<Latvija>
 秋のバルト三国美しき古都と城を訪
ねて
   <2014.10.9(木)~10.18(土)・ワールド航空サービス社>


    ~10月12日(土)旅行4日目  天気  曇り時々雨~  








                                  No.9


◆ ラトヴィアの首都リガにて(旧市街の「三人兄弟」など)

  ▲ 聖ヨハネ教会、聖ペドロ教会など

 エスプラネーデ公園からは、「ヤーニスの中庭(JANA Seta)」というところや、かつ
てはドミニコ会修道院だったというKONVENTA SETAというホテルの入口を通って聖
ヨハネ教会に向かいました。



  ≪ヤーニスの中庭の門≫

   ≪コンヴェンタ・セタの配置図≫

  ≪リガ磁器博物館≫

   ≪KONVENTA SETA≫

 「聖ヨハネ教会」は、13世紀に創建され、16世紀に再建されたゴシック様式の美しい教会
です。聖ヨハネ教会には、有名な伝説があります。
 それは、15世紀に聖人として祀られることを願って二人の修道士が壁の中に入いることを志
願したそうです。そして、通りかかる人々から小さな窓を通じて食料と水の施しを受けたのです
が、彼らの命は長くは続かなかったそうです。
 しかし、時の法王は彼らの行為を利己的と非難し、聖人とは認められなかったのです。
 悲しいかな!壁の穴はふさがれ、人々記憶から消えていったというのです。



   ≪聖ヨハネ教会≫

  ≪教会前のブレーメンの音楽隊≫   

 この話を覚えていた人がいたのか?19世紀半ばに壁をたたいてみると、空間が見つかり彼ら
の屍が見つかったそうです!
 外壁の十字架型の穴は、彼らを記念して建てられたものだそうですが、気がつきませんでした
ので撮影していませんでした。また、白を基調とした教会の中には入りませんでした。

 
「ブレーメンの音楽隊」は、聖ヨハネ教会と隣の聖ペトロ教会の間にある広場にありました。
 横から撮影していますので、分かりにくいのですが、上からニワトリ、ネコ、イヌ、ロバがそ
れぞれに乗っている彫刻です。
 グリム童話の、人間に捨てられ、食料にされようとした動物たちが協力して新生活を切り開い
ていく、という話を描いているそうです。

 この後は、隣にある聖ペトロ教会に向かいました。


    ≪聖ペトロ教会≫

   ≪聖ペトロ教会の入口≫

 「聖ペテロ教会」は、13世紀の初めに建てられ、18世紀にほぼ現在の姿に改築されたそう
です。
 高い塔が印象的ですが、この塔は、第2次世界大戦後に改修されたもので、高さが123mあ
り、1984年に設置されたエレベータで簡単に展望台に上ることができ、リガの美しい景観を
一望することができます。

 などといってますが、私たちは、残念ながら登りませんでした。

 また、この教会の中には、入るには入ったのですが、歴史などを簡単に説明していただいたの
みでした。

 ここでの見学が終わりますと、教会から北に延びているスカールニュ(Skurnu)通りを
歩きました。そして、途中、左(西)奥に市庁舎、右(東)奥に自由記念碑がある大きな通り、
カリチェ(Kalku)通りと交差しますが、ここを過ぎますと、アマトゥ(Amatu)とい
う通りが右側(東)に見えてきました。



   ≪スカールニュ通りの石けんの店≫

    ≪アマトゥ通りの建物≫

 このハンドメイドソープの店は、カリチェ通りを少し超えたところにありました。そして、し
ばらくしてアマトゥ通りに入りましたが、この通りにはご覧のようにガウディ風に装飾された建
物がありました。

 この通りを東に進んでいくと、メイスタル(Muisutaru)という通りとリーヴ広場に
突き当たり、メイスタル通りを北に向かうと、有名な
「ネコの家」があります。
 でも、その前にアマトゥ通りには、
「小ギルド・コンサートホール」がありましたので、ご覧ください。


    ≪アマトゥ通り付近≫

   ≪小ギルド・コンサートホール≫

 小ギルド・コンサートホールは、名前の通り小さな建物ですが、1866年に建設されたゴシ
ック様式の白亜の美しい建物です。


   ≪猫の家≫

   ≪スミルシュ通り≫

 「どこにネコがいるのか!?」というお叱りを頂戴しそうですが、黄色の建物の尖り棒の屋根
にある像が猫なのです。
 この黄色の建物は、1908年に建てられたアールヌーボー様式の建物で「猫の家(Cat 
House)」と呼ばれていて、猫は、尾を立てた怒りの表情をしているそうですが、・・・。

 さて、メイスタル通りのネコの家の前は、ご覧のように広場のようになっており、その先の交
差点を左に曲がりますと、スミルシュ(Smilsu)という通りに突き当たります。
 その地点から右方向を見ますと、右上の写真のように
「火薬庫」、現在は「ラトヴィア軍事博
物館」
になっている丸い円筒型の建物が見えています。

 しかし、私たちは、スミルシュ通りを逆の左に進み、途中、アルダル(Aldaru)という
通りに入ってトゥルクシュニュ(Troksnu)という通りと交差するところにある「スウェ
ーデン門」に向かったようです。



    ≪アルダリ通り≫

  ≪スウェーデン門≫

 スエーデン門に入りますと、正面にアンバー・ルーム(The Amber Room)とい
う店が入った黄色の建物がありました。
 ということは、スウェーデン門の前にあるトゥルクシュニュ通りにある城壁を「ちらっ」と眺
めてからアンバー・ルームやホテル、旧ヤコブ兵舎などが入った建物の前の通りであるトゥルニ
ャ(Torna)という通りに出たようです。



  ≪旧ヤコブ兵舎≫

   ≪アンバー・ルーム≫

   ≪紅葉したツタが下がる建物≫

   ≪トゥルクシュニュ通りの城壁≫

 そして、小雨を避けるようにスエーデン門に戻り、トゥルクシュニュ通りの紅葉してきたツタ
が下がった建物や茶色の城壁を見学したのです。
 なお、下の写真の突き当たりには、緑の尖り棒のような建物が見えていますが、これは、先ほ
ど触れた火薬庫です。14世紀に建てられ、1650年に再び建て直され、火薬の保管に使われ
た塔です。
 また、城壁は、13世紀から18世紀までリガの旧市街を囲んでいたものですが、街の防衛の
重要性が失われると、建材を節約するため、城壁の多くが新築の建物に吸収されていったそうで
す。

 ところで、「スウェーデン門」は、1698
年に城壁を利用して住宅が建てられた際に付け
加えられたもので、スウェーデン軍の兵士が城
壁の外の兵舎に行き来するためよく利用したこ
とからこの名前がついたそうです。

   ≪スウェーデン門で雨よけ?≫

 ここでの見学が終了しますと、隣に見える
「ラトヴィア国会」「聖ヤコブ教会」の外観を楽
しみながらマザー・ピルス(Maza Pils)通りにある
「3人兄弟」に向かいました。


    ≪ラトヴィア国会≫

    ≪聖ヤコブ教会≫ 

 緑の尖塔が印象的な聖ヤコブ教会は、1225年に最初の記録に登場する古い教会で、15世
紀に建て直され、塔は80mの高さがあります。
 塔の中程に突起物のようなものが見えますが、ここには「哀れな罪人の鐘」と呼ばれる鐘がつ
るされているそうです。これはどういう意味かといいますと、市庁舎広場で罪人の処刑が行われ
る際に鐘が市民に知らせる役割を担っていたからだというのです。
 さらに、この鐘には不貞な夫人が通ると自然に鳴りだした、というような伝説もあるそうで・
・・。


 こうして、街を散策しながら3人兄弟といわれる中世の住宅に到着しました。


    ≪3人兄弟の建物≫ 

   ≪長男の建物(17番)≫ 

    ≪次男の建物(19番)≫ 

   ≪末っ子の建物(21番)≫  

 3人兄弟(Three Brothers)は、兄弟のように肩を寄せ合って建っている中世の住宅で、外観は建てられた当時の姿をほぼ保っています。
 17番は、15世紀に建てられたもので、一般住宅としてはリガで最も古く、パン屋としての
記録も残っていて、石にベンチを玄関に飾るなど土地にも余裕があったといいます。
 しかし、弟たちの時代(17世紀)には、かなり窮屈なものになっているそうです。
 ちなみに、3人兄弟の順番ですが、左から末っ子(緑色の21番)、次男(黄色の19番)、
長男(白の17番)となっています。


 ここからは、大聖堂前のドゥァマ広場などを通って市庁舎に通じるクラム(Kramu)通り
を歩いて大聖堂のドームや、クラム通りの途中にあるロゼナ通り(Rozena iela)という歴史がありそうな通りを眺めながら旧市街の美しい光景を楽しみながら散策したのです。



    ≪クラム通りからの大聖堂≫

    ≪ロゼナ通り≫

 クラム通りからの大聖堂には、手前に赤い屋根に薄い青の壁の建物が見えていますが、この建物は、Jaunという通りに面している「1221 Restorans(壁に牛の絵)」というレストランのようです。

 また、ロゼナ通りは、13世紀に要塞の壁と大聖堂の間に造られたようですが、通りの名前はカルジュ通りとなっていたようで、鍛冶屋が多く住んでいたそうです。
 そして、17世紀になると、古代ドイツのローゼン家に敬意を表してローゼン通り(Rozu)と名付けられたのですが、1923年からPozena(ロゼナ)通りと呼ばれています。


 さて、ここからどこに向かったと思いますか?大聖堂ではなく、逆方向の「市庁舎やブラック・ヘッド」などが建っている広場に向かいました。









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 このページ(No.9)は、ラトヴィアの首都リガ旧市街から聖ヨハネ教会などを掲載しています。