の朝食は、ひどかったですね。

まるで小学校の給食みたいですね。 

 なにしろ、バイキングだというのに、9人くらいの定員の丸テーブルに12〜13人座らされ、普通、横向きに置く金属製の四角いお盆を縦に置いたのである。
 それに、バイキングと言いながら食べるものは、ご覧のように、パンが2種類とハム、ゆで卵(極端に黄身が少ない。)ぐらいで、野菜はなし、飲み物が、ジュースとコーヒー、果物が少々である。
 これが豊富にあれば、まだ良いが、人数分くらいしかないのである。
 Bランクのホテルなんだ、と思ったら、同行の方が言うには、「これから、どんどんグレードが良くなる」そうです。
 そう願いたいですね!



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