ルーマニア・ブルガリア大周遊17日間の旅行記 <2012.10.16(火)~11.1(木) (株)ワールド航空サービス> ~旅行4日目・10月19日(金) 今日も快晴~ |
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No.7
このページも最初が昼食で恐縮です。
場所は、カザンラクのPALASというホテルのレストランです。今夜は、黒海のネセバルのホテル(ソル・メリア・ベイ・マーレ・ホテル)に宿泊する予定ですから昼食のために寄ったホテルです。。
プロブディブからカザンラクまでは、北に向かって「カルロヴォ」という町で右に曲がって東へ進むいうコースで地図で計測すると250㎞以上ありそうです。
でも、レストランには13時15分頃到着しましたので、出発から2時間ぐらいで到着したのですから、バスは100㎞以上の猛スピードを出していたことになります。おかしいですネ!きっと地図の表示が間違ってるのだと思います。
ところで、この昼食では嬉しいことがありました。ソフィアの事件が全面的に解決しましたので、このホテルで乾杯しました。
グヤーシュスープ |
これは何? |
ポテトグラタン |
チーズケーキ |
左上の写真は、12時20分頃バスから撮影したプロブディブからカザンラクまでの一光景、右はレストラン到着時のものです。
それよりも、味の評価ですが、メモが残っていないので何とも言えません。また、写真はありませんが、食前酒としてレストランのサービスでチェリー酒が出ました。
料理名は、グヤーシュスープ、ポテトグラタン、フルーツの入ったチーズケーキとなっています。
グヤーシュスープは、小生のメモでは、トマトとジャガイモ、鶏肉のスープとなっています。
左から2番目の白い牛乳のような飲み物?小生のメモでは「ジャガ、こめの・・・」となっていて不明です。
味としては、「全体に美味だった!」という僅かな記憶が???
さて、昼食が終わりますと、カザンラクで世界遺産になっているトラキア人の墓などを見学する予定ですが、その前に「カザンラク」という町について簡単に説明しておきます。
皆さんは、ブルガリアの名物といいますと何を連想しますか?という話をトップページでしましたが、その中になかった名物がカザンラクにあるのです。
それは「バラ」です。
カザンラクとは、バラを加工する際に使う「銅の釜」を意味しているそうで、バラ祭りの日にはヨーロッパや日本から大勢の観光客が訪れます。また、イタリア、セルビア、マケドニア、トルコなどの舞踏団がきらびやかな民族衣装をまとって音楽舞踏を演じたり、世界各国の人々が入り乱れて手をつないで踊るなど、バラを祝して賑やかな行事があるそうです。
私達が訪問した時季は10月でしたから、カザンラクでのこうした楽しい行事に体験できなかったのが残念でなりませんでした。
しかし、カザンラクにはバラ以外にバラ博物館や、カンザンラク・クラタ民族博物館などがあり、そして、今回の旅行で訪問することになっている世界遺産の③トラキア人の墓がありますので、バラの季節ではなくとも十分、楽しめると期待していました。
ところが、時間がないためかも知れませんが、トラキア人の墓以外を見ることはありませんでした。
小生は、ワールド航空サービス社の日程表に「トラキア人の墓など」となっていましたので、ちょっぴり期待していたのですが、残念です。
こんな風に書きますと、トラキア人の墓も期待できないのではないか勘ぐってしまいますが、結果は後述するように、素晴らしい文化遺産だったのです。
小生のメモには「世界がっかり遺産?」などと大変、失礼なことが書いてありましたが、小生の勉強不足を恥じ入るばかりです。
まず、トラキア人の墓までの足取りですが、左の写真のように「トュルベト」という公園内にあり、階段を上っていきましたので小高い丘になっているのだと思います。墓の近くになりますと、右写真のように土地が平坦で建物もありました。しかし、この建物は管理棟のようで、もうしばらく行きますと、墓の入口が見えてきました。
入口の雰囲気は謎めいていて、大いに興味をそそられてしまいます。 問題は中で「保存状態が極めて良い」とのことですが、紀元前4世紀後半から3世紀頃に描かれたトラキア人のフレスコ画があるのです。 何が書いてあるのかですが、戦闘場面や葬送儀礼の様子が色鮮やかに描かれています。 実際にいってみますと、非常に狭い丸い空間に絵が描いてあって、紀元前という大昔にこんなものを書いたのですから「驚き!」です。 でも、あまりにも短い見学時間で 「じっくり」見ることが出来なかったのが残念でなりませんでした。 |
このような古い文化が表現されているのですから、世界遺産にはなるべくしてなったといえますので、小生の先ほどの感想は間違っている!と思います。
ところで、フレスコ画の写真がないのか?ですが、写真撮影は5レヴァ(約250円)が必要で、パンフレット(2レヴァ、約100円)も売っていました。
幸い、かみさんがパンフレットを買いましたので、その中の一部を掲載します。
紀元前4~3世紀にこのような文化的な生活をしていたのですから「人間はたいしたものだな!」と感嘆してしまいます。
そういえば、もっと古い日本の縄文時代や弥生時代の文化も世界に誇れる素晴らしいものである、というような話を聞いたことがあります。
また、古代史に人生を懸ける人がいるという話を「ばかばかしい!」ではなく少し理解できるような気がしてきました。
このトラキア人の墓の観光時間は、1時間弱だったと思いますが、帰り道のお土産売り場近くで地元の子供たちと束の間の交流ができました。ブルガリアの子供たちも笑顔が一杯で私達が元気づけられたものです。
さて、次は本日の宿泊地ネセバルに向かいます。
カザンラクからは400㎞以上もある長い長いバスの旅が待っていました。
途中、中間地点ぐらいにある「スリヴェン」という町のガソリンスタンドでトイレ休憩です。
撮影した本人は、全く記憶にないのですが、ガソリンスタンド内の店にブルガリアの象徴ともいえる「バラ!」が咲いていたのですね。 でも、写真をよく見ると、店の中ではなく外のようにも見えますネ。どちらにしても「ほっと」する光景です。 |
このガソリンスタンドを出発したのが16時30分ぐらいで、ネセバルのホテル(ソル・メリア・ベイ・マーレ・ホテル)に到着したのが18時30分ぐらいでしたから、約2時間バスに揺られたことになります。「ああぁ、おしりが痛い!」
これでこの日の行事はすべて終了!といいたいところですが、肝心な夕食の報告をしていませんでした。
「もう見たくない!」という声が聞こえそうですが、大変、面白い体験をしたので、話だけでも是非、お聞きくださいませ。
といいますのは、この日の夕食は宿泊するホテルのレストランで、食べるものは「ビュッフェスタイル」となっていました。わかりやすくいえば「お好きなものをどうぞ!」ということで、日本のホテルでもよく見かける食べ方です。
ところが、この日は地元の大きな集まりでもあったのでしょうか?人が大勢いて私達が座る席がレストランの外だったのです。
小生は、鈍いものですから、「ここは、バカに人が行ったり来たりする場所だな!」ぐらいにしか思わなかったのですが、それもそのはずで、座った場所は、なんと!エレベータ前の階段下だったのです。
温厚な性格の小生も、これには呆れてしまい内心、憤慨したものです。
なぜ、そうなったのか分かりませんが、私達が席に着いたのが遅かったため、変な席なってしまった、ということだと思いますが、いわば、廊下に椅子とテーブルが用意されていたのですから、ホテルとしては分かっていた話だと思います。
それでも、肝心な味の方が良ければ、気持ちが晴れたと思うのですが、建物の見た目の良さや、料理の種類の多さに期待しすぎたのか「いまいち!」という感じでした。
まぁ、こういうときは、酒でも飲むに限ります。幸い、飲み物は飲み放題でしたから、ワインの赤と白をたっぷりいただきました。
というような貴重な体験をしたのですが、言い忘れたことがあります。
その一は、ワールド航空サービス社に文句を言っているのではないこと。
その二は、レストラン内の席が空いた時点で移動したこと。
その三は、そのお陰で食事終了後に2階?で40度のチェリー酒をいただいたこと。
左の写真は 到着時のホテルの外観で、右が夕食です。 写真が小さいので、見えづらいのですが、色とりどりで「美味しそう!」ですよね。 撮影時刻は20時を過ぎていました。 |
ホテルのドタバタはつまらない? でも、このホテル設備が豪華なのですよ。 部屋などの評価については、次のページ(10月20日・No.8)で申し上げますが、到着後、部屋から撮影したプールを額に入れてご覧いただきましょう。 |
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