トルコ一周とカッパドキアの旅
 <2010.10.18(月)~10.30(土)・ワールド航空サービス社>


    ~旅行11日目・10月28日(木)  曇りのち雨~ 






                                  No.38


 
▲ イスタンブール旧市街歴史地区散策(グランド・バザールなど)

<Mugiko>
 おはよう!お天気はあまり良くないみたいね。
<Mugio>
 それでは、早速、「イスタンブールの朝」と称するホテルの評価といいたいところだけれども、いろいろありましたので、やめておきます。
<Mugiko>
 あら!珍しいわね。
 でも、初めての添乗で面倒頂いたS子さんへの慰労を兼ねた楽しいひと時がロビーであったので、評価などという無粋なことは止めた方がいいわよ。


 <美味しそうな朝食>
<Mugio>
 そうだね。
 でも、流石はワールドさん、明るくてとても良い印象を持ちました。
 また、朝食も美味しそうだね。
 ところで、今日は、モーニングコールが6時30分、朝食が6時から、ロビー集合・出発が8時30分となっているから、のんびり夫婦には結構きつい予定になっているね。


<Mugiko>
 観光の予定は、イスタンブール旧市街、歴史地区の見学となっていて、具体的には、午前中がブルーモスク、アヤソフィア寺院、トプカプ宮殿、昼食をはさんで午後からグランドバザール散策、そして夕刻、ボスポラス海峡クルーズとなっているわ。
<Mugio>
 しかし!ボスポラス海峡クルーズは、昨日の夕刻に楽しんだから、この部分は「なし」になりまた、混雑を避けて朝一番にグランドバザール見学をするみたいだね。
 そして、ブルーモスクを見て、昼食、午後からトプカプ宮殿、アヤソフィアの順に回るそうだよ。

<Mugiko>
 グランドバザールなどがある歴史地区は、金角湾の南側の南側にあるから、私たちが宿泊しているホテルがある新市街からはガラタ橋を通っていくことになると思うけれど、グランドバザールは、橋をまっすぐ進んでトラムが走っている通りを目指すのかしら?
<Mugio>
 地図を見ると、君のいうとおりなんだけれど、遠回りのブルーモスクやアヤソフィアに近いアンカラ通りやイェレバタン通りを通ってから、グランドバザールに向かったみたいだね。


  <ブルーモスク> 

  <ブルーモスク周辺>

<Mugiko>
 バスに乗って流れる景色を眺めていたら、ブルーモスクが目に入ってきたから驚いたわ。
 この周辺には、ブルーモスクのほかアヤソフィアやトプカプ宮殿などがある観光の拠点みたいなところなのね。

<Mugio>
 お天気がイマイチなのが残念だけれど、トラムなどを見ながら約10分でグランドバザールに着いたよ。


 <「ドイツの泉」がある広場> 

   <トラム(路面電車)>

<Mugiko>
 私たちがグランドバザールと呼んでいる市場は、トルコではカバル・チャルシュというらしいわ。かつては、奴隷も宝石もあらゆるものが取引されたが、現在は土産物屋の巨大な集まり、という話ね。
<Mugio>
 入口が10数か所あるが、東のヌルオスマニエ門と西のベヤズィット門を利用するのが分かりやすいそうだ。この2つの門をつなぐカルパクチュラルバシュ通りの北側に小道が延びて店が広がっているから、よくこの通りを覚えていないと迷子になりそうだよ。


  <東のヌルオスマニエ門>

  <これぞグランドバザール>

<Mugiko>
 私が楽しみにしていた市場だけれど、何か記念になるものを買いたいわ!
<Mugio>
 という君の希望で、入口の中からの写真で右側にある宝石商で時間を取られてしまい、ほかの店を冷やかすことが出来なくなったよ。
<Mugiko>
 でも、そのお陰で迷子にならずにすんだのだから何事もプラス思考で考えないと・・・

<Mugio>
 業種ごとに店が集まり、その数が4400軒を超えているというから1時間ぐらいで見て回るのは無理!ということだね。
<Mugiko>
 それに、オリーブや石鹸、チャイグラスなどは、外の店の方が安い!というから雰囲気に飲まれて購入しない方が賢明ね。 
<Mugio>
 君は、この宝石店で何か買ったの?

   <宝石店の様子> 

<Mugiko>
 それは内緒!
 ところで、バザールの見学後の集合時刻になっても、一人だけバスの戻ってこなかったので「はらはら」したけれど、駐車している場所を間違っていなかったのだから、大したものね。

<Mugio>
 僕や君なら間違いなく迷子?
 ということで、グランドバザールからは、ブルーモスクに向かいました。


 ▲ イスタンブール旧市街歴史地区散策(ブルーモスク)


  <ドイツの泉>

 <テオドシウス1世のオベリスク> 

<Mugiko>
 「ドイツの泉」は、友好の印として建てられたそうだけれど、名前が「8角形の泉亭」とか「ウィルヘルム2世の泉」などとなっていて、何が何だか分からないわね。
<Mugio>
 ドイツの泉があるこの細長い広場は、「アト・メイダヌ(馬の広場)」というらしいけれど、ここは古代ローマ時代のU字型の競技場跡(ヒッポドローム)で、「オベリスク」や「蛇の柱」などが建っていて面白かったよ。

 
 <トルコとイスラム美術館前の通り>

  <同じく>

<Mugiko>
 オベリスクというのは、神殿などに建てられた記念碑のことだけれど、ここのオベリスクは、蛇の柱を含めると、3本ある、ということかしら?中でも、目立つのが「テオドシウス1世のオベリスク」で、ローマ皇帝によってエジプト、ルクソールのカルナック神殿から運ばれたもの、というから凄いわね。

<Mugio>
 オベリスクといえば、パリのコンコルド広場にもあったものを思い出すけれど、パリのものもエジプトから運んだということだろうね。
 左上の美術館前の通りから見えるオベリスクは、10世紀ごろの建造された「コンスタンティヌス7世のオベリスク」で、元々は金メッキした銅板で覆われていたが、その後の戦い(第4次十字軍)で黄金と勘違いしたのか?略奪され、芯だけが残ったというものだ。

<Mugiko>
 「蛇の柱」は、撮影していないけれど、2本のオベリスクの間に金属の柱が「にょき」と出ていたので「これは一体何だろう?」と思ったわ。
 でも、「紀元前479年に遡る古いもので、絡みつく3匹の蛇の頭部の上に直径2Mもの巨大な金の釜がのっていた」そうね。もう少し勉強しておけばよかったわ。
 

 <テオドシウス1世のオベリスク>






   ▲ イスタンブール旧市街歴史地区散策(ブルーモスクの見学)
         
 
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