この日は、旅行3日目であります。
 強行軍でよく眠っていないのに、暑さのためなのか、不思議と眠くならないのである。
 さて、バンテアイ・スレイの次は、「タ・ブローム」見学である。
 「タ・ブローム寺院」は、カンボジアに行ったら是非、行ってみたい寺院であると思います。
 遺跡が発見された時の雰囲気を残すために、修復を最低限に押さえた寺院であるとされていますが、巨木の根が遺跡の岩石にへばりついている様子は、私達を圧倒します。
 建築されたのは、12世紀末、バイヨン寺院を創った「ジャヤ・バルマン7世」が建てた仏教寺院であるとされています。
 ここには、本堂へ行く長い参道がありますが、参道の両側は植物で覆われており、誠に自然が豊かなところです。


   <参道の様子>

   <崩れそうな西東門>

 そして、しばらく参道を進んでいくと、西塔門といわれる今にも崩れそうな塔門が見えてきます。
 この塔門を潜ると、いよいよ大自然の生命力の偉大さを実感する光景に出会うことになります。



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