<Latvija>
 秋のバルト三国美しき古都と城を訪
ねて
   <2014.10.9(木)~10.18(土)・ワールド航空サービス社>


    ~10月12日(土)旅行4日目  天気  曇り時々雨~






                                  No.10


◆ ラトヴィアの首都リガにて(旧市街の「ブラック・ヘッド会館」など)

  ▲ 市庁舎広場など

 前ページでロゼナ通りについて申し上げました。
 この通りからどこに向かったと思いますか?大聖堂ではなく、逆方向の「市庁舎やブラック・
ヘッド」などが建っている広場に向かいました。
 そして、そこには面白い光景が待っていました。なんと!大きな動物の彫刻たちが私たちを待
っていたのです。(私たちが訪問したこの時だけの趣向でしょうか?)



  ≪さかな≫

   ≪カエルと人間≫

   ≪ニワトリと羊≫

    ≪フクロウ≫ 

 私たちは、市庁舎やブラック・ヘッドがある広場にこのような彫刻が展示されているとは知ら
なかったのですが、このような展示が常設なのか、何を意味しているのかなどまったく分かりま
せんでした。しかし、何かを訴えているようなリアルなもので大変愉快なものたちでしたネ。

 これらの展示があった市庁舎広場(Ratslaukumu)に向かった理由?
 それは、リガの見どころになっている
「ブラックヘッド会館(Melngalvju Nams)」「市庁舎」などを見学することですが、そればかりではないのです。


   ≪ブラックヘッド会館≫

 ≪4都市の紋章とギリシャ神話の神々≫ 

 さて、そのブラックヘッド会館ですが、14世紀の初めに建造され何回かの改築後、1941
年のドイツ軍の空襲で破壊されるまでは数百年の歴史を誇る個性的な姿の建物だったそうです。
 現在の建物は、リガの創設800周年を記念して2000年に完成したもので、破壊された個
性的な姿の建物が完全に復元されているそうです。
 外観で目立つのが中央上部の大時計ですが、その下には4つのハンザ都市であるリガ、ハンブ
ルク、リューベック、ブレーメンの紋章の浮き彫が、その下にはギリシャ神話の神々の像が置か
れています。


   ≪ラトヴィア占領博物館≫ 

    ≪市庁舎≫ 

    ≪技術大学≫

 ≪聖ペトロ教会とブラックヘッド会館≫

 この市庁舎広場には、ブラックヘッド会館以外に写真のように多くの建物や聖ローランド像、
ラトヴィア・ライフルマン像など多くの見どころが集まっていました。 
 このうち、占領博物館は、名前から想像しますと、ドイツやソ連に占領された苦難の歴史を伝
えるために建設されたものではないでしょうか?

 さて、ここの見学が終了すると、お腹が「グーグー」と泣き出してきましたので、美味しいラト
ヴィア料理をいただくことになっていますが、この広場にお邪魔したのは、見学ばかりではなく
、昼食のためでもあったのです。(こちらが主目的?)

 昼食会場は、ブラックヘッド会館の横にあるサルヴェ(Salve)というレストランです。



  ≪レストランSalve≫
 
   

 料理の名前と味などに関する評価がない?
 左上のグラスに入っている飲み物は【ホットワイン」で甘みが強いので評価はBでした。
 その右側はトマトスープで、ドロドロ状ののスープの中に鶏肉が入っていて、暖かいものでし
たが、評価は「うまい!」のでAでした。
 左下のキャベツの肉ロール巻きのような料理(カーボストゥ・ティーテニスというラトヴィア
風ロールキャベツ)は、皿一面に黄色のスープ状の汁がついていて、味としてはB(まぁまぁ)
でした。
 右下のデザートは、麦のケーキ(ホイップクリームと一緒に)だといいますが、いただきませ
んでしたので、コメントはできません。
 それにしても、料理を運んでくるお兄ちゃんがその度に「うまい?」と聞いてくるのには驚い
てしまいました。
 ちなみに、このレストランに対する評価は、リガにあるラトヴィア料理レストランのランキン
グというもので見ると、「とても良い、良い」が大多数で199軒中43位という評価だそうで
す。


 さて、昼食終わりますと、午後は、自由行動となっています。
 希望者は、市庁舎広場からカリチェ通りを東に向かい、「自由記念碑」などの光景を楽しみな
がら、ピルセータスという運河(Pilsetas Kanals)でクルーズに参加するそう
です。
 私たち夫婦?もちろんレトロな小さな船で秋深まるリガの風景を見逃す手はありませんので、
積極的に参加しました。



   ≪自由記念碑とライマの時計≫

    ≪自由記念碑≫ 

 カリチェ通りを東に進んで行きますと、正面に高い塔が見えてきました。これが、自由記念碑
です。また、その手前で交差するベステヤ大通りの先の通りであるブリヴィーバス大通りの右側
には「ライマの時計」が見えています。

 自由記念碑は、1935年にラトヴィアの独立を記念して建てられた高さ51mの記念碑で、
塔の上に立つ女性ミルダは、ラトヴィアの3つの地域の連合を表す星々を掲げております。
 基部には、「祖国と自由」という文字が刻まれ、ラトヴィアの歴史や文化を象徴する彫刻で飾
られています。

 さて、こうして記念碑の手前にある遊覧船の乗り場に到着しました。
 リガを流れる大河ダウガヴァ川とは違い、ビルセータス運河は、ご覧のように少し広めの小川
といった感じの光景でした。
 また、運河の周辺は、緑溢れる自然が豊かなところで、市民の散歩コースになっているのでの
でしょうか?



    ≪ピルセータス運河を遊ぶ鴨≫

    ≪運河の船着き乗り場≫

 この遊覧船は、旧市街の近くを流れる運河とダウガヴァ川を巡る水上観光となっていて、船に
乗る時間は約1時間となっています。
 まず、国立オペラ座の横を通り、次に鉄道の詩などの下を通って中央市場などをを見ながらダ
ウガヴァ川に向かうようです。
 やがて、ダウガヴァ川に架かる鉄道の橋や中央市場の南にある大きな建物、「科学アカデミー
」が見えてきました。



  ≪鉄道の橋など≫

   ≪中央市場と科学アカデミー≫
 科学アカデミーは、ソ連時代に造られた建物だ
そうですが、大きく高い建物だということが分か
りますね。
 しばらく進んでから、旧市街を眺めますと、尖塔
が印象的な聖ペテロ教会などが見えてきました。
 
 この後は、英国教会や聖母受難教会、リガ城を
近くを通過して、その先のリガ港の埠頭でUター
ンして、運河に戻りました。

  ≪聖ペトロ教会など≫   

 この水上観光の目玉としては、ダウガヴァ川から見える旧市街の様子なのかも知れませんが、
小生には、心が安まる運河周辺の光景が大きく印象に残りました。



   ≪運河の落ち葉≫ 

   ≪秋を彩る黄色の落ち葉≫

    ≪リガの散歩道≫

   ≪リガの紅葉≫

   ≪大きな噴水≫ 

   ≪運河の様子≫ 

 こうして、この日の観光がほぼ終了しましたので、ホテルに戻りました。そして、17時30
分にロビーに集合して、貸し切りのオルガンコンサートを楽しむためにバスで大聖堂に向かいま
した。
 しかし、残念ながらコンサートの様子を撮影していませんでした。

 本日最後の予定は、国立オペラ座前にあるレストランKilimanjaro(キリマンジャ
ロ)での夕食です。



  ≪Kilimanjaro≫
   

 このレストランは、リガのレストンのベスト10に入る店だそうです。
 でも、小生などの庶民にとっては、高級すぎて舌に合わないのか味の方は「イマイチ」でした
ね。
 内容が分からない?左上がハーブバターが添えてあった「パン」と「鱈のフィレ」でしょうか
?、右上がジャガイモのうえに野菜がのっている料理、前菜の「バルト風グラタン」?で、左下
の料理がメインの「チキンのグリル」、右下の料理がデザートの「アイスクリーム」です。
 この中で最も美味しかった料理は、バルト風グラタンで評価がA、肉が堅いので最も美味しく
ないと感じた料理が「チキンのグリル」で評価はCでした。


 これで、本日の予定はすべて終了です。
 明日は、旅行5日目でバルトのベルサイユといわれるルンダーレ宮殿やリガの新市街でユーゲ
ントシュティール(アール・ヌーボー)様式の建築群を見学する予定になっています。








次のページ(No.11)  前のページ(No.9) トップページ(No.1) 








 このページ(No.10)は、ラトヴィアの首都リガの旧市街からブラック・ヘッド会館などを掲載しています。