<Eesti>
 秋のバルト三国美しき古都と城を訪
ねて
   <2014.10.9(木)~10.18(土)・ワールド航空サービス社>


    ~10月15日(火)旅行7日目  天気    曇り~






                                  No.16


◆ エストニアのパルヌ

  ▲ パルヌの朝

 皆さん、おはようございます。バルト3国の旅も最後の国エストニアに入りました。
 今日はモーニングコールはありませんが、スムーズに目覚めることができました。などと言ってますが、出発が10時00分ですから当然ですよね!
 ということで、時間がありますので、朝食後Tさんのご厚意で希望者は8時45分にロビーに集まって朝の散策に出ました。

 もちろん、カメラ持参ですからホテルの外観を二人がにっこり微笑んでいるところを散策前に撮影しました。



   <美味しそうな朝食> 

   <ホテルの外観> 

 さて、次は朝食の模様ですが、その前にホテルの評価を申し上げます。
 スリッパは用意してありませんが、シングルベッドながらバスタブ、トイレなどの水回りも良好で、建物の外観の感じより良く「A」をつけて良いのではないでしょうか。

 次に朝食ですが、少しピンぼけですが、パン、コーヒー、野菜、ハムなどの肉類、卵、果物などが豊富にあり、肝心な味も大変良かったので「文句なしのA」評価でした。
 ところで、相変わらず大盛りの品のない盛り方で、「お行儀が悪い?」ごっもともです。

 さて、散歩ですが、パルヌ湾に面したビーチに向かうようです。この町は、泥治療で有名なリゾートタウンで、観光客が押し寄せる夏には、どこまでも続く砂浜にカラフルな水着の花が咲くといいますが、天気も曇りで人の気配がありませんでした。



   <海近くの小路を歩く>

   <バルト海、生憎の曇り空> 

 草原のようなところの右側に建っている建物は、「Tervise Paradils」という表示がありますが、何かの工場でしょうか?と思いましたら、ホテルだそうです。
 ここから10分ぐらい歩きますと、ご覧のような砂浜につきました。
 「この海辺が夏には観光客が押し寄る海なの?」と、ちょっぴり拍子抜けしたものですが、Tさんのご配慮に感謝しながらホテルに戻りました。

 そして、予定通り10時00分にホテルを出発してバスで旧市街に向かいました。
まず、パルヌの秋とでもいうべき黄色に染まった町の光景をご覧ください。


   <パルヌの秋> 

    <バス停の秋>

 左の写真は、バスから撮影したものですが、大きな木が黄色に染まっている光景は、まさにパルヌの秋と呼ぶに相応しい光景でした。また、右側の写真は、場所は分かりませんが、同じく黄色の落ち葉が敷き詰められ、私たちを歓迎しているようでした。



   <現地ガイドのカイレさん>
 などと、ちょっぴり気取っていますが、私たちがバスから降りたところは、パルヌ・バナパーク(Parnu Vanapark)という公園の西にある「パルヌ・ホテル」のさらに西にある「Ruulti plats」という緑地のようです。

 ここで、現地ガイドのカイレさんが待っていました。
 

 カイレさんが説明している奥に大きな建物が見えていますが、この周辺には、この建物のほかに「SEB」という表示がある建物が建っていました。


  <SEBという建物>

    <ホテル・パヌル>

 パルヌホテルは、バスターミナルのすぐ隣にある評判の良いホテルだそうです。
 ホテルの先に道路を挟んで建っているのが「SEB」という表示がある建物ですが、「SEB
 Parnu Kontori」となっていますので、SEBパルヌ銀行とでもいうのでしょう
か?

 こういうことを書きますと、パルヌの町をよく知っているようですが、カイレさんに付いてい
くのが精一杯でから、説明を聞き逃さないように、また、迷い子にならないように気をつけいな
いといけませんね。

 私たちは、ここからアイア(Aia)という通りを南に向かって歩きました。
 やがて見たこともない鮮やかな色使いの建物が見えてきました。なんと表現したら良いのでし
ょうか?独特の色使いの教会のような建物です。


  <〇〇〇教会>

   <キリスト変容教会>

 いやー!こういう鮮やかな色使いの建物を見たことがないものですから、思わずシャッターを
バチバチと切ってしまいました。
 それにしても、「建物の正体が分からない、なんてお前らしくない!」といわれそうですが、
後で調べましたら「Parnu Trnsformation of our Lord Ch
urch」と表示されていました。
 日本語に訳しますと、「パルヌで変化した私たちの神教会」ということになるようですが、地
球の歩き方に書いてあった「キリスト変容教会」という表現が適切なのでしょうね。

 この教会からアイア通りを南に進みますと、ヨーロッパでよく見かける丸型の交差点がありますが、ここから左(西)方向に向かいますと、Kuningaという通りになります。


   <Basic School>
    <手を振る子供たち>

 その曲がり角に茶色の建物が見えていますが、この建物は旗が立っていますので、公的な機関が入っているのでしょうか?
 後で調べたのですが、この建物は、「Parnu Kuninga Street Basic School」と表示されていました。
 直訳すると「パルヌ クニンガ通り 基本的な学校」となるのですが、子供たちが笑顔で歩いていましたので、小学校なのでしょうか?

 この通りを西に進んでいきますと、「Koidula park」という大きな公園がありましたが、この公園でエストニアの秋を楽しむことになりました。


   <エストニア女性詩人の像>

     <コイトゥラ公園>

 この女性像は、エストニアの女性詩人、劇作家で、リーティア・エミリー・フロレンティヌ・ヤンセン(1843~1886年)という名前の方だそうです。また、作品は、詩集「野の花」、「エマヨキ川の夜鳴き鳥」などで祖国愛、民族愛を歌った詩が多いそうです。
 銅像にどんな表示がされているのか気になりますよね?「Lydia Koidula monument」となっていました。だから、この方のことを日本語では「コイトゥラ・リーティア」と表現し、また、彼女の像があるこの公園を「コイトゥラ・パーク」と名付けているのだと思います。

 さて、カイレさんは、私たちをどこに案内しようとしているのでしょうか?
 パルヌの散策を大いに楽しんでもらおう!というこのとのようですが、女性が大好きな手工芸品の工房に案内していただけるようです。

 私たちは、コイトゥラ・パークがあるクニンガ通りからHospidaliという通りを北に向かって歩きはじめました。
 やがて、Ruutlaという通りと交差しますが、ここを左折(西方向)すると多くの人々が行き交う繁華街のような光景が待っていました。



   <Ruutla通り>

    <同じ通りの街並み> 

 Ruutla通りをさらに進んで行きますと、やがてPuhavaimuという通りとの交差点(北側と南側の交差点が少し離れている。)につきますが、この場所からの光景が次の2枚の写真です。


   <Puhavaimu通りの南方向>

    <Ruutla通りの西方向>

 この交差点のPuhavamu通りでは、写真の右側に写っているSoorikudと表示されている店など多くのカフェが並んでいるようです。また、Ruutla通りでは、左側に写っている黄色の建物に表示されているArt・Kvartaという看板が印象的でした。

 Ruutla通りをさらに西に進んで行きますと、Nikolaiという通りとの交差点につきますが、ここでもこの通りの左右(南北)に印象的な光景が待っていました。



  <Nikolai通りの北方向>

   <Nikolai通りの南方向>

 まず、交差点からNikolai通りの北方向を見ますと、LEHTKLAという店の看板が手前に、その先に教会の尖塔のような建物が見えます。
 でも、この建物は、教会ではなくUusという通りの先にあるTown Hallという建物の尖塔のようです。
 続いて、右上の写真に写っている大きな尖塔の建物ですが、赤い塔が印象的なバロック様式のエリザベート教会(St.Elizabeth’s Church)です。
 1744年に時のロシア女帝エリザベートが資金を出して建設がはじまったことからこの名がつけられたそうです。
 内部には、黒い十字架のレプリカや、エストニアでも最高のオルガンが備え付けられているそうですが、見学しませんでしたね。

 Nikolai通りを北に進んでいきますと、Uus通りと交差しますが、この通りを左折しますと、先ほど申し上げたParnu LinnagaleriliやTown Hallという表示がある建物があり、また、1764年にロシアのエカテリーナ2世が建築を命じたというエカテリーナ教会が見えてきました。


  <アートギャラリー>

    <エカテリーナ教会>

 この教会は、英語表記では、St.Katherine Orthodox Churchとなっていることから「聖キャサリン教会」とも呼ばれているようです。

 また、タウンホールは、観光案内所になっているのでしょうか?Parnu Linnagalerili(アートギャラリー)という表示の建物と同じ敷地にあり、入口は別になっているようです。
 なお、塔のほか赤い屋根と黒灰色の壁の建物がNikolai通りに面しているタウンホールで、黒い屋根に黄色の壁の建物がUus通りに面しているアートギャラリーです。

 さあ!ここから向かったのが、カイレさんが最も案内したかったというMaarja-Magdaleena Gildという建物です。



Maarja-Magdaleena Gild

   <正面の入口>

 この建物の場所は、エカテリーナ教会やアートギャラリーが面しているUus通りを東方向に歩きますと右側に見えてきます。

 こういうところが好きな方は、女性が多いのでは?と思いますが、織物、陶芸、ガラスアート、フェルト、編み物などの個性的な作品に出会えるところだそうです。
 しかも、建物の中にはたくさんの部屋があって、それぞれの作家の製作風景を見せてもらえるといいますから「工芸店、工具店」とでもいったらよいのでしょうか?
 それでは、写真だけは数多く撮影しましたので、ご覧いただきましょう。

     
   
   

 本来ですと、写真の下に簡単なコメントを書くべきなのですが、どういう作品を展示してるのか小生には「さっぱり」分からないものでから省略しました。

 だからでしょうか!小生はすぐに飽きて外に出てしまい、一人だけなのにカイレさんに無理に案内していただいた建物があります。
 見学途中で中座したということですが、我が儘ですね。どこに行きたかったのか?ですが、地球の歩き方で紹介されていた「レッドタワー」と呼ばれている14世紀の騎士団時代から残る唯一の城壁の塔です。



  <レッドタワー>

   <人間型の案内板> 

 カイレさんによれば、「どうしてこの建物が海外で紹介されているのか?」というような話をされていました。
 レッドタワーの場所は、東側のHommikuという通りから見学するのが一般的のようですが、私たちが訪問していたMaarja-Magdaleena Gildは、レッドタワーの西にあるものですから、まず、Uus通りを東に向かい、Ruhavainuiという通りの交差点に向かいました。そして、その交差点を真っ直ぐに進みますと、Hospidaliという通りに突き当たりました(丁字路)。
 分かりやすく書きますと、工芸品店の前の通りを東に進んで突き当たりを右に曲がる、ということですね。
 すると、通りの左側の狭い通路の先に赤い丸型の屋根が特徴のレッドタワーがあったということです。
 折角いったのに、建物の中を見たのか?という疑問が沸くと思いますが、写真のようにちょこっと見ただけでした。
 2階建ての建物で、両階ともカフェになっていて、1階で飲み物や食べ物を買い、2階でくつろげるようになっているとのことです。








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 このページ(No.16)は、「歴史と海と太陽の町」エストニアのパルヌにて観光と散策を楽しんだ様子を掲載しています。