No.7

     8月4日(月)ラ・マンチャ地方

昨日、バレンシアのエキスポバレンシアホテルに着いたが、今日はどんな予定なのか?日程表で確認しました。
 バレンシアでは何もしないで、ここから275㎞もあるラ・マンチャ地方に寄って、その後、ラ・マンチャから280㎞のグラナダへ向かうそうです。
 何のためにバレンシアへ来たのか疑問でしたが、バルセロナからバレンシアまでは900㎞以上あるのですからこと、また、途中のラ・マンチャ地方で風車やドン・キホーテの旅籠を見るため、ということのようです。でも、バレンシアにも見るべきものがあるはずで、もったいない限りです。

 今日のモーニングコールは6時30分、荷物回収7時15分、朝食7時、ホテル出発が8時です。
 先ず、ホテルの地下で朝食ですが、肉とパン、そして果物だけという寂しい内容です。飲物が少ないし、コーヒーは自販機のようにスイッチを押してカップに注ぎます。肝心な味?ハムは「まあまあ」、ソーセージは「不味い」、野菜は朝から食べるという習慣がないのか見あたりません。もう見たくはないかも知れませんが、バレンシアの大型ホテルの朝食がどんなものか、ツアー選定の参考になりますので・・・と思ったのですが、いくら探しても写真が残っていませんでした。

 そうそう、私たちが食べていると、添乗員さんがやってきて、パン1枚だけを食べて行ってしまいました。(大丈夫でしょうか?)

 ところで、朝食の前にスペインに来て初めてシャワーを使って身体の掃除をしました。朝早く目覚めたおかげで「ゆったり」と頭から足の先まで洗うことが出来ました。

 バレンシアの観光の話ですが、川田さんの話ではバレンシアは観光地になっていないそうで、見るべきところはなさそうです。

 さて、朝からラ・マンチャに向けてバスに揺られたのですが、バスから見える景色は、丘陵地帯が延々と続いていました。そこには、背の低いブドウ(ワイン用)が植えられていますが、8月の真夏の太陽を浴びて品質の良いワインができるのでしょう。
 でも、熱い!というイメージが強すぎて「スペインは乾いた大地なんだ!」という印象が残ってしまいました。


  高速道路をひた走る

  風力発電

  ブドウ畑


 写真が見づらい?動画を静止画にしていますので、ご容赦ください。
 中央の写真は、日本でも見られるようになった風力発電施設です。右側はブドウ畑で、樹木が少ない!と感じました。

 約2時間走ってトイレタイムがありましたが、国土が広いのですね。その間、日本のようにどこにでも家があるという風景が見られないのです。
 この殺風景な中にも、所々でひまわりの花が寂しそうに咲いていました。

 トイレタイムのドライブインのそばにも、ひまわりの畑がありましたので、かみさんなどは、これを見に畑に入っていきました。
 スペインのひまわりは、6月が最盛期のようで、一面に黄色い花が咲き乱れているそうです。
 ところで、ひまわりは。元々スペインにあった植物ではなく、コロンブスがイチゴやジャガイモなどとともに北アメリカから持ち帰ったものです。
 スペインの乾いた大地に「ピッタリ」な「ひまわり」ですが、黄色い花が美しい!という理由だけで植えられているのではなさそうです。花の種から油をとっているのです。
 また、この時期のアンダルシア地方は、土が赤茶けていて、水分を多く含んでいるように見えますが、雨がまったく降らないで乾いています。このため、小雨、高温に強い「ひまわり」、「ぶどう」、生産量が世界一といわれるオリーブが植えられているということです。

 作物の話はこのくらいにして、イタリアで食べたオリーブの酢漬けが忘れられない小生は、ドライブインで瓶詰めを見つけましたので、「買いたい!食べたい!」と思ったのですが、買えないのです。
 サイフは、かみさんが管理しているからで、「買いたい!」と言ったのですが、返事は案の定、NOでした。


  ドライブイン

  茶色い土とひまわり

 ドライブインでしばしの休憩の後は、昼食会場となっているドン・キホーテゆかりに「旅籠」に行くのかと思っていましたら、「白い風車」が印象的なカンポ・デ・クリプターナに向かいました。
 「そろそろ着きますよ。」というアナウンスがあったものですから、お目当ての風車が大きく見えてくるものと思っていたのですが、なかなか見つかりません。そのうちにバスはホコリっぽい丘陵地帯を登り始めました。
 そして、白い風車が見えてきたのですが、第一印象は「小さいな!」でした。
 でも、段々近づいていきますと、「なるほど!」と頷けるものでした。



次のページ(No.8) 前のページ(No.6) スペインのトップページ