雲南・大里の崇聖寺三塔

                                No.28



 広場から崇聖寺三塔がある倒影公園までは、歩いて行ったと思いますが、最初に三塔が並んで見え
る公園の池から、三塔を楽しみました。
 と、思ったら小生の勘違いで最初に見た場所は倒影公園ではなく、崇聖寺(「すうせいじ」と読
むそうです。)内だったようです。
 ところで、この三塔の一塔が、まるでイタリアのピザの斜塔のように曲がっているように見えま
す。
 地震があったら、「危ない!」などという物騒な話を聞いたような気がします。(影が倒れる公
園という名前は、三塔の影がそのように見えるから?かも知れませんが、縁起が悪いですね。)
 ところが、調べますと、何回も地震にあって、そのたびに修復しているそうです。
 また、崇聖寺の寺院は倒壊し、三塔のみが残っている、というネットの説明もあります。
 何だか話がよくわからなくなってきました。寺院が存在しないという話が本当であれば、私たち
が見た仏像が横たわっていた大きな建物は何だったのでしょうか?
 また、広場から見た建物にははっきりと「崇聖寺」という表示がありました。
 
 まぁ、それはともかく、崇聖寺の構内にある池の端から見た三塔をご覧いただきましょう。


 赤い民族服?

 右側の小さい塔が傾いている!

 この撮影場所がはっきりしないのですが、最初に崇聖寺に入ったときにも、正面に大きな塔が見
えていました。

 



 かみさんが望遠で撮影したも
のですが、なかなかよく撮れて
いると思います。
 この写真を見ますと、この大
きな塔(主塔)は16層の塔だ
とわかりますが、レンガ造りで
、中は空洞のようです。高さが
69.13㍍といいますから、
ビルで言うと何階くらいになるのでしょうか?
 建設されたのは、大きな塔(
名前は千尋塔)が唐の時代だそ
うです。
 西暦で何年くらいだったのでしょうか?
 主塔の西側の南北にある小塔
は、宗代に建てられ10層のレ
ンガ造り、高さ43㍍、主塔か
らの距離はそれぞれ70㍍、小
塔間の距離が97㍍、だそうで
す。
 そして、3つの塔は綺麗な二
等辺三角形の形で建っているそ
うです。
 中国の重要文物保護単位に指
定され、ペー族文化のシンボル
になっています。





 さて、次に訪問した場所が倒影公園でした。崇聖寺に着いたのが15時頃で、16時30分くら
いに倒影公園にバスで向かいました。バスといいましても崇聖寺から南に約1㎞ですからお隣みた
いな距離です。
 この公園は、名前の通り崇聖寺の三塔を見学するための施設で、園内の池に三塔が逆さまに映っ
た光景が有名なんだそうです。
 1980年代の建築といいますから、それほど古いものではないのですが、面積が5.4㌶、池
の広さが2㌶あり、公園の門には幅6㍍、高さ4㍍のペー族独特の建築物「照壁」が出迎えてくれ
ます。でも、残念ながら「記憶にないな!」です。

 この公園に10分くらいいたでしょうか?この後は、近くの大理古城に向かいました。

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