門の高さが23メートル、観音菩薩像の顔の長さが3メートル、周囲を囲む壁の高さが8メートルであるが、観音菩薩の微笑みは、万国共通のようで、仏教の教えを民衆に広げようという大乗仏教の考え方を示しているようであった。
 しかし、ここは、橋にある立像のように、ヒンドゥー教神話による神様と悪魔が海を撹拌している姿が描かれていたりして、ヒンドゥー教と仏教が混在しているようである。


   <象に乗って見学!>
 この南門をくぐって反対側から観音菩薩像を見学するが、この後、どうやら再びバスに乗って、バイヨン寺院に向かったようである。
 駐車場からしばらく行くと、左側に大きな寺院が見えてきた。
 ここでの注意は、足下である。

 寺院の前にある広場が、でこぼこと波打っている岩石でできているからである。
 ここには、ガジュマルであろうか?見上げるような大木が何本かあり、正面の寺院とのコントラストを形成しているように見えたのである。
 遺跡の全体の印象としては、色が灰色ないしは赤茶けた感じで、頭がない門番の姿があるなど崩れているところもあった。


 <広場の石畳>


 <正面がバイヨン寺院>

 <首のない門番>
 
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