タトラ山麓とスロバキア周遊の旅1
<2011.10.11(月)~20(木)・ワールド航空サービス社>

     
旅行4日目・10月14日(金) 晴れ時々曇り~







                                No.8


   世界遺産カルパチア山脈の木造教会群(ラドミロバ、ヘルバルトフ)

mugiko
 東スロバキア博物館には入場できなかったけれど、代わりに世界遺産になっているラドミロバの木造教会を見学できたのだから「ついている」わね!
 ところで、世界遺産の登録名は「カルパチア山脈の木造教会群」となっているけれど、教会はいくつあるの?

mugio
 2008年に登録された教会群は、次の8つの教会から構成されている、ということだよ。(在スロバキア日本国大使館ホームページ)
 
A 聖フランシス・アシス教会
   15世紀に設立されたローマ・カトリック教会で、スロバキアで最も古い木造教会の一つ。
   所在地:ヘルヴァルトウ、バルジョヨフ郡

 B 諸聖霊教会
   ゴシック様式のローマ・カトリック教会で、15世紀後半に原形が作られた後、17世紀  にルネッサンス様式に改築された。
   所在地:トゥヴルドシーン、ドルニー・クビーン郡
 C 複音派教会
   1699年に建てられた複音派教会です。
   所在地:レシュティニ、ドルニー・クビーン郡
 
D フロンセクの木造教会
   1726年に建てられた複音派の木造教会です。
   所在地:フロンセク、バンスカー・ビストリツァ郡
 E ケジュマロクの複音派教会
   1717年に建てられた複音派教会で、金属部品は一切使用せず作られています。
   所在地;ケジュマロク、ケジュマロク郡
 F 聖ニコラス主教教会
   1720年から1730年に建てられたキリスト正教の教会です。
   所在地:ルスカー、ソブランツェ郡
 G 聖ニコラス教会
   1658年に建てられたギリシャ正教の教会で、2004年夏に再建されました。
   所在地:ボドルジャル、スヴィドニーク郡
 
H 聖ミカエル大天使教会
   1742年に釘を一本も使わず建てられたギリシャ正教の教会です。
   所在地:ボドルジャル、スヴィドニーク郡
 となっているよ!
 でも、私達が訪問したのは、このうちのADHの3つの教会で、今日はHの聖ミカエル大天使教会とAの聖フランシス・アシス教会の2カ所の教会を見学することになっているよ。

mugiko
 まず、SJさんメモでは「ラドミロバの大天使ミハエル教会」となっているHの聖ミカエル大天使教会に向かいました。
 ヨーロッパ観光といいますと教会が思い浮かび、そして、それは、パリやローマなどの大きな教会ですが、これほど素朴で木の温もりが感じられる暖かい教会があるとは思いもしませんでした。



 ところで、上の写真は教会とは関係ないものだけれど、またまた「イタズラ心」が湧いてきたの?私がまじめに教会の話をしているのに困ったものだわ!
mugio
 そうじゃないさ!左上の写真はバルデヨフ近郊を、右上の写真はトイレタイムで寄ったガソリンスタンドの様子を写したもので、スロバキアのトイレ事情など「旅の徒然」に見るには良いところだと思ったからさ。
mugiko
 何だか分からないけれど、話を聖ミカエル大天使教会に戻しましょう。


  <聖ミカエル大天使教会>

  <教会の右側からの光景>

  <樹木の間からの光景>

mugio
 教会の説明は、先ほどの通りだけど、この写真を見れば君が表現したように木造教会の素朴さや暖からなどが伝わってくるね!
 教会の中も見学して、東方系の教会らしい素敵なイコン画もあったけれど、残念ながら撮影できなかった。

mugiko
 それでも、あなたは敷地の中を撮影してたわね。何があったの?


  <教会の中の墓地>

   <同じく墓地>

mugio
 ご覧のように敷地には墓地があったのさ。他の木造教会でも同じように教会の敷地に墓地があったから、これが普通だと思うね。花が植えられていて静かな雰囲気が印象的だったね。
 次に向かったのは、最初から予定が組まれていたヘルバトロフ村の木造教会で、具体的には先ほど申し上げたAの聖フランシス・アシス教会です。

mugiko
 それにしても、地名や教会の名前の読み方が微妙に違うので戸惑ってしまうわね。例えば、ワールド航空サービス社から予めいただいた日程表では、地名が「ヘルバトロフ村」となっているのに、あなたの先ほどの説明では、「ヘルヴァルトウ」で、SJさんのメモでは、「ヘルバルトフ」となっているのよ。
mugio
 読み方だから、しかたがないさ!
 ところで、ボドルジャルの聖ミカエル大天使教会からヘルヴァルトウの聖フランシス・アシス教会までは、1時間強の旅だったけれど、その間の面白い光景はなかったので、聖フランシス・アシス教会到着時の模様をご覧いただきましょうか?



  <スロバキアの牛も嬉しそう!> 

  <聖フランシス・アシス教会>

 左写真の放牧の様子は、聖フランシス・アシス教会到着の30分ぐらい前の光景だから、両教会の中間地点のようなところの光景だね。
 聖フランシス・アシス教会は、こうしてみると、スロバキアで最も古い木造教会だけに樹木に覆われた黒い建物から何かが出て来そうな雰囲気?

mugiko
 まるで、お化けでも出て来そうな言い方ね!
 教会の全体像や、内部の様子、夕闇迫る時刻(17時30分過ぎ)の灯りがこぼれる光景などこの教会の素晴らしさが分けるところも撮影できたはずよ。



 <教会の横側> 

  、<教会の中を見学>

   <祭壇とイコン画>

   <イコン画の数々>

mugio
 この教会が「ローマ・カトリック教会だから祭壇や壁画がこうなっている!」などという説明は僕にはできないが、木造建築の柔らかさと東方系の教会らしいイコン画の美しさは伝わってきたね。
mugiko

 SJさんがこの教会のことを「床は石造りで、木造教会の中では珍しい形でしたが、1665年に描かれたとされる希少な壁画にはエデンの園におけるアダムとイブや聖ゲオルギオスのドラゴン退治、最後の晩餐などが描かれていました。」と詳細な説明をしてたわよ!
 ところで、先ほど「灯りがこぼれる光景」などと洒落たことをいってたわね。その写真はないの?


  <教会の形が面白い?>

  <灯りがこぼれる窓>

mugio
 ちょっと暗いけれど、雰囲気は分かるよね。
 その後、17時40分頃教会に「さようなら!」を告げて宿泊地のレヴォチャに向かったのですが、レヴォチャ到着は19時を過ぎていました。

mugiko

 夕食はレヴォチャのホテル、ヴ・レヴァ(U LEVA)ですが、私達はこのホテルには泊まりませんでした。正確には私達だけではなくSJさんを含めて5人が別のホテルに泊まったのです。
mugio

 5人は何か悪いことでもしたのか?そんなことはなく、申し込みが遅かった4人とSJさんが隣のホテル、アルカーダに宿泊しただけのことです。
 ここで、ホテルの評価なんぞを申し上げたいところですが、このページでは夕食の状況だけををお伝えしておきたいと思います。
 なお、伝え聞いた話を総合しますと、私達が宿泊したアルカーダホテルの方がグレードが高かった?ようです。(二人して「私達、ついているね!」などと会話した記憶があります。)



<イタリア風トマトスープ>

<ピリ辛サラダポレンタ添え>

 <チョコとバニラアイス> 

mugiko

 真ん中のメインの料理が何だかよく分からないけれど、手前に茶色の揚げ物のようなものが見えるから、ポテトコロッケのカレー風の料理かしら?
mugio

 全然違うね。何しろ、料理名が「インゲン、マッシュルームとトマトのピリ辛サラダ ポレンタ添え」となっているんだ!
 「ポレンタ」というのは北イタリアを代表する食べ物でトウモロコシの粉を沸騰したお湯やだし汁で煮込んで作るものらしいネ。

mugiko

 まぁ、要はよく分からない!ということね。
 肝心な味は、ABC評価で、すべてBだったから悪くはなさそうね。







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