ルーマニア・ブルガリア大周遊17日間の旅行記
 <2012.10.16(火)~11.1(木) (株)ワールド航空サービス>

       ~旅行11日目・10月26日(金)  お天気の記録がない~





                                 No.19

  今日は,シギショアラのホテルを8時15分に出発してバイア・マーレに向かいます。
 長距離移動の一日となりそうですが、旅の方も後半戦に入ってきて疲れが出ないかな?我が夫婦はいたって元気ですが・・・
 シギショアラの朝の様子は、特に「これ!」といったものはありませんが、6時45分モーニングコール、7時30分朝食とスーツケース搬出ですから、早めの支度となりました。

 ホテルを予定通り8時15分に徒歩で出発して、城壁外のバスに向かいました。
 シギショアラからシク村までは目算で140㎞ぐらいでしょうか?
 その間、どんな光景が待っているのか楽しみですが、記録が残っていないのです。
 疲れて寝ていた?そうかも知れませんね!



  <シギショアラ出発直後の風景>

  <秋色の沿道>

 出発直後は,「何かないか?」とバスからの見える光景を一生懸命眺めていました。
 右の写真は、8時45分頃撮影したものです。ちょっとぼけていますが、ルーマニアの秋が感じられると思います。
 いきなり、このような細かい描写で恐縮ですが、今日は有名な観光地を見る予定がないものですからご容赦ください。
 10時過ぎにガソリンスタンドでトイレタイムを取りますが、そこまでの光景をもう2枚ほどご覧いただきましょう。



 左の写真は、鉄道の線路(9時頃)を、右の写真は、緑の牧草のような中の建物(9時15分頃)を撮影したものです。
 二枚ともルーマニアの中央部を走る道路から見えた景色ですが、
ヨーロッパの原風景といわれるような、なだらかな丘陵地帯が続いている様子が分かると思います。

 ところで、帰国してから「地球の歩き方」の地図を眺めていましたら、シク村までに名前が書いてある町(村)が2カ所ありました。
 最初が「トゥルグ・ムレシュ(Targu Mures)」という町で、シギショアラからバスで約1時間の50㎞弱の距離といったところでしょうか?
 ここを左折しますと、人口33万人の
クルージ・ナポカ(Cluj-Napoco)やフエディン(Huedin)という町などを通ってハンガリーに向かうことになります。
 次が日本語の表示がない「Reghin」という町でトゥルグ・ムレシュから30㎞弱の町です。
 この町を左折(西北)しますと、シク村に向かいます。また、右方向(東北)に行きますと、スロバキアで耳にした町の名前に似ている「ビストりツァ」という町に向かいます。

 でも、地図を細かく見ますと、トゥルグ・ムレシュからReghin(レギン)に行かずに左折する道があり、その沿線にバルデシュティとかハチウという町などを通ってシク村に向かったのかも知れません。
 なぜ、聞いたこともないような地名のことを申し上げるのかといいますと、シギショアラからシク村までの光景が何という地名なのか知りたいことと「シク村で何が見られるのか」と関係しているからです。

 シク村は、クレージ・ナポカからは北東
(草原地帯でメゼーシェーク地方という)に30㎞のハンガリー人が生活している村ですが、クレージ・ナポカから西方50㎞の範囲にハンガリー人が多く暮らす地域(カロタセグ地方という)とは別な地域です。

 このうち、歌や踊り、衣装、民芸品、室内装飾(これらのことをフォークロアといっているようです)どれをとってもほかにはない特徴のあるものばかりで、ブタペストからその愛好者が多く訪れるのは、私達が訪れるメゼーシェーク地方の
シク村ではなく、カロタセグ地方のクルージ近郊にあるナーダシュ流域の村々だそうです。

 従って、私達は、カロタセグ地方の「きらびやかでとても美しいという衣装」を見ることは出来ないのですが、次にルーマニアを訪問するときにはクルージ・ナポカや近隣の村々を是非訪問してみたいものです。

 しかし、カロタセグ地方のシク村でもハンガリーの伝統的な衣装や室内装飾を見ることが出来ました。後ほどお伝えします。

 話がどの方向に行くのかからクレージ・ナポカを中心としたハンガリー人の生活圏の話に逸れてしまいましたので、シギショアラから約50分走って到着した「トゥルグ・ムレシュ(Targu Mures)」という町に戻っていただいて、その写真をご覧いただきます。

 

 この写真がトゥルグ・ムレシュ(Targu Mures)という町だとなぜいえるのか?ですが、その理由は,次のようです。
 地球の歩き方の地図よりも細かい情報が欲しくて
グーグルの地図で地名を確認したのです。
 そして、地球の歩き方には表示されていない地名を見つけて喜んでいました。
 さらに、沿道の地図をクリックして拡大していきますと、「なんと!」最後にクリックした場所の写真が出てきたのです。
 これには驚いたのですが、自分が撮影した写真と同じ建物が写っていたのですから二度「びっくり」です。
 それが左の写真で、トゥルグ・ムレシュ(Targu Mures)という町だとわかったのです。
 「これはもしかしたら、自分が撮影した場所が全部分かるではないか?」と期待したのですが、残念ながら無理でした。

 ということで、シク村までの光景の写真をこれから掲載しますが、場所がどこなのかは不明です。
 まず、10時10分前後に寄ったトイレ休憩をしたガソリンスタンドと近隣で見えたバス停?の光景です。


 <トイレ休憩のスタンド>

  <地元の方が集まっているバス停?>

 右上の写真は、バスの中から撮影したものですから斜めになっていますが、ルーマニアの生活が垣間見られるのではないでしょうか!地名か不明なことがとても残念です。
 次は、11時20分頃撮影した工場とそこから30分ぐらい走ったところで撮影した紅葉の様子です。



  <煙突が見える工場>

   <珍しく橙の紅葉>
 左上写真の工場の手前に何かの店のような平屋の建物が写っていて、大きな文字が見えています。
 右側の赤い文字は「VULCANIZARE」と書いてありますが、意味は不明です。また、左側の白い文字は「SPALATORIE AUTO」と読めます。
 そんなことより、右の写真は、ルーマニアの美しい秋を良く表現していると思いませんか!

 次は、場所は分かりませんが、12時30分頃2回目のトイレタイムをガソリンスタンドでとって、シク村に向かいました。
 昼食会場のシク村の民家には13時20分過ぎに到着しました。
 まず、バスから見えたシク村のレストラン付近の光景を掲載したいと思います。


 <牛が歩いている!>
 
 <羊が群れている!>

 <レストラン付近にて>

 ところで、本日の昼食はレストランではなく、ブルガリアのマダラのような「民家でアットホームな食事ができる!」と考えていたのですが、民家が経営するレストランだそうです。
 でも、「がっかり」することはありません。
 マダラのように建物の外でいただくのではありませんが、前に説明したようにメゼーシェーク地方に属する
シク村は、ハンガリー人が多く住み、このレストランも食事の楽しみ以外にハンガリーの伝統的な装飾などを楽しめるからです。
 まず、食事を見ていただきます。


 <民家レストラン>
 
 <ルーマニアの馬車?>
 左上の写真は、レストランの建物です。(PENSIUNE SÓVIRÁG→ペンション ソビラグ?)
 また、右側は花柄の装飾と赤い車輪が印象的な馬車が建物の外に展示してありました。

 料理は、左上が小生が飲んだ赤ワイン、右上が
ハンガリーの伝統的スープ(鶏ガラ、味は「まあまあ」)、左下が牛肉のシチュー(牛肉とジャガイモ、味は「まあまあ(ジャガイモは今まででNo.1の味)」)とサラダ、自家製クッキー(味は「これは美味い!」)です。
 

 このレストランに腰を落ちつけた時刻が13時30分で、15時過ぎまで飲み物や食事を楽しみました。
 その後、この店のオーナーの自宅を見学させていただくことになったのですが、その前にレストランに飾ってあったルーマニアの家具などを見せていただきました。
 かみさんが,こういうものが好きで、カメラに納めましたので、いくつかご覧いただきましょうか。


 
 <玄関脇の部屋にあるルーマニア家具>
 
   

 レストランからオーナーの家までは車で10分ぐらいの距離ですが、大勢の日本人が押しかけていきましので、家族の方々は「びっくり!」したのではないでしょうか?
 シク村は、同じハンガリー民族でも前に申し上げたクルージ・ナポカの西方(カロタセグ地方)に住んでいるハンガリー人の衣装や民族衣装とはまったく異なるそうです。

 シク村の人々は、男性はつばの狭い麦藁帽子をかぶり、女性は艶やかな花模様のスカーフとスカート、という伝統的な衣装を身につけている、といいます。
 特に印象的なのは、アコーデオンのようにたっぷりと
プリーツを着けた大きな袖のある白いシャツで、男女ともこれを着けて,日曜日には教会に向かうそうです。

 でも、実際には、イースターやクリスマスシーズンにならないとこの衣装を身につけた人々に出会うのは難しいようです。
 なぜ、このようなことを長々と説明するのかといいますと、このオーナーの家でアコーデオンのような民族衣装を見せていただいたからです。

 ルーマニアでハンガリーの民族衣装を見学したのですから、驚きですね!


  <オーナー宅付近の教会>

  <レストランオーナーの自宅> 
   
 
 左上の写真がこの地方のハンガリー人がイースターなどで着用するという「大きな袖の白いシャツ」ですが、衣装や家具などの色使いが赤(橙)と白が基調になっていると感じました。全体にとても可愛らしくて微笑ましいものでした。

 さて、オーナーの家を15時50分が出発しましたが、後はバイア・マーレのホテル(ガルパティ)に向かってひた走るだけです。
 小生が地図を見た感じでは、「100キロメートルぐらいで、所要時間が約2時間ぐらいかな?」と思ったのですが、実際にホテルに到着したのは18時30分でしたから、2時間40分近くかかったことになります。
 その間、どんな光景が見られるのか楽しみにしていたのですが、小生のメモには「何もなし!18時15分過ぎても着かない!」となっていました。
 それでも、「丘陵を超えたりしながら、秋色の景色と牧草地、そして、その間に道路沿いに住宅が並んでいる街がある。」となっていて、それらの光景を撮影しましたので、何枚かご覧いただきましょう!

 
 <秋色に染まる景色>
 
  <同じく秋色の沿道>
 この写真を見ますと「何と美しい景色なのだ!」と絶叫したくなりますが、「何もなし!」とは「お前の目は節穴か?!」とお叱りを頂戴しそうですね。

 それはそれとして、本日最後の行事である夕食の模様をお伝えします。
 ホテル到着が18時30分ごろで、鍵をいただたときに「夕食はホテルのレストランで、ロビーがある0階に19時15分集合」という話がありました。
 
メニューは
 ・イエローチーズの前菜、サラダ添え
 ・ピーマンやズッキーニの詰め物
 ・アイスクリーム
 となっていますが、40度の焼酎(チェリーだったかな?)が小さいコップに1杯づつサービスがありました。
 女性が多いことから飲まない人の分まで小生がいただく羽目になりました。(3杯も!)
 かみさんは、10レクのビールをいただきました。

 

 肝心な味の方ですが、左の「イエローチーズの前菜、サラダ添え」は「人参とセロリの酢漬け」というメモがあり、
「まあまあ!」となっています。
 また、中央の「ピーマンやズッキーニの詰め物」は、「挽肉(牛?)と米をピーマンで包んだもの」で
「イマイチ(柔らかすぎて何を食べているのか不明)」となっています。
 右のデザートのアイスクリームは
「まあまあ!」となっています。

 さて、明日は、楽しみにしていた「スルデシュティの木造教会」などマラムレッシュ地方の観光です。






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