トルコ一周とカッパドキアの旅
 <2010.10.18(月)~10.30(土)・ワールド航空サービス社>

 ~旅行12、13日目・10月29日(木)、30日(金)雨のち曇り~ 







                                  No.43


 
▲ イスタンブール旧市街歴史地区散策(自由散策の続き)

場なて街並みを楽しみながら歩いて行きますと、やがて、27日に見学したエジシャン・バザール前の広場に到着しました。
<Mugiko>

 なんという名前の広場なのか知らないけれど、名物の「シミット」というパンを売っていたり、近くに「鳩のモスク」といわれるイェニ・ジャミイがあるところね。


 <これも名物の??> 

  <イェニ・ジャミイ>

<Mugio>
 この広場をゆっくり歩きながらガラタ橋に向かったのですが、この広場付近の「リュステム・パジャ・ジャミイ」や「スレイマニエ・ジャミイ」、新市街のガラタ塔などが見える景色を楽しみました。


 <階段を行き交う人々>

  <金角湾が見えてきた!> 

<Mugiko>
 
こうして、やっとサバサンドを販売している船にたどり着いたのですが、金ぴか!というか豪華絢爛というのか?サバサンドを販売している小舟の豪華さに驚いてしまいました。
 しかも、そこから見える光景が、遠くにガラタ塔などが一望できるなど美しい世界が広がっているものだから本当に旅心を擽(くすぐ)ります。



  <サバサンド販売の小舟>

  <豪華客船みたいな小舟>

<Mugio>
 私たちは、この小舟でサバサンドを買っていただいたのですが、その時に事件がおきました。 なんと!かみさんが椅子に座った瞬間、「するする」と陶器の夫婦茶碗を包んだレジ袋がかみさんの膝から滑り落ちてしまったのです。
<Mugiko>

 事件!などと大げさなことを言わないで!拾揚げたら片方が割れてしまったので、仕方がないから廃棄しただけのことでしょう。
<Mugio>
 片方だけでも持っていければ!と思ったけれど、縁起が悪い!と考えたのだろうね。
 これで、トルコの旅も終了かな?と思ったら、先ほどの広場に戻って「リュステム・パジャ・ジャミイ」の中を見学するそうです。
<Mugiko>

 このモスクは、知る人ぞ知る隠れた名所のようですからイスタンブールに行ったら必見のところだという人もいるわ。S子さんには最後まで面倒見ていただいて本当に有難いわ!


 <リュステム・パジャ・ジャミイ>

  <ジャミイの入口>

<Mugio>
 リュステム・パジャというのは、16世紀のオスマン帝国の大宰相のことらしいが、こういう歴史的なことよりも、ニーズウィーク誌で「ヨーロッパで最も美しい歴史的モスク」と評されるほどのものだというから、それが見学できるのだから本当にラッキーだね。
<Mugiko>
 何がそれほど美しいのか?といえば、イズニックタイルという青を基調としたタイルで、その中にトマトレッドやサンゴの赤と呼ばれる赤のタイルだといいます。
 何はともあれ、私が懸命に撮影したタイルの数々をご覧ください。



  <青と赤の植物の細かい文様>

  <代表的なチューリップタイル>

 <トルコブルーの数々>

  <青を基調に赤の中に白を配置> 

 <チューリップの赤が美しい>

  <目が覚めるような青>

<Mugiko>
 本当によいものを見せていただいたわ。
<Mugio>
 さぁ、これで今度の旅が終了です。
 これからアタテュルク空港に行って、日本に帰りますよ。
 18時30分発のトルコ航空TK050便で成田空港に向かいます。
 飛行時間が11時間15分ですから成田空港到着は、明日(30日)の11時45分となっています。







<編集後記>
 トルコは、以前から訪問したい国でしたが、イスラム教の国でしたので、どんなことが待っているのか?という期待と不安がありました。
 不安などというとウソになりますが、旅行社に関しては、ワールド航空サービス社という会社は初めてでしたので、その意味では多少の不安はありました。
 ところが、同社のサービスは満点でしたし、ツアー参加の皆様も、とても良い人たちばかりで本当に楽しく充実した旅ができました。

 その旅の中身ですが、成田を立ってイスタンブールの空港近くのホテルに夜、到着しますと、翌日は早朝から飛行機でトルコの首都アンカラに向かいました。
 ここで、トルコの初代大統領アタテュルクの廟に向かいましたので、現在のトルコがあるのは彼がいたこと、そして、いかに優れた指導者なのかを勉強することができました。
 また、トルコといえば、カッパドキアだと思っていたのですが、期待以上の光景を見ることができ、そこに築かれた歴史を勉強することができました。

 トルコの宗教といえば、イスラム教ですが、アタテュルクの政教分離という政策が行き届いていて、イスラム教の教義の縛りが緩やかだと感じたものです。
 その意味では、私たちは、トルコをイスラム世界という枠の中で考えがちでしたが、1500年代にオスマン帝国がコンスタンティノープル(現イスタンブール)を攻略するまでは、ヨーロッパの東ローマ帝国が支配していた国でしたから、キリスト教の人たちが文化と歴史を作ってきた国だったのです。
 そのため、カッパドキアのギョレメの谷に残る教会は、文字通りキリスト教会だったし、イスタンブールのアヤソフィアなどは、キリスト教の教会をイスラム教のジャミイ(モスク)に転用しているのだと理解できたのです。

 ところで、小生の勝手な感想などを申し上げましたが、このアナトリアの台地にはキリストが誕生する前の歴史、つまり、エフェソス遺跡やトロイ遺跡のように紀元前の遺跡があちこちに散りばめられています。
 古代遺跡といえば、エジプトやギリシャを思い浮かべますが、トルコを忘れてはいけないと感じた次第です。

 以上、訳の分からない編集後記になってしまいましたが、トルコの素晴らしいところは、1ページで申し上げた通りです。
 異国情緒あふれる親日国というフレーズを裏切らない旅ができると感じました。
 最近は政情が不安定なこともあるようですが、旅の楽しさに関するお勧め度は100%です









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  <このページは「トルコ一周とカッパドキアの旅」の最終ページです。>