トルコ一周とカッパドキアの旅
 <2010.10.18(月)~10.30(土)・ワールド航空サービス社>


    ~旅行8日目・10月25日(月)  晴れ~ 





                                  No.24


 ◆ 
美しい海岸線を走りチャナッカレへ

mugiko
 今日は10月25日、旅行8日目です。
 クシャダシの朝は、6時では暗かったのですが、7時になると明るくなってきました。お天気は、起きた時の暗い!というイメージが頭から離れず、思わず、「今日は曇りか!」と思ったのですが、「晴れ」でした。

mugio
 モーニングコールが6時00分、朝食が6時30分、スーツケース廊下搬出が7時00分、ロビー集合・出発が7時45分となっています。
mugiko
 さぁ!宿泊地の朝からのお便り(○○の朝)を書きたいのでしょう?
mugio
 クシャダシの朝は、昨日レポートしているからいいかな?と思ったけれど、6時50分ごろいただいた朝食の写真がありました。


   <赤いトマトとオリーブの実>
mugiko
 相変わらず、食べ物に目がないわね。でも、今日はバスでの移動が長いから体力をつけないとね!
 クシャダシからチャナッカレまでは、どのくらいの距離があるのかしら?
mugio
 それがよく分からないのさ。1時間ぐらい走ると、イズミールという都市を通るけれど、イズミールからクシャダシまでは270キロメートルある、という話だよ。

mugiko
 今日の予定は、イズミールの先(北)にあるベルガモン(ベルガマ)遺跡、昼食の後の午後からトロイ遺跡に立ち寄って、イズミールのホテルに宿泊することになっているのね。
mugio

 今日は予定通り7時45分にホテルを出発しました。約1時間でイズミール(IZMIR)に到着しましたが、この街には立ち寄りませんでした。
 立ち寄らなったかったのは、この街が古い港町ですが、独立戦争時のギリシャ軍撤退による破壊、また、近代化によって見どころが少ない、からでしょうか?人口600万人のトルコ3番目の大都会です。それとも単に時間がなかったからでしょうか?



  <イズミール市街が見えてきた>

  <どこかのスーパー?で休憩>

 ▲ ベルガモン(ベルガマ)遺跡

mugiko
 すると、ベルガモンに直行したということ?
mugio
 いや!クシャダシのホテルを出発してから2時間ぐらい経った時(9時50分ごろ)に場所は分からないけれど、トイレタイムがありました。
mugiko
 ベルガモンには、10時20分には到着したからスーパーマーケットの場所は、ベルガモンの近くということのようね。
mugio
 ベルガモンでは、北の丘に立ついうベルガモン王国の遺跡アクロポリスの見学です。リフトに乗って「上市」といわれるアクロポリスの見どころに向かいました。


  <リフト乗り場>

 <このリフトでアクロポリスの入場口へ> 

mugiko
 話を戻すようで申し訳ないけれど、ベルガモンという町のことを説明したいわ。
 ベルガモン(ベルガマ)という町は、こじんまりした平穏な町で、一番の見どころは、ベルガモン王国の遺跡アクアポリスだけれど、アスクレピオンというローマの医療施設と巨大な神殿建築クズル・アウルも見ごたえがあるそうね。
 そして、アクロポリスには、私たちが訪問した「上市」のほかに「中市」、また、現在は市街地になっている「下市」もあるようね。

mugio
 こうして二人で話をしていると、ベルガモンのことがいろいろと分かってきて面白いけれど、私たちが訪問できたのは、このうちのアクロポリスの上市だけということだね。
 アクロポリスというのは、古代ギリシャ都市国家の中核となる城塞のことらしけれど、随分と古い話だよね。

mugiko
 そうね。何しろ紀元前のことらしいから、想像もできないわ。


 <ロープウェイを降りると土産物店>  

   <遺跡の入口> 

mugio
 ロープウエイを降りると、周りに土産店が並んでいる入口から坂道を登って遺跡見学です。
 この遺跡を見学するには、ベルガモンの歴史を知ることが欠かせませんが、参考本などを読んでもよく分からないね。
mugiko
 ベルガモンは、私たちも名前ぐらいは聞いたことがあるアレキサンダー大王(BC356~323)の死後から始まるということのようね。
 大王の死後、広大なマケドニアの領地は分割され、いわゆるヘレニズム諸国が生まれ、小アジア(トルコ)は、リシマコスという人が新王朝を開いたけれど、彼はシリアとの戦いで戦死したため、部下のフィレタイロスという人がその財宝を得て、ベルガモン王国を築いた、ということのようね。

mugio
 その後、エウメネス1世やアッタロス1世が王国の繁栄と地位を不動のものとし、続くエウメネス2世のころには、エジプトやシリアの王朝と比肩するほどの国力を誇り、アクロポリスに「アテナ神殿」、「ゼウス祭壇」などが建設された、という話だね。
mugiko
 しかし、ベルガモン王国は長くは続かず、アッタロス3世(在位BC138~133)の死後にローマ帝国の属州となってしまったが、典型的なヘレニズム都市としての繁栄は続いた、ということのようネ。
 そして、白い列柱が印象的な
「トラヤヌス神殿」は、このころ建てられたそうよ。
mugio

 アクロポリスの勉強が終わったので、実際に歩いて神殿跡などを確認してみようか!


  <リフトを降車して見えた光景>

   <兵どもが夢の跡?> 
mugiko
 この遺跡は、標高335mの丘の上、先ほど話があった「上市」という場所にあるそうね。そして、ここには、アテナ神殿などのほかアゴラ、図書館、武器庫などヘレニズム文化の遺跡をみることができる、というわけね。
mugio
 実際に坂道を歩き始めると、まず、左上の写真のように大きなレンガ色の壁のようなものが見えてきた。
 そして、右上の写真のように世界遺産にふさわしい大規模な遺跡という雰囲気が伝わってきたね。

  <レンガ状の城壁?>

mugiko
 この後には「アテナ神殿跡」が眼下に広がり、その先には「野外劇場」の入口の塔が見えていたわ。
mugio
 「アテナ神殿跡」は、ベルガモン発展の象徴的存在で、ヘレニズム芸術を代表する傑作とされる「死にゆくガリア人」などの彫刻で飾られていた、というから「すごいものがあったんだ!」と思うけれど、今は基礎部分が並んでいるだけ!という印象だね。



  <アテナ神殿跡>

   <図書館方向の景色> 

mugiko
 また、図書館の跡は、右上写真の樹木の左下に見える整然とした石積み部分じゃないかしら?
 この図書館は、当時のヘレニズム世界最大とされたエジプトのアレキサンドリア図書館をしのぐほどの20万冊の蔵書を誇った、というから驚きネ。



           ▲ ベルガモン遺跡のアクロポリス2
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