8月2日(土)日本脱出
              (成田空港からバルセロナに)




                                 No.2


 朝6:25分発の普通電車に乗車、日暮里発8時06分のスカイライナー号に乗車する。成田空港には予定通り9時02分に到着する。
 第1ターミナルは、外国の航空会社が多いためか、はたまた、大型の連休期間ではないためか、人の数が少ない。
 先ず、佐川急便が7月31日に取りに来たスーツケースをQLライナーという運送会社に取りに行く。
 クロネコヤマトと料金に差はないが,JTB旅物語との提携により片道分が無料となっているので、これは多いに結構なことである。
 スーツケースをQLライナーの前で開けて、液体(化粧品や飲料水)の手荷物を移す。液体の手荷物持ち込みは禁止されているからである。


 その後、JTB旅物語指定のGカウンターに行き、受付を済ませるが、添乗員のKさんは30歳前後(失礼!)の細面の美人で、低い声、言葉が早口、事務的という印象を受ける。
 でも、こちらがビジネスクラス利用でゆとりがあり、旅慣れていると感じたのか、表情に安堵感や納得感が漂っていた。

 受付終了後、ボーディングパス(搭乗券)をもらい、KLM36番(団体専用)窓口でスーツケースを預ける。この手続きも担当の女性がにこやかに応接して、スーツケースを置いていくといった感じで終了する。

 次は両替である。スペインはEUに加盟しているので、通貨はユーロである。銀行の窓口も空いていてスムーズに両替が終了する。それにしても、円が安くなったのか、ユーロが高くなったのかわからないが、万札の価値が小さくなったことに「ガッカリ」する。

 これが済むと、小生は薬が吸えるところを探して、空港の外をブラブラする。薬といっても「麻薬」ではありませんよ。これから、スペインのバルセロナまで我慢するしかないので、成田で煙を大きく吸い込んだのである。

 この後は、時間は早いが出国審査を済ませて、中で「ゆっくり」することにした。
 ビジネスクラス利用者には、専用のラウンジがあり、皆さん、くつろいでいたが、KLM専用ではなく、エールフランスとの共同使用のようである。

 このようなところに入るのは初めてであるが、軽食(サンドイッチ、すし)と飲物(ビール、ウーロン茶、コーヒーなど)を備えており、小生は、遠慮してサントリーのプレミアムビールをいただきました。遠慮はしませんでしたが、昼間のうちから酔っぱらうのもいかがなものかと思い、ウーロン茶で我慢しることにした。

 この部屋には外国人、それも大柄な男性客が多く、日本人は数えるほどでした。
 パソコンを熱心に操作しているもおり、まさにビジネス客なのでしょうね。
 軽食の味?ごくごく普通でした。

 ここで、ゆっくりしていましたら出発時刻の11時30分が近づいてきましたので、24番ゲートに向かいました。
11時30分発が10分早く、11時20分発と表示されていましたが、そんなことはないはずで、現に出発した時刻は、12時ちょうどくらいだったのです。

 それにしても、ビジネスクラス席は楽チンですね。ビジネスクラスといいますと、普通はエコノミークラスと同じ平面(一階)に席があるのですが、KLMは二階でした。そして、その広さは圧巻でした。もしかしたら、ファーストクラスの席だったのかもしれません。なにしろ、椅子がベッドのようにほぼ平行に倒れるのですから驚きです。

 座席の番号も良かったですね。77番ですから縁起がいいでしょう!
 でも、食事は「イマイチ」でした。私たちは日本食を希望したのですが、「ない」ので洋食にしてくれというのです。どうしてなのかと思いましたら、まわりの外国人がぎこちなそうに箸を使って日本食を食べていました。
 洋食の中身?肉だったかな?ビジネスクラスにしては「美味しくない!」という印象が強く残っています。

 そうこうしているうちに、オランダのアムステルダム空港?につきました。ここからスペインのバルセロナ行きに乗り換えるのですが、その飛行機もKLMでした。
 それにしても、乗換時間が5時間あるのですから、暇を持て余してしまいます。こんなことは日本では考えられない話なのですが、直行便が良いですね。

 その時間は何をして過ごしたかといいますと、免税店をウロウロしていたのですが、小生は「薬切れ」でいらいらしていましたいくら探してもタバコを吸える場所がないのです。
 やっと5時間が経過してバルセロナ行きに乗りました。ほぼ予定通りの時刻であるので、文句はないはずですね。
 飛行機は小型機で座席が横に4列並んでいました。
 この飛行機にはビジネス席はないが、指定された席は前から3列目のC席で、係りの女性がカーテンを引いて後ろの座席から見えないようにしました。
 「何だろう!?」と思ったら、見知らぬ中年のご夫妻と小生達4人のみ、軽食がでてきたのです。

 食事の内容は米をチーズで炒めたものらしいが、食べ物に目がない小生は素直にいただくことにしました。
 ところが、これが火傷をするくらい「熱い」のです。「ははは」といって熱さをこらえましたが、味の方は先に食べたビジネス食よりも「うまい!」と感じてしまうのですから貧乏性ですね。

 約2時間でバルセロナに到着したのですが、空港では私たちのスーツケースが最後のでてきたものですから「イライラ」したものです。空港からは大型バスでホテルに向かいますが、宿泊地はバルセロナではないようです。

 しかも、ホテルを見て「ビックリ」してしまいました。そんなに立派なのか?いいえ、ホテルは、まるで日本のアパートような造りで、部屋の外側にある通路は外から丸見え、鍵も頼りなさそうです。
 ところが、中にはいると「Good」だったというならいいのですが、期待してはいけませんね。部屋そのものが狭いし、ベッドはセミダブルではなくセミシングル!と言いたいような狭さです。これでは、かみさんが夜中に落ちるのではないか?心配になりました。

 後でわかったことですが、ホテルの所在地はバルセロナではなく、「バルベラデルバジェス」というところにある「キャンパニーレ」という名前のホテルでした。
 そもそも舌を噛みそうなバルベラデルバジェスというところの、しかも、最悪のグレードのホテルに泊まることになったのでしょうか?翌日はバルセロナに戻ってピカソ美術館などの市内観光をするのですから、ここに来る必要はまったくないはずです。
 などと批判していますが、旅行代金が安いのですから当然の話で、文句は言えないのかも知れませんね。


   

 木造ではなさそうですが、左側の写真のように細長いマンション風の建物で外見は良さそうなのです。でも、真ん中の写真のように廊下を見ると「これは何なのだ!」という言葉がでそうです。
 かくして、初日はホテルに着いたのが現地時間で翌日の1時くらい、日本時間では朝の8時ですから、家を出てから1日以上、経過していることになります。若い?からなんとか体調を維持していますが、それにしても疲れるよね!

 ところで、ゴタゴタや文句ばかりでつまらない?
 反省しています。反省だけなら猿でもできる!などと誰かが言ってましたね。






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