ルーマニア・ブルガリア大周遊17日間の旅行記
 <2012.10.16(火)~11.1(木) (株)ワールド航空サービス>

     ~旅行13日目・10月28日(日)   雨のち曇り~ 




                               No.22

 昨夜はバイア・マーレの3つ星ホテル、カルパチ(HOTEL CARPATI・319号室)に26日に引き続き宿泊しました。

 本日の予定は、ここマラムレシュ地方を後にして、いよいよ旅の終盤戦にさしかかり、
ブコビナ地方のグラフモール・ルイに向かいます。
 移動日みたいな1日になりそうですが、その間、山岳地帯ですから何か心に残る景色などが待っている!のではないでしょうか?


 バスは、予定通り8時15分にホテルを出発、真っ直ぐにブコビナ地方に向かうと思っていたのですが、マラムレシュ地方が名残惜しいのか?途中、ブルサナという村の女子修道院にトイレ休憩を兼ねて立ち寄りました。
 プルサナ修道院には10時頃に到着しましたが、その前にバスから見えたラムレシュ地方の光景を、まずご覧いただきます。


 
   <まさに秋景色!>

    <牛と羊の放牧>

 ブルサナの女子修道院がどんなところなのか分かりませんが、第一印象は、「大きな駐車場を備えた立派な施設だな!」というものでした。
 ここは、最近造られたものでしょうか?駐車場から右方向の坂道を歩いて行きますと、大きな門が見えてきます。
 
 しかし、「ブルサナ」という文字はどこかで聞いた名前ですね。
 そうです!
世界遺産になっている8つの木造教会の一つです。
 「ブルサナ」は、前ページの6つの木造教会の説明文で最初にでてくる教会で、私達が宿泊したバイアマーレからは55㎞、シゲット・マルマツィエイからは15㎞の距離でした。
 1720年から建設が始まり、1800年に完成ですから最近造られた教会ではなっかたのですが、整備された美しい光景が広がっていることから最近できた教会ではないかという印象が残ってしまったのですね。

 これで8つのうち4つの木造教会を見学することになりました。
 ワールド航空サービス社の日程表では、2つの教会のみを見る予定になっていましたから、本当に有り難いことです。
 特に、「今日は移動日で何もない1日だ!」と思っていただけにブルサナ村の教会見学は、「嬉しい誤算」でした。
 ところで、世界遺産ではないのですが、小生が希望していた
「ボグダン・ボダ(Bogdan Voda)」の木造教会は、ここから近いようです。何とか外観だけでも見ることは出来ないでしょうか?
 
 これらの村の位置関係を理解するために、この近辺の地図を挿入できないのか?グーグルで試してみましたが、うまく機能しないようです。

 さて、ブルサナ村には、私達が泊まったバヤマーレ(Baia Mare)からオクナシュガタグ(Ocna Sugatag)と表示されている村を通ったようです。

 また、昨日、見学したブデシュティ(Budesti)村も同じ方向で、バヤマーレから東(地図の右方向)に目を向けますと、カヴニク(Cavnic)という文字が見えますので、さらに北東(右上)を見ますとオクナシュガタグ村の手前にブデシュティ(Budesti)という地名が見えてきますので、グーグルの地図などでご確認ください。

 話をブルサナ村の木造教会に戻します。まず、駐車場と教会の入口に聳える建物をご覧いただきます。


   <ブルサナ教会・駐車場の様子>

  <教会の大きな門>


 右の写真は逆光でしょうか?出来が悪いのですが、中央の通路の門と左側に広がる景色を見ながら歩いて行きますと、右側にメインの教会があり、また、大きな敷地の中に建物が散らばり、さらに、歩道と花壇が整備されていて、まるで公園のようでした。
 今まで見てきた木造教会とは、この点が大きな違いだと感じました。

 私達が到着した時間には人影がまばらでしたが、段々多くの人が訪れてきました。
 教会の中では、ミサがあり、素晴らしい歌声が響いていました。
 小生は、「ミサの邪魔をしてはいけない!」ということが気になって、1700年代の美しい絵をじっくり見る余裕がありませんでした。

 ここには10時到着、11時出発ですから約1時間の滞在でしたが、公園のような景色を「パチパチ」と撮影したものです。
 その何枚かをご覧いただきましょう。

 
    <薄茶色に輝くブルサナ教会>

   <かみさんの傑作?>

   <同じく!>

 もっと公園化された雰囲気の写真が見たい? そうですね?左上の写真は、ミサが行われた教会ですが、敷地への入口の門が付いている建物も立派なものでした。

   <敷地内に整備された建物や通路などを見ると、まるで公園のようです!>

 それにしても、この教会は、綺麗に整備されすぎて観光地化していると感じたのですが、以前はもっと素朴な雰囲気があったのではないでしょうか?


 次は「ボティザ村」というところで楽しい昼食です。
 小雨の天気でしたが、レストランというより、民家のような家でご馳走になり、また、食事が終わってからは、2階で手作りの民族服などを見せていただきました。
 11時40分ぐらいに到着して、13時15分ぐらいまで滞在しました。
 なお、ワールド航空サービス社が作成したメニューでは
「ボティッツァ」「PENSIUNEA SIGHETEANAにて」となっていて、どちらの名前が正確な村の名前なのか分かりませんが、いずれにしても舌をかみそうな名前の村ですね!
 また、Tさんのメモでは「学校の先生である
マリアさん宅にて昼食。」となっていて、すべて自給自足の家庭料理だそうです。。

 
 <昼食会場に入るツアー仲間>
 
  <料理を運ぶマリアさん!>

 普通のレストランだと思っていましたので、個人の家で歓待していただいたのですから驚きです。どんな料理がでてくるのか楽しみですね!


  <にっこり微笑むマリアさんご夫妻>
     運ばれてきた料理は、左上のサワースープ、右上の豚肉料理、左下のクレープの3品です。 

 小生の独断と偏見による味の評価は、野菜スープ(サワースープ)が「美味!」、葡萄の葉包み(豚肉料理)などが「まあまあ(食べやすい)」、クレープが「イマイチ」でしたが、この地方独特の素朴な料理をいただいたと思います。

 ところで、食後に見学した二階の様子が知りたいという声が聞こえそうですね。その様子を撮影した写真はあるのですが、ツアーメンバーの美顔が「ばっちり!」と判明するものばかりですので、誠に残念ですが、掲載できないのです。

 さて、この後はバスでブコビナ地方のグラフモール・ルイのホテルに向かったのですが、その途中、またまたTさんのご配慮で小生が希望していた「ボクダン・ボダの木造教会」を見ることが出来ました。
 しかも、道路脇にバスを停めて、そして、バスから降りて写真撮影するというチャンスをいただきました。
 なぜ、小生がこの木造教会を知っていたのか?ですが、ユーラシア旅行社のツアーではどんなところに行くのかな?と思い、同社の日程表を見ましたら「ボクダンボダの木造教会」というところを見ると書いてあったからです。
 従って、小生は、この教会がどのようなものなのかまったく知りませんでしたが、「見たい!」という希望を申し上げてしまったのです。


  <ボクダン・ボダの木造教会>

  <教会の反対側にある彫像>

   <教会の手前の電球とともに>

「ボクダン・ボダ(Bogdan Voda)の木造教会」は世界遺産ではありませんが、この教会の歴史や文化的価値などの情報が手に入りませんので、コメントできません。

 さて、ここを見学した後は、美しい景色が広がるというブコビナ地方に向かったのですが、雨のためガラスが霞んでよく見えませんでした。残念ですね!
 その間、14時20分にガソリンスタンドでトイレタイム、そして、16時頃に霧なのか霞なのか分かりませんが、雲霞に覆われた峠(Tさんのメモでは1416mのブリスロップ峠)で2回目のトイレタイムを取りました。
 ところが、この峠にある茶店?が閉まっていてトイレが使えない事態になりました。
 
「さぁ、どうする!」となるところですが、ノープロブレムです。青空トイレを楽しめばいいだけのことです。「男は良いが・・・」などと心配することもないようですね?


<1回目のトイレタイム・ガソリンスタンド>

 <2回目のトイレタイム・峠の茶店?> 

 「これで本日の予定はすべて終了!」と言いたいところですが、ホテルでの夕食が待っています。
 それにしてもグラフモールまでは遠かったですね!何しろ、16時15分頃霧の峠を出発して,ホテルに到着したのが19時20分頃でしたので、2時間以上バスに揺られていたことになります。
 ところで、小生は昨日から尾てい骨が痛くて閉口しましたが、傷みを和らげるために今日はバスの椅子に前屈みになって座っていました。
 その間のバスから見えた光景を2枚ほどご覧いただいてからホテルでの夕食の状況をお話ししたいと思います。


 <ブコビナ地方ではない?16時50頃>
 
 <明日の天気が良くなる予兆>

 夕食は、19時30分からホテルのレストランでです。今では「ビュッフェスタイル」というそうですが、小生などは「バイキング」と言ったほうが分かりやすいと思います。
 要は、レストランが用意した料理の中から自分の好きなものを好きなだけ選べるという利点があります。

 写真はありませんが、まず、飲み物です。
 小生は、
赤ワイン(10レイ)を2杯、かみ
さんは、
ビール(8レイ)をいただきました。
 味のコメントですが、右上の鶏ガラスープは

美味い!」
、その他の「豚肉」「鶏肉」「赤い
(パプリカ)数漬け」「ジャガイモサラダ」「青い葉(レタス?)」などなども
「美味い!」となりました。
 肉の揚げ物が多い?小生の好みがばれてしまっ
たようですね! 
   

 次に、グラフモール(・ルイ)のホテル、ベスト・ウェスタン・ブコビナですが、明日の観光の目玉である「5つの修道院」を巡る基地として2泊する予定です。
 食事以外の部屋の状況などはどうだったのか?については、グラフモールの朝として次のページ(10/29)でお伝えします。
 なお、残念ながらホテルの写真を撮影していませんでした。


 大変、重要なことを申し上げるのを忘れていました。なんと!本日から標準時間になるというのです。
 ル-マニアも他のヨーロッパの国と同様にサマータイム制度をとっているそうで、昨日までが夏時間で今日から標準時間となりますので、1時間、時計の針を戻す必要があるというのです。
 昨日、時計をそのままにしておきますと、本日の8時30分出発は、時計の上では9時30分出発ですから勘違いを起こしかねませんネ。






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