日本の観光客がびっくりするのは、家に入ってからである。
 一階の左側に大きな部屋があるが、ここは、モネが絵を描いていた部屋らしく、多くの作品がおかれていた。

 そして、二階いくと、なんと、階段のの壁や小さな部屋には、所狭しと「北斎」や「写楽」「歌麻呂」などの日本画が無数に展示されているではないか!

 イヤー、驚きました。小生は、日本人でありながらこれらの巨匠の絵(版画?)を見たことがないのである。
 その繊細なタッチと大胆な構図、そして、美しさにモネも惚れ込んだのではないだろうか?

 そして、モネ自身の作品も、その影響を大いに受けているのものと思われるのである。
 モネの家に来て、日本芸術のすばらしさを知る、とは面白いものです。

 次に、この家を出て、睡蓮の舞台となった美しい池を見学するのであるが、モネの家の庭から道路の下をくぐる通路があり、そこを行くと、これまたビックリの光景が待っていたのである。

 まず、緑に覆われた小道を行くと、せせらぎの音が聞こえるのである。
 そう、まさに、「緑と清流」という感じの世界で、水清らかな小川が流れており、そこに沿って歩いていくと、やがて公園のような一角が見えてきました。

 そこは、溢れるような光と緑、そして、蓮の池が見事に調和していて、静かに私達を迎えているようでした。
 しかも、その緑の主役は「しだれ柳」、池の主役は「蓮の花」です。

 欧米人を含めて、観光客は、丸い感じの池の周りを内心の感嘆を押さえながら、ただ黙々とシャッターを切っているのである。
 これは、日本庭園ですね!おまけに、日本式の橋まであります。
 モネがいかに日本に憧れていたのかが分かります。

                        睡蓮の池の様子


モネの家の出口付近



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