ルーマニア・ブルガリア大周遊17日間の旅行記
 <2012.10.16(火)~11.1(木) (株)ワールド航空サービス>

       ~旅行10日目・10月25日(木)  曇り後晴れ~





                                 No.18

 ワールド航空サービス社の日程表では、シギショアラの主な見学先として「ドラキュラの生家(ヴラド・ドラクルの家)」があがっていますが、前ページで掲載し、また、今夜の夕食も生家で食べますので、その時にレストランの様子をお伝えします。

 シギショアラからは、ピエルタンまでは南西へ30㎞弱ですが、ホテルをバスで11時頃に出発して約1時間の12時くらいに到着しました。その間の光景は「これ!」といったものがなかったのですが、妙なことが写真に残っていました。


 <シギショアラからの風景>

   <道路工事の様子>

 「妙なこと」とは、上の写真ではなく、ピエルタンの要塞教会に到着した時に入った建物が
LIBRARIE・BOOK SHOPとなっていて、その1分後には建物の階段を登っていて、さらに1分後には敷地が黄色の落ち葉で埋まる要塞教会の庭に到着していることです。
 ということは、LIBRARIE・BOOK SHOPという表示があった建物は、要塞教会の入口だということになるのです。皆さんから「何を訳の分からないことを言ってるのか?」というご指摘を受けそうですが、恥ずかしながら、入口が記憶から抜け落ちてしまっているのです。


 
LIBRARIE・BOOK SHOPが要塞教会の入口?

   <建物中の階段>

  写真の記録によれば、左写真の撮影時刻が12時03分、右写真が12時04分となっています。
 そして、12時05分には、要塞教会の庭で黄色に染まった景色を眺めているのです。
 「記憶にない!」という話は政治家の世界だけだと思っていたものですから、本当に驚いてしまいます。
 でも、不思議なことに教会の外観と内部の様子は鮮やかに記憶に残っています。


 
 <要塞教会を染める黄葉>

 <紅葉の美しさに感激!>

 教会の黄葉がいかに素晴らしいものか写真からも伝わってきます。
 肝心な要塞教会の建物が分からない?要塞から見えた赤い屋根が連なるピエルタンの様子もご覧いただきます。



   <教会の建物>
 
 <教会から見えたピエルタンの街>

 私達は、裏側からこの教会に入ったようで、落ち葉が舞い散る通路を左に回りながら、教会とピエルタンの街を見学しました。左方向にある要塞教会正面の敷地には、人がゆったり歩けるような大きな通路(左下写真)や教会の見張り塔のような三角の屋根がついている建物などがありました。

 なぜ、この教会を見に来たのか?ですが、ここが世界遺産に登録されているからです。 
 このような要塞教会は、この地域にいくつもありますが、三重の壁に囲まれているのはここだけだそうです。
 このように周囲を分厚く高い壁で囲んだ理由は、オスマン朝の襲撃に備えたものだといいます。

 なお、見張り塔のような建物は正面から見ますと、左右に2つの建物があり、奥の見張り塔には修道女でしょうか?何かを語らっているような姿の人形が置かれていました。オスマン朝時代という厳しい時代に生きた人々を描いているのでしょうか?


<手前の見張り塔>

 <奥の見張り塔>

 <何を語らっているのでしょうか?>

 「手前だ!奥だ!」と言っても分からない!?そうですね・・・後ほど要塞教会の全体が分かる写真を掲載しますが、正面から見て右側の建物が「手前」で、左側が「奥」ということになります。

 なお、奥の見張り塔には観光用だと思いますが、建物の外側に木造の階段が設置されていました。
 好奇心旺盛な小生は、三人の勇気ある女性とともに階段を上り、さらに高いところからピエルタンの街を眺めたのです。もちろん、下の皆さんから記念写真を撮っていただきました。


 さて、次は教会の中の見学です。

 と思ったのですが、見張り塔から見た街並の写真がありましたので、掲載してみました。
 このあと、教会の中に入るのですが、敷地を一回りしたようです。
 教会の中は撮影禁止のところが多いのですが、ここはフリーでした。

 教会内部の正面には、縦長の窓とキリストなどが描かれた彫刻の楯(イコノシスタス?)が置かれていました。また、反対の後ろ側にはパイプオルガンでしょうか?
 見学時間約10分という短いものでしたが、こぢんまりとした内部は、厳かで静かな空間が広がっていました。



 <教会の正面>

 <キリスト像など>

 <パイプオルガン> 

 このあと、教会の中をでますと、トンネルのような空間や、のぞき窓、さらに、時計がついている細長い見張り塔のような建物(裏側にある三つ目の塔)などを見学して、昼食のため教会近くのレストランに向かいました。
 ところで、ここでは、細長い建物を勝手に「見張り塔」と言いましたが、このような建物は,いくつあるのでしょうか?写真で確認出来た数は、5つですが・・・


 
 <トンネル?>

 <壁ののぞき窓>

 <三つ目の見張り塔>

 昼食のレストランは「UNGLERUS」という店です。
 メニューは、「自家製パスタの入ったチキンスープ」、「子牛肉のグヤーシュ(煮込み料理)」、「自家製チーズパイ」となっています。


 <レストラン「UNGLERUS>

 <チキンスープ>

 <パプリカ酢漬け>

 <子牛肉のグヤーシュ>

 <チーズパイ>
 レストランの建物も風情がありますよね!
 味ですか?どれも見た目は悪くないのですが、チキンも子牛肉もチーズパイも
「イマイチ」でした。
 なお、メニューになかったパプリカの酢漬けでしょうか、この料理に対する評価はありませんでした。

 楽しいレストランでの団欒が14時ぐらいに終了しますと、この後はシギショアラに戻りますが、ピエルタンの三重の要塞教会の全体像が分かる場所から写真撮影をしました。



     <世界文化遺産のピエルタンの要塞教会>

 シギショアラには15時10分ぐらいに戻って、まず、ホテルのベッドで一休みして、16時から街をブラブラと散策することにしました。
 小さな街で午前中に見てしまったところがあり、また、どこを見たら良いのか分からないこともあり、ローマカトリック教会の方向(北)に向かいました。



  <ホテル近くの土産物屋>

    <修道院教会>

   <市役所>

   <美しい!正教会>

 「ブラブラ」の割には面白い光景が写真に納めることができたと思います。
 特に、
修道院教会と市役所、正教会は、シギショアラの案内には欠かせないのかもしれません。
  さて、次は18時にホテルに集合してヴラド・ドラクルの家(レストランCASA VLAD DRACUL)で夕食です。
 メニューは、
 ・野菜の入ったトマトスープ(ピーマン、トマトのチーズ和え)・・・酸っぱいが
「美味」
 ・赤ピーマンの肉詰め(トマトソース)・・・
美味しくいただく!
 ・アイスクリーム ベリーソース・・・
香りがあるアイス「Good!」
 となって、全体に美味しくいただきました。「
赤がテーマの料理」となっているようで、そのため、珍しく小生も赤ワインを2杯もいただいてしまいました。


  <トマトスープ>

 <赤ピーマンの肉詰め>
 
  <アイスクリーム>

  料理も良かったのですが、ドラキュラの姿をした支配人?が出てきて雰囲気を盛り上げていただきました。 これもワールド航空サービス社の演出でしょうか?
 その写真もご覧いただきましょう!


  <ドラキュラだぞ!>

  <ヴラド・ツェペシュ像?>

 <ここで吸血鬼ドラキュラの勉強>
 
ブラン城の初代の王様がワラキア公ヴラド1世です。
 ヴラド1世の子供がヴラド・ドラクルという方で1431年から35年の4年間、ハンガリー王によってシギショアラに幽閉されていました。
 ヴラド・ドラクルの子供が「串刺し公」といわれたヴラド・ツェペシュでシギショアラのこの家で生まれています。
 あのドラキュラのモデルとなったのは、ヴラド・ツェペシュですが、ドラキュラという名前は父親のヴラド・ドラクルに因んでいるようです。


 明日(26日)は、シギショアラから次の宿泊地
バイア・マーレに向かうことになっています。途中、シク村というところの民家で昼食をいただく予定ですが、昼食以外はバスでの移動が長い一日になりそうです。
 そうなると、ブルガリアのマダラの民家(農家)で経験したような楽しい食事と交流を期待してしまうのですが、果たしてどうなるのでしょうか?







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